Apr 2009 (1)



2009.4.14 (Tue) in NY  ★★

来客ありて、ものすごい量の書類にサインする。はいはい、もうどうでもいいすよサインしますよ、的な心持ちになってくる。契約書をろくに読まずに騙されるひとの話をよくきくが、私もいままで何枚もの出版契約書を読みもせず署名してしまっていた。 甲とか乙とか誰が誰よ?って感じだし電気機器のマニュアルさえ読めないのにあんなものが読めるわけもない。まわりに信頼できるひとがいなかったら、ひとたまりもないタイプだ。 これからは気をつけねば(といいつつ、今日も中身は読まなかった)。 殴り書きの漢字で何十枚も署名して腱鞘炎がぶり返すのを感じつつ、しみじみ思う。日本のハンコはつくづく便利じゃのう。書くかわりにポーンポーンと押せばいいんだものなあ。 それでポーンポーンとやってるうちに騙されそうな気もするが。外に出るとマグノリアの花がはらはらそこら中に落ちている。晩ご飯は和食@たかはち。 串焼きにスパイシーまぐろタルタルにひかりもののお寿司。ふにゃりとしたコハダに文句をつぶやく。
2009.4.13 (Mon) in NY  ★★

大きな締め切りが近いと、とたんに何か新しいことをはじめたくなる逃避型あまのじゃくだが、世の風潮にのっかって本日からブログなんぞを始めてみることにした。 おしごと関係の告知なんぞを載せたいなと思いつつ、肝心のお仕事関係の内容は薄いだろうからと、もやし関係、きもの関係のカテゴリなんかつい作ったり。 そして、内容自体よりも気になるのが色やデザインだ。トップの画像をつくったり、スタイルシートでデザイン設定したり。た、楽しいじゃん…。 案の定、カスタマイズに時間をかけすぎて目がちかちか。目の芯、痛い。 まさに自己満足自己完結な世界だが、ううむ、世のひとびとがブログにはまるのも解るのう、PC画面のなかになにもかもが凝縮されてるんだものねえ、などと思った。日常の箱庭空間。 晩ご飯は、昨日の巨大なハムの残りを削り取りターニップとレンズ豆で煮込む。それにコーンブレッド、山羊チーズとベイビーグリーンのサラダ。巨大なハムの残りは冷凍したが、あと10食ぶんはある。
2009.4.12 (Sun) in NY  ★★

J坊と彼女のアビちゃん招いて、感謝祭のご飯会。5kgはある巨大なハムにマスタードやメイプルシロップのソースを塗ってハラペーニョの輪切りをぺたぺたはりつけ、オーブンでじりりと焼く。 それにアスパラガス胡麻和え(ここだけ和風)や椰子の芽サラダ。ふっかり焼けたビスケットだけは、アビちゃん「ごめんなさい、パン類は食べられないの」と言う。 イスラエル育ちのユダヤ人である彼女はパスオーバー(過ぎ越しの祭り)の最中、パン類は食べない。8日つづくパスオーバーはユダヤ人がエジプトにの奴隷制度から解放されたことを祝う祝日で、長い旅立ちの前にパンを焼く間もなかったことを象徴するのだそうな。 忘れちゃいそうななにかを忘れぬための祝日の本来の意味。それ自体を忘れがちじゃよねえ、と一瞬だけ一同しみじみしつつ飲む食べる喋る。


◆のみの市で見つけた4つにわかれたガラス皿は、薬味やちょっとした前菜を入れるのに愛用。ピクルス各種はオクラがいちばん人気じゃった。ハムには途中で新じゃがも投入。


◆サラダは椰子の芽とベイビーグリーンと薄く削ったパルメジャン。右は、先日買いそびれたビーツ汁でピンクに染まったホースラディッシュ。タレやソースに活躍中。
2009.4.11 (Sat) in NY  ★★★

数日前に挑戦したルッコラのもやし栽培、どうやらまたも失敗の模様…。前回初めて成功したと思ったら、またこれじゃ。もやし道は険しいものよ。 こうしてひとはもやしごときに翻弄され、誰も読まないであろうもやし日記までつけたくなるという体たらくに陥るのか…(「今日のもやし読本」より)。 晩ご飯は紅鮭のケイジャンスパイス焼き、ホッピンジョンに梨とベイビーグリーンサラダ。◆本日の映画;「中国の鳥人」 飛ぶ夢をしばらく見ていない(というような小説もあったね)。そろそろ見たい、と思っていたところにこの映画。雲南省の鳥人伝説。三池崇史映画の暴力シーンは苦手だし、ヤクザさんの凶暴な切れぶりにもハラハラしたが、 儚い雲の隙間を飛ぶような心地にもなれた。
2009.4.10 (Fri) in NY  ★★

