お ひ る ね 日 記
Feb 2008 (1) 

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2008.2.1 (Fri) in NY    ★★

雨ふり。たて続けのキャンセルの後、工事人は音沙汰なし。すでに台所工事はこのまま放棄? レンジも流しもついたが、それでも床でご飯の日々?と諦めかけていたところで、大将のユダさん来。 数週間前に発注済のはずの棚の支柱サイズをまた測っている。不吉な予感…。だが、ユダさんの「本当に辛抱強い(!)お客さんに恵まれて感謝しとるんですよ、もうすぐ完成だねー楽しみだねー」 という言葉に、ま、まあここまできたらあと数週間遅れたって差はないやな、という心もちになってしまう。ユダさんの口車のなめらかさときたら、たまげたものだ。
 
晩ご飯は珍しく新鮮なホワイトアスパラガスが売っていたので、お酢をいれたお湯でゆでてから、プロシュートに巻き巻き。 茸(ポートベロ、椎茸)のバジル風味パスタ。茶色い…。
 
2008.2.2 (Sat) in NY    ★★★

Lowe'sへ車(の助手席)でGo@ブルックリン。巨大倉庫のような店内。在庫の箱もはるかに高い天井間際の棚にある。銅のバスケットの在庫を訊ねると「ちょっと待ってて、ハシゴを持ってきてあげるから」といわれ、その自動ハシゴが登場する数分間どきどきと待つ。 「あの言い回しからして、私が登る羽目に? そして、高い高〜いハシゴのてっぺんから、あの重そうな在庫の段ボール箱をかかえ降りてくる…」できそうにない! でもわざわざハシゴを取りに行ってくれた店員さんに悪い…と逡巡。 戻ってきた店員さんは私の数分間の葛藤など露しらず、自分でさっさと登り、箱をとってくれた。ジャックと豆の木のような高い場所から。ありがとう! と五回は言ったが、よく考えたら当たり前のことだった気も。
 
晩ご飯は肉豆腐(牛肉、しらたき、焼き豆腐、玉ねぎ)、梅いり焼きおにぎり。しらたきに賞味期限が書いていないのは大変こまる。賞味期限フェチなのだ(そのくせ守らない)。 エンダイブとホワイトアスパラの残りをブラックオリーブ・ペーストであえてみた。見た目はよろしくないが、意外にいける。
 
2008.2.3 (Sun) in NY    ★★

明日の着付け教室(第2回)に備え、名古屋帯の結び方を練習してみる。ぜぜぜんぜんわからん。気を取り直し、せめて帯締めの練習…と、洗濯ロープをからだに巻きつける。 何かのプレイ?といういでたちの自分が鏡に映っていて、ぎょっとする。こういうこと(パズルとか紐の結び方とか)にめっぽう弱いので、苦戦し、ようやく巻き終わったころには首が痛くなっていた。 まわらぬ首で、午後のクリントン通りを散歩。
 
晩ご飯は生まれて二度目のハンバーガーヘルパー(鶏ひき肉で)。親方にいままでで何度食べた?と聞いたら「300回ぐらい」という答えが返って来た。多いのか少ないのか。 ハラペーニョいりビスケットを親方が焼く。それにエンダイブとマッシュルームと玉ねぎサラダ。
 
2008.2.4 (Mon) in NY    ★★★

朝からしめった重そうな雪がこんこん。先週の着付け教室では一人借りものの浴衣でみそっかすだったので(今回も同じく)、せめてすこしはついていけるようにと、洗濯ロープ (帯締めがわり)と洗濯バサミ(着物クリップがわり)を持っていく。これを出したら、自前の美しい着物セットを持参している他の生徒さんたちはひくよなあ、でもないと練習できないしなあ、ともじもじしていたら、先生が道具を貸してくださった。 何から何まで頼りっぱなし。しかも覚えられぬ。かたじけない…。晩ご飯はハムのステーキ、黒目豆入りカレーピラフ、茹でブロッコリ、カリフラワー酢漬け。
 
2008.2.5 (Tue) in NY    ★★★

晩ご飯はJ坊T坊とルーマニアのこってり料理を食べようよの会@サミーズ・ルーマニアン。その後、剥製がたくさん飾ってある怪しい地下のバーへ。 と、ライオンの頭の後ろに角のあるウサギを発見。「あ、ジャッカロープだ、珍しいなあ」「ほんとだ、最後に見たのいつだろう」とJ坊T坊。見たことのない私は、カウンターからぐいと乗り出し、愛らしい顔の角ウサギをじっと見た。 ウサギは酔っ払いたちのひしめく深夜のバーで、じっとうずくまっていた。
 
