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お ひ る ね 日 記 Oct 2008 (2) |
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| 2008.10.15 (Wed) in Trinidad ★★★ | |||
スティール・パンの売れっ子調律師アンディさんに会い、その足でアンディさんが昔働いていたというパンの製作工場を見学。すごいのう、大変じゃのう、手間かかっとるのう、だからあんなにいい音がするんだのう。 と感心の唸り声をあげながら、つい自分用にミニ・テノール・パンをお買い上げ。マイ・ギターのかもめに続き、この子も壁の飾りにならんようにせにゃあ。夜はトリニダード対アメリカのワールドカップ予選試合へ。 応援するのはもちろん赤いトリニ側。気づけば露店で買ったソカ・ウォリアーズの真っ赤なTシャツをトイレで着込み、にわかサポーターと化したスポーツ音痴の自分が信じられない。 真っ赤なTシャツを着こんで応援する日本人ご一行を、現地の人々は(驚きつつも)暖かく見守ってくれ、ビールまでご馳走に…。試合後の街中はソカ・ウォリアーズの勝利に沸く人々で、ますます真っ赤状態。 | |||
![]() | どうしても露店に目がいってしまう。売る人、買う人、並べられた鮮やかな果物。いいのう。やっぱりバナナはつるさにゃあかんね。 | ![]() | 自分がサッカーの試合の写真を撮るなどということは、これが最初で最後かも…。 |
| 2008.10.16 (Thu) in Trinidad ★★★ | |||
島の南部にあるピッチレイクへ。ここは天然のアスファルトがわきでる場所。どろどろのぐにゃぐにゃな不思議な場所ゆえ、皆、捨ててもいいスニーカーを履いて挑む。 どこからともなくピッチレイクおたく男が現れ、頼んでもいないのに道案内してくれる。帰り道に寄ったラ・ブレアという小さな海辺の村に、なぜだかぐいと磁場のように引き寄せられた。 ここに住みたい…とまで思うこの気持ちはなんなのだろう。夕、ヒンドゥーの海のお寺に陽が沈むのを見る。キュートなハヌマンのお猿の像。 ここにもヒンドゥー物知りおじさんが陣取っていて、「さあ何でも質問してくれんかいのー」と繰り返してくる。質問が尽き、「あの、お手洗いはありますか」と訊いてしまう。 | |||
![]() | ピッチ(アスファルト)は徐々に移動しているという。どこで足が沈み込むか解らない。くれぐれも新品の靴では出向きたくない場所なり。 | ![]() | ピッチレイクの生き字引男。ひょいひょいと足の沈まない場初を選んでは案内してくれるわ、水辺に咲いている蓮の花を手折ってくれるわ、大活躍。 |
![]() | 自家製ホットソース、ほしかったなあ…。どの市場や露店でもこんなふうに、微妙なバランスでディスプレイしてあるのが可愛い。 | ![]() | 昔、ヒンドゥーのお寺が迫害されていたころに海なら誰のものもでもないだろうということで建てられたテンプル・イン・ザ・シー。海を見ている、優しい顔の女性。 |
| 2008.10.17 (Fri) in Trinidad ★★★ | |||
フォート・ジョージの要塞からトリニダードの町を見下ろす。十二年前に泊ったマラヴァルのゲストハウスの前を通り過ぎ(ここで初めてハミングバードを見たんだった)、マラカスビーチへ。 ここの鮫のサンドイッチは劇的に美味しく、お天気が悪くても地元の人たちはこれだけを目当てにやってくるのだ。夕、カロニー湾のボートツアー。 昨日は雨のせいで断念した緋の鳥を見る。ああそうか、旅をこの場所で締めくくるために、昨日は見られなかったのかも知れないなあ、と妙に納得してしまう。 雨季のこの時期、空に群れなす鳥たちの数はやや少なかったが、それでもマングローブの森は赤く染まっていく。この色を見に、きっとまた来てしまうに違いない、この島に。 | |||