パスオーバーに感謝祭。宗派はちがえど、そして私みたいに神様をもたぬひとも、みな春の祝日に浮き立つような週末。木々の若葉はまだだが、ビルの前庭の芝生に黄色や薄紫のクロッカスがひょこひょこ顔を出しはじめた。 冬の間にボランティアや園芸業者のひとたちがたくさん苗や球根を植えていたが、これは予想外の出現。その無頓着さ無造作ぶりが、綺麗にならんだ黄水仙よりいっそうかわいらしい。 夕、ホールフーズへ感謝祭ご飯の買出し。晩ご飯はドミノのバッファローウィングに椰子の芽のサラダ。ドミノのウィング位置づけは、フレッシュダイレクトやプラックUより下、ダラスBBQより上といったところじゃろうか(「今日のウィングス評論」より)。


◆昨日の晩ご飯は、冷凍しておいた蟹とズッキーニのリゾットケーキ、BBQチキンとコーンのせグリーンサラダ。
◆昨日の料理教室で使われていたフランボワーズのビネガー。普通のお酢のかわりにこれでドレッシングをつくると、野菜がさっと春みたいな味になる。
2009.4.9 (Thu) in NY  ★★★

春のうららの料理教室。アーティチョークにプロヴァンス煮にシュークリーム、好きなもの揃いのメニューで、調理の間にメモを取る手にも力が入る。 お土産用のエクレアと白鳥シューを壊れないよう大切にエコバッグに入れて地下鉄に乗っていたら、小さな女の子がずーっとこちらを見ている。 そのうち、とうとう間近にやってきて、まだ見ている。シュークリーム透視眼?


◆白鳥型シュークリームの首部分を焼くところ。Sの字に搾り出し、ちょんと首をつけて。こういう技をぱっぱとこなしていくヒロコさんはやはり素晴らしき職人じゃ。
◆アーティチョークは色が変わらぬよう切ったそばからレモン水に浸けること(メモメモ)。


◆アーティチョークはハーブマヨネーズで。一番美味しい芯の部分にたどり着くまで、一枚ずつガクを食べていくのがまた楽しみなのじゃ。
◆ハーブや蜂蜜、アンチョビ他何種類もの材料で煮込んだチキン・プロヴァンサルにハーブのクスクス。ああワイン飲みたい…。


◆口直しのストロベリーとミントのスープ。いまが旬の苺の美味しさが凝縮されて、すっきりと甘い美味しさ。
◆ペイストリークリームとホイップクリームを混ぜたディプロマット・クリーム入りシュークリームとエクレア。お土産用とランチ分で2日で何個もいただいた。しゃーわせ。
2009.4.8 (Wed) in NY  ★★

PCがウイルスに進入され退治に奔走したり、妹の寒がりわんこのために季節はずれのこたつ布団をネットで懸命に探したり(こんなにしてあげても、やつは私を見下しておる)、 数ヶ月から一年の予約待ちと言われていた裏千家の茶道教室の申し込みがいきなり受け付けられ、「ふくさと、こぶくさの違いって?」などとおろおろするうち、一日が暮れてしまう。 このあわあわする心持ちを鎮めるためにお茶を習いたいのだが、かえってあわあわ度が増しそうで不安…。いつも思ってやまぬこと。 PCのウイルスをつくるひとって、なんのために? なぜそれが彼らの人生にとって必要なのじゃ!?教えてくれたらウイルスの一つや二つ潜入させたる!


◆昨日の晩ご飯は、キャットフィッシュのスパイスとコーンミール焼き、ほうれん草と梨のサラダ、オクラやにんにくピクルス、黒目豆のホッピンジョン。
◆本日は塩豚とこれもきょーこちゃんのお土産の美味しい車麩で麩チャンプルー。もちもちのぷるぷる。ほうれん草と梨サラダ、鰊酢漬け。
2009.4.6 (Mon) in NY  ★★★

ダンサーやすこちゃんといずきちとで女子会ご飯@クマ・イン。ここはフィリピン・タパスふうの小皿料理が美味しく、お酒も持ち込みOKのため(持ち込み料はワイン一本ならいくら、ビールは一本いくらと細かく設定されているのだが)大人気で、 90分で追い出されてしまうのが難点。商談ならともかく、90分で話の完結する女子などおりゃしまへん。料理は箸がとまらぬにんにくライス、細切りとんかつ、蛸のグリルにいんげん炒め、はまちたたきなど。 案の定90分じゃ舌の根とまらず、スタバに場を移して追い出されるまでノンストップでおしゃべりはつづく。 世界の富豪が提供する豪華絢爛アーティスト・レジデンシー話から、宇多田ヒカルの熊ぬいぐるみはいかほどの大きさか、アッパーイーストのジュエリー職人の話まで。