必ず頼むチョップドレバー。焼き玉ねぎ、キャベツ、チキンファットなどと一緒におじさんがテーブルで混ぜてくれる。背後のオレンジジュースのような容器は鶏の脂! カーシャ・バニシュカ。蝶のパスタとカーシャ(そばの実)を混ぜたユダヤの代表料理。よく考えると、パスタとカーシャを混ぜるという発想は奇抜では…。
J坊の巨大なテンダーロインステーキ。サイドディッシュも何もなく、お皿にどかーん。J坊が肉を食べ切れずにお持ち帰りしたのをはじめてみたり。 何を頼んでもメインはおそろしいほど巨大なので、私は前菜のにんにくたっぷりなソーセージkarnatzlack(発音できず)をメインに。これもどっかんと3個。
 
2008.2.6 (Wed) in NY    ★★

昨日のツノウサギが気になって調べてみる。「未確認動物」とあり、仰天。J坊もT坊も地元では普通に見たようなことをいっていたが、ネブラスカやテキサスにはいるのだろうか…見てみたくてたまらなくなる。 仕事先に送るラフスケッチの片隅に、思わず角の生えたウサギを描いてしまい、慌てて消した。
 
2008.2.7 (Thu) in NY    ★★

本日もラフスケッチづくり。愛用の無印0.38ペンで、こつこつみちみちと。T坊に「あの一昨日話してたウサギって、すごく珍しいんだってねえ、どこかの動物園で見られるかなあ」と確認するも、わっははと笑われる。 「見たってのは冗談だよ。架空の動物!」。くっだまされたぜ、と地団太踏むも、内心、まだどこかにあのウサギはいるのではないかという希望を捨てきれず、机の下など覗いてしまう。
 
晩ご飯はクラム缶でほうれん草とターキーベーコン入りボンゴレ。ひよこ豆と黒豆とコーンと赤ピーマンの辛子風味サラダ。 ワイン忘備録。右のサンサーレがおいしゅうこざんした。
 
2008.2.8 (Fri) in NY    ★★★★

矢野顕子さんのコンサートを観@ジャパンソサエティ。なんとやさしい。つよい。あまい。にがい。ワールドプレミアな新曲も日本の懐かしい曲も、目前で聞けて至福のひとときじゃった。 うるうるきていると、お隣の女性「今、日本語でなんといったの?」と訊ねてくる。え、えーと、どんぐりころころはアコーンがローリーポーリーで…、などとへどもどしつつ、またうるる。 女の人は「友達からチケットをもらったんだけど、本当にきてよかったわあ」と感動しており。でしょう!  終わってから、炙りものの得意な店で、鮭はらすや牡蠣、黒豚、アスパラなど炙ったもの焼いたもの色々食す@炙り屋錦乃助。しめは舞茸の土鍋ご飯。お酒は黒龍。
 
2008.2.9 (Sat) in NY   

メールとウェブサイトを管理するウェブ・ホスティング会社からいきなり、「3月で会社は閉鎖するからさあ、そこんとこよろしく!」なるメールがきたりて慌てふためく。 サポートに電話するもまるで繋がらず。新しい年の年間契約料をまるまるチャージしての、りっぱな夜逃げである。ツノウサギでだまされたときの12倍ぐらいの悔しさが、むらむらと。 しかし怒るより先にメールが繋がらなくなるとまずいので、慌てて新しいホスト会社を探さねばならぬ。ウェブサイトも存続の危機なり。しかしどれをどのように探したらいいのかも解らず茫然…。
 
昨日の晩ご飯は焼き肉ザーサイ丼、大根ともやしのナムル、じゃがいもの韓国炒め煮。 晩ご飯はシーバスの香草スパイス焼き、黒目豆とカラードグリーン炊き込みご飯、エンダイブ。
 
2008.2.10 (Sun) in NY    ★★

新しいウェブ・ホスティング会社の候補をようやくいくつか絞る。「ホスト怪物」と「ホスト鰐」なる会社で迷うが、鰐好きゆえホスト鰐で契約。別に鰐の格好をしたホストがお酒をついでくれたりするわけではない。 ただメールやサイトのあれこれを管理してくれるのである。夜中まで鰐の設定に四苦八苦。真夜中にテクニカル鰐サポートとチャット、未解決のまま午前1時…気づけばまたひとつ年をくっていた、そんなむなしい誕生日前夜なり。
 
晩ご飯は親方がフォッカッチャとポークチョップを焼く。 フォッカチャの種、最初に焼いたときに、妖怪人間ベムのごとく、どろりとボールがはみでたのが忘れられないが今回はそんなこともなく。それにしても、巨人のわらじ風。
 
