Jun 2009 (1)



2009.6.14 (Sun) in NY  ★★

雨上がりの灰色の空をカモメが飛んでいく。カモメって、海辺で見るときは、押しの強さに「ふうんカモメねえ」と右下がりの感じなのに、都会で見ると「おやカモメか」と、右上がりにやや嬉しい。 水辺が近いってことをしらせてくれるからだろうか。いろんなことを「忘れたふり」しちゃってるこのごろ。本当はすぐそこにあるのに。ブログをたくさん更新してみたりするのも、「ふり」の一部か。 ふりふり。「寝台、浴室、その他」の店でステンレスの入れ物をたくさん買う。見ないふりしているすべてを、箱んなかに入れてまえ。


◆晩ご飯はFresh Directのバッファローウィングス。セロリと甘いヴィダリア・オニオンにつけるディップはブルーチーズドレッシングといきたいところだが、カロリーを気にして(こんなとこで気にしてもどうにもならんが)、ベジネーズ、ヨーグルト、山羊チーズで。
◆親方作のライ麦パン。もう一つには黒オリーブを入れて焼いていた。
2009.6.13 (Sat) in NY  ★★★

朝起きたら喉がひりひり。それなのに昼ごはんにキムチと実山椒佃煮を食べたらますますひりひり。ひりひりした喉で、楽天の「青実山椒」に見入る。いま買って送ってもらうか、日本帰国まで待つか…。 おとなになると、悩みは尽きない。しかも諸般の事情でおとな買いのなかなか出来ないおとなはなおつらい。Sakayaさんにて、伝衛門純米吟醸の一升瓶、くどき上手の四合瓶@E.Village。リックさんに、酒輸入業界のおもしろさ複雑さなど訊く。 食べ物、酒にかかわらず、なにかに愛情を持っているひとの話を聞くのは楽しいなあ。それが酒だったら、なおさらじゃ。


◆昨日の晩ご飯はチョウザメ燻製のせサラダ(自家製スプラウト!)、ババガナシュ(茄子ペースト)、タブーレ、スコーダリア(じゃがいもペースト)に鶏とネギとベイビーコーン炒めにピタパン。
◆本日はムール貝のマサラワイン蒸し(リーク、セロリ、にんにく炒めて水とマサラワインに塩胡椒で蒸す)。水菜とスプラウトのサラダ、親方作のオリーブ入りライブレッド。
2009.6.11 (Thu) in NY  ★★

ゲラ観念、相模原市の慰霊塔を舞台にした話。でも子供のころの私たちは、忠霊塔と呼んでいた、あの塔をもう何十年も見ていないな。 よく痴漢もでたけれど、皆「変わったおじさんだな」と眺めていたのが、いま考えるとおそろしい。 というようなことをつらつら考えながら、校正を終えたゲラの束をDHLのおじさんに託す。 このおじさんは何かにつけてうっかりさんなので(呼んでもいないのに来たり、今日は一緒に持ってくるはずの封筒を忘れていたり)なにかと心配。頼んだよDHL。 夕、ノリータのバーでD氏、C氏、A氏、C嬢などと久々の再会。このバーのオーナーはトムとジェリーのロゴ入りボウルを集めて店に飾っている。 そのせいで、どこにもそんな看板は出ていないのに客は皆「トムとジェリー」と呼んでいるのだった。晩ご飯はキューバ音楽のかかる店でキューバ飯@Agozar。 揚げたプランテーンにワカモーレをつけてばりばりと食しながら、D氏の息子が明るく「パパー、これ洗ったよー」とラップトップPCを得意げに差し出してきて、涙した件など。
2009.6.10 (Wed) in NY  

ゲラ佳境のかたわらで、単行本の帯コメント書き。短編よりもさらに難しいのが、「この本で書きたかったことを120字にまとめよ」との命題。うむむむむむずかしい。 絞りに絞って、ええい、ここはひとつ150字でどうですか、と値切ったりもしてみる。夕、苦しいしらせありて、すこし泣く。無茶な生き方をするひとと、そのかたわらで気遣うひと。 できるのは、そのひとのために、ちゃんと生きろよぉぉ、と叱咤することだけ。


◆昨日の晩ご飯はブランジーニとサーモンのソテー(ブランジーニの切り身があまりに小さくなってしまったので鮭を足した)、胡瓜とセロリと玉ねぎのポン酢と梅あえ、蒸しとうもろこし、タブーレと茄子のペースト。
◆本日は牛ショートリブ焼き、タブーレ、ベイビーリーフと山羊チーズのサラダ。タブーレはたっぷり作りおきしたので、何かとサイドディッシュに活躍中。
2009.6.9 (Tue) in NY  ★★