◆冷蔵庫はピクルスでいっぱい。オクラのピクルスが歯ごたえがあってお気に入り。ハラペーニョは、種をとって食べても強烈な辛さ!ピクルスと焼きたてコーンブレッドが意外にあうのだった。
2009.4.5 (Sun) in NY  ★★★

近所のピクル・ガイの店にいつものようにピクルスを買いに行くと、尋常でない行列が。ジューイッシュの祝日パスオーバーに向けて、皆ピクルスとホースラディッシュを買いにきているのだった。 すぐ近所なんだし何も今日買わんでも…とも思うが、先週も買い忘れた親方は「絶対!今日!にんにくピクルスが食べたいんじゃあ!」とゆずらない。 しかたなく列にならんで待つと、強烈に目がしばしばしてくる。店先の機械でぐわわーとおろしているホースラディッシュのせいだ。おろし係のおじさんは工事現場みたいなゴーグルをかけ、西洋わさび削り職人の様相。 しばしば目で、鰊の酢漬け、オクラ、にんにく、ホットペッパーのピクルスなど持ち帰る。これに自家製ラディッシュのピクルスをくわえて、冷蔵庫のなかはピクルス祭り。 ああでも、おろしたてホースラディッシュも買えばよかった。でもあの列に並び直す気はとてもしない。すごいなあと思うのは暇でも忙しくてもこの店の人々は笑顔で気持ちがよいこと。漬物商人の鑑じゃ。


◆晩ご飯はアンガスビーフのNYストリップ・ステーキ、ブロッコリ・ラブのソテー、ライ麦パンにパルメジャンのせサラダ。エセックス市場で「NYストリップってどこの部位ですか」と訊いたら、「Tボーンの美味しいところ!」と教えてくれた。
2009.4.3 (Fri) in NY  ★★

入れ物の店」にて大量のプラスチックの靴箱を買ったので、大量の靴をそこにしまう。それでもいつも履いているのは、メレルのどた靴ばかり。メレルの前はずっとロックポートで、その前はハッシュパピーだったっけ。 ハイヒールなんて履いたことないのに、どうして外反母趾なんだろう…。 ◆本日の映画;「スーパーバッド」 ”童貞ウォーズ”なる邦題を知ってたら観なかったかも、と思いつつ、意外や笑わせていただいた。ドタバタ劇と、こまわりの効いた可笑しさの両刃使いに引っ張られ、気づけばおばかな警官の暴走ぶりに敬意さえ抱いておった。


◆晩ご飯は伊江島のきょーこちゃんにいただいた伊江島じゅーしーの素でいか墨じゅーしー。一緒にGoyaのイカ缶も入れてみようかなと思ったけれど、今回はこのままで。 玄米で炊いてみたが、十分味がしみて美味しかった〜。アメリカにはイカ墨ものが少ないのが、かなしや。
2009.4.2 (Thu) in NY  ★★★

スーパージャズピアニスト兼、餃子名人のみちかちゃんのライブへ@クレオパトラズ・ニードル。大御所メンバーを従えての演奏も華麗だったが、そのうえ「歩きながらベルト落っことし事件」を目の当たりにし、 さらに私が帰った後の2セット目では「演奏中にドレスのファスナー吹っ飛び全開事件」なども勃発したらしい。さすが本物のエンタテイナーはちがうとしみじみ、つくづく、感心…。
2009.4.1 (Wed) in NY  ★★

自家製スプラウトを毎日食べている。蕎麦もやし10本とか12本とか、これまでの収穫がしょぼかったもので、今度もそんなもんじゃろうとタカをくくっていたら、ここは緑の丘? というぐらいみっしり成長してくれたのだった。おかげで日々スプラウトの消費にいそがしい。正直言って少々飽き…いや文句は言うまい、うれしい、ありがたい、抗酸化作用、と唱えつつもしゃもしゃ食べている。 ◆本日の映画;「ノーカントリー」完璧なまでの残酷さ。こんな殺し屋があらわれたら、そりゃあ蛇に睨まれた蛙。 コーエン兄弟の蛙と蛇の描き方もくどいほど巧すぎて、最後の最後まで蛙気分で目ん玉飛びでそうになりながら観る。


◆晩ご飯は帆立のバター醤油パルメジャンのパスタ、スプラウトの酢味噌がけ。
◆すっかり忘れていたマスティハのガム。ひさしぶりに食べてみたら、やっぱり味がなくて味気ない。いや解毒作用と思いながら、噛むカム…。