お ひ る ね 日 記
Aug 2008 (1) 

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2008.8.1 (Fri) in NY    ★★

J坊からのメールで、昨日のロブスター警告メールはガセではなかったことが判明。送ってくれたニュースのリンクを見ると、赤潮によりロブスターに麻痺性貝毒が発生、食べるんでないよ!  とFDAが警告をだしたそうな。身は安全で(といいつつ怪しいが)、問題は海老味噌らしい(正確には、肝膵臓や胃の部分)。うう、がつがつと味噌ばかり人の3倍は食べたんじゃった…。 道理で、いつもめちゃ混んでるあの店がすいていたわけだ。麻痺性貝毒は最悪の場合、「死に至る」とまで。…よし、まだ生きとる。手足の痺れもないから赤ペンも持てる。 せめてレゲ・ゲラ終わるまではおねがい、神様、と天仰ぐ。
 
晩ご飯は鮭のソテーにんにく味噌(にんにく味噌、紫蘇、みりん、ねぎ、炒り胡麻)、ポテトチップ、ルッコラ、いんげん、セロリ、玉ねぎサラダ。黒目豆カラードグリーンご飯。 料理教室で教えてもらったワンドラ・フラワー愛用中。だまにならない小麦粉で、ムニエルに使うとべたっとしないし、ソースを作るときにも便利〜。
 
2008.8.2 (Sat) in NY    ★★★

貝毒の危機はどうやらまぬがれた様子。しかし問題は、毒よりも人にもらってまでがつがつと海老味噌を食べた自分にあるのではないか、と気づく…。 まずはほっとして、エセックス市場のジェフリーさんの肉屋に、羊の足を買いに行く。ジェフリーさんはおらず。TVに出たり、アーティストの応援をしたり忙しいらしい。 かわりに、店頭にあれこれ飾られたジェフリーさんの細面ロン毛のたくさんの肖像画をながめ、重たい羊肉を持ち帰り。まさか羊毒はないだろね。
 
晩ご飯は、親方がひらいた羊の足にバジルソースを塗ったり注入したりして、丸めて紐でがんじがらめに縛って焼いたものを食。言葉に反して、やさしいお味。 スライスすると、中からにんにくの効いたペストが出てくるという具合。ひよこ豆とセロリのサラダ、カラードグリーンと黒目豆と玄米を炊いたホッピンジョンと。
 
2008.8.3 (Sun) in NY    ★★★

赤塚不二夫先生、逝去の報。天才バカボンは、各出版社のバージョン違いを集めるほど熱読していた。わけわかんなくなったときは、いまだに白目むいて口を開けるアボーン顔をしてしまうし、これからの人生もバカボン(のパパ)でいきたい。 ありがとう、さようなら、と冥福を祈る。午後からは、ストリートフェアへ@ミッドタウン。先週は雨で5分しか見られなかったので、お天気の今週はじっくり端から端まで見てまわる。 南米の出店でエンパナーダ(揚げ餃子みたいなもの)を食べ、タイの出店でパドタイを食べ、レモネードを啜り、お土産にケトルコーンのチリ・ライム味を買ってしごく満喫。 夜、おなかが痛くなる。「もしや貝毒?」と焦るも、たぶん単なる食べすぎ。
 
何やら解らぬ物体は、チリとライムの辛甘さがたまらぬケトルコーンはキャラメルコーンの食感。自分で撮っておいてカリフラワーのスパイスまぶし炒めかと思った(よく作るので)。 晩ご飯はシーバスのムニエル、ペストと味噌ソース(ペスト、味醂、にんにく味噌、ねぎ)、ほうれん草とひよこ豆とセロリのサラダ、黒目豆ご飯。
 
2008.8.4 (Mon) in NY    ★★★

そう暑くもなく爽やかな日なので、床にモップがけ。フローリングはBonaのモップとクリーナーが気にいっている。ボナボナボーナー、ボーナーと口ずさみが、腰痛がつらい。 晩ご飯はセルジオさん、ジョーさん、親方らとエセックス・レストランにて懲りずに魚介類、むろんロブスターは食べず。本日は生牡蠣1個$1!の日ゆえ一人6個、マカロニ&チーズにクラブケーキ。 セルジオさんは日本人の血が1/8だけ入っているのだそう。ああそういえばねー、1/8ぐらい入ってそう!という、微妙に和が漂うお顔つきなのじゃった。
 
2008.8.5 (Tue) in NY    ★★

長かりしレゲ・ゲラ、ようやく終わりが見えてくる。それにしても真っ赤に燃〜えた〜太陽みたいな、赤が入りまくりの校正紙だ。自分の書いた文を見るとつい直したくなってしまうのは、むろん時間の経過のせいだけでなく。 わが文のいたらなさのせいじゃ。編集さんからは、再校が出ても、「これはあくまで確認のためで、あらたな赤はご勘弁を…」と事前にお達しがあることも多い。 ゲラは思い切りが必要さね、ゲラゲラ。晩ご飯は鶏肉とほうれん草とエンダイブと海苔のせ蕎麦。暑くて料理する気もせず、皿のうえにどかどかと。
 