ゲラ没頭、巨大な穴ぼこの話。雷、雨、灰色の空ばかり。うっかり更新し忘れたため自動解約されてしまった携帯について、ソフトバンクお客様センターにメールしてみると。 ややこしい返答がきた。要約すると、私の携帯は「第二世代」のものゆえ、新規契約できない。ついては第三世代のものをお買いなさいよアナタ、その電話はもうゴミよ、ということらしい。 第二? 第三? 私が石器時代の洞穴で焚き火なんかしてる間に(チャームポイントはWindows95のPCをまだ持っていること♪)、世の中は大変なことになっているようだ。 お客様センターのひとも「ボーダフォン時代の携帯をまだ使っている人間がいたとは…」と新鮮だったに違いない。退屈なオフィスワークに一陣の爽やかな風が吹いた、ことを願う。 ということで、日本のお仕事、友人関係の皆様、いままでの携帯にご連絡をいただいても繋がらないので、よろしくお願いいたします、と業務連絡。午後、お茶のお稽古で茶筅に苦戦(せめて韻ぐらい踏んでみる)。
2009.6.8 (Mon) in NY  ★★

ゲラ凝視、だましだまされてなんぼの話。デランシー通りの角ごとに店をだしているラテン系削り氷やさんが、繁盛しはじめた。マンゴー味が好き。チェリーは舌真っかっか。 レインボー味は色がいと怖しや。小学生のときに怪しいアイスを食べて深刻な大腸炎になって以来、アイスには用心深いたちなのだ。 帰国時に5年ほど使っている日本のプリペイド携帯のカードを、長い間リチャージし忘れていたことに、ふと思いあたった。1年以内にリチャージしないと、自動解約になってしまうらしい。 慌ててソフトバンクの登録サイトを見てみたらば、…番号はきれいさっぱり抹消されていた。せっかく名刺にも番号刷ったのに。やっぱり電話なんて、きらいじゃあああ。


◆晩ご飯は昨日の鶏の残りに、タブーレサラダ。ババガナシュ、スコーダリア、ピタがなかったのでナン。タブーレ用のパセリとミントを刻みすぎて、腱鞘炎気味の右手が麻痺状態。
2009.6.7 (Sun) in NY  ★★★

アストリアに車(の助手席)でGo。タイタンフードで山盛りのギリシャ食材、マンハッタンとは比べ物にならない新鮮な魚屋さんでブロンジーニお頭つきなど買う(くわしくはブログのほうへ…)。 帰ってきてブロンジーニをおろしたら、立派な魚があまりにちっぽけな切り身になりはて、わなわな包丁握り締める。これでいくと、ちょうどいいサイズの切り身が食べたいと思ったら、巨大な魚をさばかなくてはならぬ羽目になってしまうではないか。 やはり着付けと魚のさばきは、場数が勝負か。着物着て、たすきかけて、魚おろせれば一石二鳥なんじゃがのう。


◆ホーム・デポで見つけたこの新兵器に、こんなふうにビールを立てて…


◆スパイスをまぶした鶏のお尻に入れて焼けばビール尻チキンの出来上がり。しかしこのようなお助けグッズが売られるほどポピュラーな料理だとはしらなんだなあ。
◆お昼ご飯は、月桂樹ロールにビーツとベイビーリーフのサラダ、ネギ入りオムレツ。
2009.6.6 (Sat) in NY  ★★★

ししとう植え替え、紫蘇間引き、もやしあれこれ育成中。晩ご飯はM氏、L嬢らとお寿司で久々の再会@麻布。 キュラソー島話で盛りあがる。彼らが教えてくれなかったら、毎週土曜に一便だけ、NJから島への直行便がでていることを知らなかったのだから、感謝、感謝。 だめもとで訊いてみたら、コース料理を光り物中心に変えてもらうことができて、板前さんにも感謝、感謝。タイルフィッシュ(甘鯛)の焼き物や茸と若布の酢の物など食べながら、みなでフリカンデーール!と口走る。 キュラソー島で食べたソーセージの名前だ。唯一知っているオランダ語でもある。
2009.6.5 (Fri) in NY  ★★

ゲラの合間に、料理教室の写真がたまってきたので、ブログに飲み食いコーナーを作ってみた。 覚え書き用に、さかのぼってあれこれ更新する予定。そうこうするうちに、ゲラを戻さなきゃならぬ絶対締め切りまであと6日。 十数点の絵に仕上げを施さねばならぬ締め切りまで、あとひと月。あらたなゲラにとりかかって戻さねばならぬ締め切りまで…。以下暗転。 なにかとつらい思いをさせているのに、柚子がまた健気に花を咲かせてくれた。柚子さんの花はちょっぴりどくだみの花に似ている。むろん褒め言葉だ。