2008.2.11 (Mon) in NY    ★★★

すでに嬉しくも哀しくもない無我の(つまりどうでもいい…)境地の誕生日の朝。気温は零下11度。語呂はいいが、寒すぎる。妹から速達でワンピース届く。 黒くてビーズ付きの可愛いやつだ。さすが妹、好みを把握してくれており。夕、着付け教室3回目で苦心。幼稚園のとき、お遊戯の発表会で一人ついていけなかったことを思いだす。 今でも幼稚園の写真には、ティッシュで作った花笠がよじれ、ひとりまるで別の方角を向いた情けない自分のすがたが…。こりゃいかん、と来月分も申し込んでしもうた。
 
晩ご飯は、以前JALの機内誌で取材させていただいたことがあるスターなシェフ、デュフレーさんのお店WD50へ@ご近所。蛸の前菜ライチ・カンパリ味。やわらかやわー。 とろけるフォアグラはウイキョウの香りがほのかに。上にのっているつぶつぶとの食感が絶妙だったんだけど、はてあのつぶつぶしなんだったか…。
ぱりぱりと紙のように薄いクラッカーがとまらない。ついおかわりしてしまったら、お隣のテーブルでも同じことを…。 これまた柔らかく意外にさっぱりなラム・ローインは、ヌードルみたいにしたじゃがいもとマスタード・クラム、プリッツェル・コンソメ添え。
レアに焼いたオーシャントラウトは枝豆を細かく砕いたソースがのっていて、そこはかとなく懐かしい味。ルートビア・デーツとチャイニーズ・セロリ添え。 コーンブレッド・プディングのレモングラスとプルーンソース。
 
2008.2.12 (Tue) in NY    ★★

今日も凍えるスノウストーム、誰かを求めるマイハート、うーうう♪(80年代ポップソング風で読んでいただければ)それなのにああそれなのに痛い検査の再検査、ああ五番街で再検査(北国の演歌風に読んでいただければ)。 今週は、そんなあれやこれやそれやの合い間にお絵かき週間。PCでなく紙に描くのは本当に久しぶりじゃ。一番気をつけねばならぬのは、筆洗いのコップの水を間違って飲まぬこと(経験済。まずい)。 もしくは紅茶のカップで筆を洗わぬこと(微妙な色に…)。晩ご飯はJ坊、T坊と寒い夜にはラーメンだよね、の会@麺くい亭。といいつつ私は焼き鯖と炒飯を頼み「魚くさっ」とまた非難を浴び。お酒はくろさわ。
 
誕生日祝いにもらいしロクシタンのローション、シャワージェル、バスソルト類。乾燥した肌にぬりぬりぬり。 自分用に買いし手袋二組。かならずなくすからね、最初から二組。それにしても、皮の手袋ってどうして黒ばっかりなんだろう。色がすこしついているものを探すのにもひと苦労。
 
2008.2.13 (Wed) in NY    ★★

昨日の雪が今日の土砂降りでしゃばしゃばとけていく。昨晩の夢。アパートを借りることになり、「ルームメイト付きなら安いですよね」といわれ、「じゃあそっちで」とあっけなく納得(するな)。 部屋に入ってみるといたのは、「おかしなカップル」のオスカーとフェリックス(TV版のジャック・クラグマンとトニー・ランドール)。近所でバンドのロケやってるんだよ、と誘うと「いく、いく」と二人。 オスカーとフェリックスひき連れ、売れないバンドのロケを見学していたあの通りの雰囲気は、確かに高円寺あずま通りじゃった…。 こんな呑気な夢を見ている間にも、おしごと関係は尻に火ぼうぼう。無印ペンも火をふいた。
 
晩ご飯はサーモン刺身とスライスオニオンたっぷり、トラヴィス、ケッパーのサラダ。アスパラガスと牛肉オイスターソース炒め、黒目豆とカラードグリーン炊き込みご飯。 「かかとちゃん」を買ってみた。ネーミングにひかれて。まだ使っていない…。
 
2008.2.14 (Thu) in NY    ★★★

朝、ちまちまとお絵かき。ハッピーバレンタインの午後は歯医者さんとすごす。ちなみにここ数日「遅ればせながらお誕生日おめでとう!」などといわれたのは、医療関係がほとんど。 かかりつけの歯医者さんなど留守電まで残してくださって。孤独な患者は、こういうのにくらっときて、つぎの予約を入れてしまうのであろう。思わず予約電話をいれかけ、いやいやと踏みとどまった。 晩ご飯はこのところ気にいりのチェルシーのイタリアン@ダ・ウンペルト。何がいいって、この店はパスタやメインをハーフポーションにしてもらえること。食い意地のはっている私にはありがたし。
 
こちらはワイルドマッシュルームのにんにくソテー。 やわらかなイカのグリル。
すかさずウェイターさんにお願いして、このベイビーアーティチョークのパッパデッレと、 この子牛の胸腺のソテーをそれぞれハーフポーションにしてもらって、両方めでたく食べたのじゃった。ハーフでも、大食いな私にも十分なサイズ…。
 

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