![]() | 朝ご飯は、地元の人たちが集まる店で。オクラとダッシーンの葉で作るカラルースープは毎日食べたいおふくろの味。 | ![]() | 見かけは悪いが、カメラマン氏が「う、うますぎる…」と呻いていたフィッシュスープ。本当にうま〜。漁師の朝ご飯という感じ。 |
![]() | 数ある鮫サンド、シャーク&ベイクの店のなかでも、とくにこのリチャードさんの店は大人気。ビッグ・ママなおばさんがすごい勢いでこねる生地のせいか。 | ![]() | つけあわせはビュッフェスタイルなので、どんどん膨らんでいく鮫サンド。かりっと揚げた鮫フライとパン、パイナップルの甘みとにんにくソースが絶妙なのじゃ。 |
![]() | 偶然出会ったこの竹のアーチと… | ![]() | 人々が奏でるパンの音色が、じぶんのなかでするすると繋がった旅であったことよ。 |
| 2008.10.18 (Sat) in Trinidad ★★★ | |||
朝5時起きで空港へ。最初はおとなしかった運転手のロドニーはすっかり地が出て、毎日楽しく行く先々でナンパに精を出し(どれも実らず…)、寡黙なウェスレーや頼りになるさわこさんとも、十日の間ですっかりうちとけたところ。 別れがよよよと辛い。今度は絶対カーニバルの時期に!と手を振りあい、出国ゲートをくぐるとそこはなかなか動かぬ長蛇の列。最後の最後までトリニ・モードなのだった。 NYに無事たどり着き、夜はあけみさんと二人の写真家友だちとで、赤い鳥を見られなかった人たちとの「今度は見たいね」打ち上げ(?)ご飯会@En。 さんまご飯、さんま刺身、すくい豆腐、生湯葉、生麩、角煮、つくね。 | |||
| 2008.10.19 (Sun) in NY ★★★ | |||
LES Go Greenのストリート・フェアへ。いつものチョコレート屋さんやピクルス屋さん、ギャラリーのエージェンシーなどご近所の人々が小さなテーブルにちょこんと座って物を売ったり、パンフを配ったりしており。 肉屋のジェフリーさんもソーセージを手渡していた。そろそろ祭りも終わりの季節かと思うと、しみじみと寂し。日本のお祭り好きや世界のカーニバル好きの人々が、祭りを求めて旅をする気持ちも解る気がするが、 祭りは地元が一番楽しい。トリニダードだって、心の底からぐわーっと「祭りが来た!」って感覚を楽しんでいるのは、きっと観光客より地元の人だろう。 晩ご飯はレイチェル・レイさんのレシピで簡単バルサミコ・ポークにグリーンマーケットで買ったビーツのローストにその葉っぱを炒めたものら山羊のチーズ。新じゃが蒸し。 | |||
![]() | トリニダードの自分用お土産シリーズ。お菓子を入れて配ったりする(らしい)、インド柄のジッパー袋。ツボにはまって買いだめてしもた…が、もったいなくて使い捨てできない〜。 | ![]() | 空港に売っていた竹のコースター。イラストが湯村輝彦さん風! しかしよく見ると、中国製。 |
![]() | パン工場「パンランド」で手に入れたミニ・テナー・パン。ミニとはいっても、チューニングもきちんとした本格品。あとは腕次第…。 | ![]() | カリブに行くと必ずたくさん買いこんでくるスパイスあれこれ。よく使うクミンもローストしたのは珍しいし、マギーの魚風味はカラルースープに使えそう。 |
| 2008.10.20 (Mon) in NY ★★★ | |||
着付け教室。「リセット」なる言葉の意味をまたも、しみじみ噛み締めつつ、さても記憶も一から新しく、帯結び。いつかうまく着られるようになったら、着物で祭りに行きたいものよ。 晩ご飯はまぐろづけ丼(とびこ、まぐろ、胡瓜)、オニオンスライスとビーツ、ラディッシュの柚子漬け、ほうれん草と玉ねぎ、竹輪みそ汁。 | |||
| 2008.10.21 (Tue) in NY ★★ | |||
