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椰子がなくちゃ 生きていけない
椰子がなくちゃ生きていけない あなたと
こんな遠くまで きてしまった
思えば あの夏の日暮れから
ふたり みだらな夜気の果実に包まれて
あんなこと こんなこと してきたけれど
私の心は 息苦しく
固い殻に 爪たてる
せめて光を 暗い月のはしっこを溶かす 光をください
ボタンのように並ぶ 窓灯り あそこまで走ろう
かけちがえないうちに 早く 早く
砂に撒かれた水着 拾い集め
ボタン穴のような 明るい夜に逃げこもう
愛されて さみしがるひとじゃ お手上げだ
椰子がなくちゃ生きていけない
あなたのこと 大好きだったよ
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