KIDDIES
  CARNIVAL
   
 
 

 ↑モノクロームの兵隊
←たたずむ子の背中に太陽の精   
 
 
 まあるく黒い額のひとつひとつに銀の雫。
 そのひとつぶ ひとつぶに凝縮された
 小宇宙。
 雫は踊り 鼓動のドラムを叩くよ。
 真昼の星空を宙がえる
 カーニバルは はじまるよ。
 うまれてから いちばん大切なときを
 今 破裂させんと。


こどもたちのカーニバル

衣装を買えなかったきみは ちいさなてのひら
舞台のふちにひっかけ 静かに見ていた。
今日だけは 遠いところに行ってしまった仲間を
空の高さまで 見送った。
その額にもまた 星々のかなしみ。
きみは泣く。 嘆きでも 怒りでもなく。
そこにいることを 泣くのだ。
そこにいないことを 泣くのだ。

そうして 新しい宇宙へと 押しだされていく。
祭りは 瞳に こんこんと 流れゆく。 

 

           

 
緑のわっかの中
       
 
木を背負ったちょうちょの女神 
Port of Spain, Trinidad     


n e x t h o m e island dreams