コンチネンタル空港に電話。トリニダードから戻ってきたら、留守電に、2月に行くキュラソー島の便がキャンセルになったと入っていたので。毎週土曜にだけ出ている唯一の直行便だったのに、この燃料費高で削られてしまったらしい。 そりゃないよ、コンチ〜。四苦八苦のやりとりの末、発着日をずらし、宿に電話し、ふうとひと段落。いつもぎりぎりに予約するので今回は早めにと頑張ったら、これじゃもんねえ…。 晩ご飯はラーメン(ネギ、焼き豚のラー油炒めとほうれん草、卵)、ビーツとひよこ豆サラダ、スパイシーツナと玉ねぎ。 | |||
| 2008.10.22 (Wed) in NY ★★ | |||
どうにもこうにもゲラ三昧。というのも、すべてを旅行から帰ってくるまで伸ばしてもらっていたせいゆえ自業自得なのじゃった。書いていて山本リンダをふと思いだしたが、今は何をしているんだろう。 眼光鋭くて笑っていても笑っていない雰囲気だが、根は可愛い人って感じだな。晩ご飯は帆立とブラウンマッシュルーム、スナップピーとほうれん草のにんにくパスタ、ビーツとローストパプリカのマリネ、オリーブ。 | |||
| 2008.10.23 (Thu) in NY ★★ | |||
熱、悪寒、貧血でぐらぐら。風邪でありますように、とりあえずデング熱じゃありませんように…。天狗じゃなくてデングなのは最近知ったこと。天狗って怖い生き物だな。 というより生き物なのかあれは。晩ご飯は白いんげん豆とマスタードグリーン、鶏と玉ねぎのスープ。チキンとビーツ、胡桃のクリーミーサラダ。 | |||
| 2008.10.24 (Fri) in NY ★★ | |||
トリニダードであけみさんからそのよさを懇々ときいて興味津々だったアサイー。ポリフェノールがブルーベリーの18倍!の謳い文句にくらっときて、早速注文。今日とどいた。 さてカスピ海ヨーグルトにかけてスプーンでぐるぐる混ぜて初挑戦。うむむ微妙な味。まずくも美味しくもない、甘くないだけでありがたい、というような。人も果物も、とりえがあるのが大事、ということでここはまとめてみたい。 とりえがあまりないのに愛されている茄子なんかとは、あたい立場が違うのよ、とアサイーの代弁。 | |||
![]() | 晩ご飯はブランジーノ焼き。マスタードグリーンと七面鳥ベーコン炒め。ホッピンジョン。ブランジーノは丸ごと買えるので、魚をおろす練習用。まだまだ下手なので、魚が薄い…。 | ![]() | 魚のソースはバルサミコ酢、ケイパー、レモンゼストにこのイタリア食材屋で買ったオリーブ&茄子のペーストを混ぜ混ぜ。このペースと、そのままパンにつけても美味しい。 |
| 2008.10.25 (Sat) in NY ★★★ | |||
ペスト作りのためのバジルの葉を捜してうろうろ。冬に備えてバジルが一気に値上がりするまえに、と思ったがすでに出遅れ…。エセックス市場はすでに高値で葉もしょぼい。 かわりに、トリニダードでどの料理にも使われていたシャドベニ発見。種を持ち帰りたい!と思ったほど気にいった葉っぱだが、地元にあったとはなんと嬉しや。 これ、なんと呼ぶんですか?と売り場のお姉さんにきいたら、「クラントロ」とのこと。シラントロ(コリアンダー)の仲間だが、名前もそっくり。シャドベニはトリニ語なのかあ。 食の探検はやはり面白いのう。夕から雨嵐。 | |||
![]() | 晩ご飯は作りたてのペストで、海老とアスパラガスとグリーンピーのパスタ。 | ![]() | 早速クラントロを刻んで、ビーツのサラダにかけてみた。横には、食べるたびに「ぷはー」と言いたくなるピクル・ガイのにんにくピクルス。 |
| 2008.10.26 (Sun) in NY ★★★ | |||
ホーム・デポにて引き出しのノブを買い、「寝台と浴室、その他」の店にて引き出しの中を整理するための伸び縮みする仕切りを買う。国際引き出しデーと名づけたい本日の買い物なり。 今日もベーグル屋のおっちゃんは怒っていた。本日の理由は「客に柔らかいベーグルはないかと訊かれたから」。いちげん客なら解るが常連なんだよ!と本気でむっとしている。 この前は甘いベーグルはあるかときかれ、怒ってたっけ。ディーン&デルカの柔らかすぎベーグル食べたら、激怒するよなあ、このおっちゃん。 | |||