◆晩ご飯は鯖のフライパン・グリル。Cookpadで見たパーチメントペーパーを敷いて焼く方法、安いペーパーでは皮が紙にくっついて失敗したが、Raynoldsのペーパーで試したら成功!これは後片付けが便利じゃね。 それにズッキーニ焼き、ほうれん草とモッツァレラのサラダ、玄米おにぎり。
2009.6.4 (Thu) in NY  ★★★

ゲラの合間に、妹が送ってくれるわんこの写真がたまってきたので、ブログにわんこコーナーを作ってみた。 そうこうするうち、校正を戻さねばならぬ絶対締め切りまで、あと一週間。ゲラ読みは情けないほどのろいのに、あらたな現実逃避の道を見つけだす技だけは、さても素早い。 午後、電子レンジの修理人ついにやってくる。レンジが壊れて2週間。修理会社を見つけて予約を確保するのにこうもかかるのは、この国ならでは。しかし作業を始めて30分で見事、復活。 嬉しさのあまり、久々にいつもの昼ご飯をつくる。納豆・キャベツ・キムチ・玄米ご飯。キャベツをレンジで蒸してしんなりさせるのがコツ。 さっきの生真面目でものしずかなユダヤ人の修理人の若者が見たら、後ずさりそうなご飯だが、これが旨いんじゃ(写真は自主規制)。ココ・テイラーの訃報に合掌。


◆昨日の晩ご飯は蕎麦サラダ。グリルした海老や鶏肉、ベイビールッコラのおひたし、大根甘酢などのせて。
◆本日はチンジャオロースー風、大根甘酢、紫玉ねぎスライスとラディッキョの紫っぽいサラダ。そういえば昔「紫」というバンドがいたね。
2009.6.3 (Wed) in NY  ★★

ゲラゲラ、椰子の話。またも一日断水。断水日の朝はいそがしい。断水の心得、というエッセイが書けそうなほど断水遭遇率ダントツな我輩の人生じゃ。 チケットを買おうか買うまいか迷っていた(いつもぎりぎりでキャンセルされることが多いクラブなので)ドクター・ジョンのライブ、やっぱりキャンセルされていた。 好きな音楽家たちの、音より先に体調のほうが気になる昨今。観られるうちにたくさん観て、悔いのないようにせねば。
2009.6.2 (Tue) in NY  ★★

ゲラ読みじっくり、犬のうなじは、ああ色っぽいね〜な話(吉田拓郎風に)。午後、お茶のお稽古。いつもの穏やかな先生でなく、上級者用クラスに空きが出てそちらにまわされる。厳しいことで知られる先生でどきどき。他の方々にも「大丈夫?」という顔で送り出される。 スパルタ、しごき!のなかに笑いと深い教養が。次客に「お先に」の挨拶をしただけで、他の生徒さんや先生、爆笑。えへ、受けてる? って、お茶はそういうものじゃない。 「きみの帛紗は使いにくいなあ、安かったろう」(先生)「はい、すみません…千円ほどで」(私/見栄を張ってしまったが本当は600円でした。ますます、すみません) すべての不調法を帛紗のせいにするため、当分この安物を使い続けようと心で誓う。よろめく足でお稽古場を出て、その足でダイアン・フォン・ファステンバーグのサンプルセール会場へと吸い込まれ、もう夏も近いというのに別珍のジャケットを買ってしまう。 それもこれも帛紗ショックのせいとしよう。晩ご飯はタンドーリチキンを食べようよの会@ミタリ。食べ物は美味しくサービスは最悪…。皆で美味しい!でも!美味しい!でも!を繰り返す。
2009.6.1 (Mon) in NY  ★★

ゲラ読みこつこつ、お猿のシンバルの話。この数日間、頭痛がやまず、くらくらしたりする。早くも夏バテか、と思っていたが原因判明。クローゼット内に大量にあるペンキ缶を整理しようと全部引っ張りだしてみたら、奥のほうでなぜかそのうち一缶が大量に漏れていたのだった。 私は塗料に敏感で、前のアパートでも「おや、どこかの階で壁を塗り替えてるな」と頭痛で気づくほど。家のなかにこんな原因があるとは迂闊じゃった。掃除して不要なペンキも捨てた。 しかしまだ開けていないペンキも数缶。また発作的に家具や冷蔵庫や植木鉢を塗りはじめないうちに、クローゼットにしまい直す。


◆晩ご飯はBoKyのローストダックでどんぶり。油菜といんげん炒め、ベイビールッコラと紫玉ねぎとかぼちゃの種サラダ。
◆なぜうちにはこんなに大量のペンキがあるのだ? しかもほとんどが4リットル近い大缶で20缶も。薄め液やニスなども充実。塗料が苦手なのにペンキ塗りが趣味ってどうなのじゃ…。