![]() | 晩ご飯はレキシントン街のスパイス屋で買ったこのチーズとほうれん草のレトルトカレーに… | ![]() | 鶏の腿肉と玉ねぎを炒めて加えたインドカレー。ビーツとアボカドとルッコラのサラダに玉ねぎドレッシング(おろし玉ねぎ、にんにく、酢、オリーブ油、砂糖、塩、みりん)。 |
| 2008.10.27 (Mon) in NY ★★★ | |||
着付け教室。来週の着物でおでかけデビューについて、皆で計画を練る。しかし上手に着られる他の方々はともかく、私やゆきちゃんにはアマゾンの奥地に行くような大冒険で今からどきどき。 帰りに、ゆきちゃんといつもの居酒屋@萩。シーフードいか墨焼きうどん(うす墨〜)。炙り〆秋刀魚、かりかりじゃこ大根サラダ。果てしなく広がる和装物への欲望について語り合う。 | |||
| 2008.10.28 (Tue) in NY ★★ | |||
朝からじゃんじゃか雨。仕事もせずに「Bye Bye Love」をデビッド・リンドレーで聴き、シャーリー・ホーンで聴き、エヴァリー・ブラザースに戻ったりしていると、一日はあっという間に終わってしまう。 懲りずにまだ仕事もせずにネットのニュースを見ていて、「ドイツの食い逃げ事件、最高裁で終身刑の判決」なる見出しに、「そ、それは厳しい!」と思いよく見ると、「人食い事件」じゃった。 | |||
![]() | 晩ご飯はアークティックチャーのソテーに茄子とオリーブのソース。新じゃが香草焼き(じっくり焼くと甘みたっぷり)、ビーツとキャベツ、エンダイブとルッコラのサラダ。 | ![]() | 香りはおなじでコリアンダーより持ちがいいシャドベニ(やっぱりこう呼びたい)、洗ってナノシルバー容器に入れておくとかなり長持ち〜。 |
| 2008.10.29 (Wed) in NY ★★ | |||
来週の初の着物でおでかけに備え、草履と足袋で半日過ごしてみる。しごとの合い間にふと足もとを見ると、スウェットパンツに足袋と草履。へなへなと力がぬけるも、誰も見ていないのがこれ幸い。 初草履の痛いこと。貸衣装屋のセールでバッグ付きで千円で買ったものだから、いたしかたなしか。 | |||
![]() | 晩ご飯は海老とピーマン、玉ねぎ炒めにワカモーレ、リフライドビーンズにトルティーヤで、えせメヒコふう。 | ![]() | 向かいの店はヒスパニック系のお客が多いためGoyaの缶詰はうずたかく積まれており。しかしリフライドビーンズのノンファット版はないので、ホールフーズで調達。 |
| 2008.10.30 (Thu) in NY ★★★ | |||
今日も草履で過ごし、そのままホテル・キタノに行きそうになる。慌ててメレルのどた靴に履き替え、みちかちゃんのジャズ・ライブへ。本日も、謙虚と大胆さのはざまでみちかちゃんのピアノは美しく奏でられていた。 そして「スパニッシュハーレムで買ったの〜」と自慢しておられたラメきらきらのドレスも、美しく輝いていた。ぶらぼー。晩ご飯は演奏をきききながら、ハンバーガーとフレンチフライ。 | |||
| 2008.10.31 (Fri) in NY ★★ | |||
布屋をぐるぐるとまわり、「ただの薄手の白い木綿生地」を探すも、いきなり1ヤード$25だったりと、ばか高い。しかもいつもはひと気のない布屋にちらほらとお客が。 会話に耳をすますとハロウィン用の衣装を手作りするらしい。しかしハロウィンはもう今日だよ。付け焼刃体質はどこにでもいるものだのうと感心(ひとのことは全然言えぬが)。 結局、薄手の木綿は思わぬところで見つけた。通りの向かいの99セントショップのハンカチ、3枚一組で99セントなり。これを使って、楽ちん手抜きの着物の補正作業をしようという、黒い魂胆。 | |||
![]() | 晩ご飯は生ハムとベイビーポートベロ、ズッキーニのクリームパスタ(牛乳、小麦粉、醤油、セージ)。スナップえんどうの胡麻ドレッシングあえ、ベイビーリーフのサラダ。 | ![]() | 親方の焼いたコーンブレッド。こういうものを見て、指先で押してみたくならないひとを、真の大人とよぶ。 |