2008.8.6 (Wed) in NY    ★★★

晩ご飯は手下とベトナム飯@フォー・バン。牛肉や春巻きを野菜に包み、ミントの葉やラッキョウものせてわしわしと食べる。そしていつもの物々交換。 ロシアのハムに、ブラジル人の彼女さんの作ったココナツの香りがするライスプディングをいただき、靴やらシャツやらを進呈。それにしてもブライトンビーチで泳いだ手下は、クラゲに刺されて腕が真っ赤。 めちゃ痛そう。それでも毎週泳ぎに行く手下。途中、いつも気になっていた路上のお豆腐売りから豆腐買う。大きなプラスチック容器にみっちり入れてくれる、ほっかほかのすくい豆腐。甘いシロップをつけてくれたが、日本人としちゃネギに生姜で食べたい。 いつもお母さんにこっぴどく叱られている息子が、今日は一人で売りにでていた。息子の豆腐屋としての旅立ちに立ち会った気分。
 
2008.8.7 (Thu) in NY    ★★

いつもはFedexに駆け込み寺だが、今回は編集さんの要請でDHLに駆け込み寺! しかしNYのクーリエ・サービスは、どこも受付のひとびとがやる気のなさといい加減さに満ちている。 「そこ置いといて」などと言われ、大抵、控えにサインももらえない。いつも店をでた後、重苦しい不安にかられるのだった。ここでなくされたら、ここ数週間の努力がパーだ…。 サービス業なのに客をそんな気持ちにさせるない、と言いたいこの気持ち、どこへぶつければいいのか。帰りに韓国街にて、コチジャンや味つけ肉、ナムルなど韓国食材調達。
 
味つけしてある豚肉はごま油で炒めただけだけど、下味がしみていて美味しい。惣菜のほうれん草ナムル、サラダ。野菜がすすむ、ご飯もすすむ、腹もでっぱる韓国のおかず。 多分、アメリカ人が眉をひそめて後ずさると思われし、すくい豆腐と納豆のサラダ。とろとろしゃきしゃきと、ちょいと微妙な食感に…。
 
2008.8.8 (Fri) in NY    ★★

本日またしても断水ならぬ断湯…ふっ、このぐらいじゃもうびくともせん今日この頃じゃわい。散歩の途中、前を歩く女性のショートパンツが目に入る。綺麗なライム色にスカルと鯨柄の刺繍が散っている。 ほ、ほしすぎる!と思い、キーワード「鯨」「スカル」でネットで探すも見つからず。親方に、いかに素敵だったかを懇々と伝えると、「鯨とガイコツってことは、パイレーツのイメージかもね」とまじめな顔で分析された。 パイレーツ半パン。ますますほしい! はいていた女性も若い子じゃなく年配で、かなりのショート丈にすらっと焼けた足がかっこよかったなー。
 
晩ご飯はまぐろづけ丼(味醂、醤油、にんにく味噌、コチジャン)。 豚肉ともやしのナムル風と、まだ本日もあるすくい豆腐。今日はだし醤油と生姜だけでさっぱりと。
 
2008.8.9 (Sat) in NY    ★★

家の前の通りにでていた24時間営業の果物売り屋台が、忽然と消えてしまった。誰かに追いやられてしまったらしい。哀しくなって、探しに行く。川のほうまでてくてく歩くも、見つからず。 夜中の3時にだって、食べたいと思えばマンゴやブルーベリーがすぐ手に入るのだ!というあの確信ほど、頼もしいものはなかったのに。アパート住人専用掲示板(そんなものがあるのだ)でも、 何十人ものひとが果物売りがいなくなったことを嘆いており。かわりに場所を陣取ったアイスクリーム売りの車が余分にポリスに賄賂を払ったせいだとか、目の前のスーパーマーケットが商売敵を追い出すために通報しただとか、黒い噂もあれこれとびかっており。 これほどあの果物売りが愛されていたとは…と哀しいながらもうれしくなり。
 
せっかく作ったヒカマのピクルス(写真の黄色いもの)は酸っぱすぎて、このように切り刻んでサラダに入れないと使えない(涙)。 晩ご飯はベランダBBQ。フランクステーキをまりねしたもの、海老にオールドベイスパイスを振りかけたもの、エンダイブ、スクワッシュなど。
 
2008.8.10 (Sun) in NY    ★★★

アッパーイーストまでちんたらとバスにゆられ北上。目当ては、マンハッタンで唯一のカンボジア・レストランなのだが、めったに行かない地域なのでうろうろと界隈を散歩した。 お高くとまっている場所かと思ったら(→ダウンタウン住人の被害妄想)、レキシントン街など狭い歩道沿いに古くて感じのよい店がたくさんある。これからも、美味しいものを理由に知らない場所をうろうろしよう、と心に決める。 そういえば昔も、ブルックリンにカンボジア・レストランを探しに行ったことがあったっけ。友達はブルックリンの見知らぬ地域ということで、空手の真似をしながら歩いていたが、いま思えばそのほうが怖い…。
 
93丁目のカンボジアン・キュイジーヌ。こちらはカンボジア風生春巻きNaem Chao。ベトナムとほとんど同じだが、海老にチキン、もやしに胡瓜と野菜がこんもりさっぱり。 レモングラスとガランガルという生姜風ハーブの効いたさつま揚げPrawhat Kroeurng、スパイスがきいていてうまうま! さっぱりしたピクルスと一緒に熱々を頬張る。
ココナツミルクのソースとレモングラスのソースであえた鶏肉Chicken Ahmok。ごはんにかけたい味。添えてあるのはカラードグリーン。 ピーナツ味のMee Kola。細いライスヌードルはしこしこした歯ごたえが美味しいと思ったら、茹でるのでなく蒸してあるらしい。卵焼きのせが、日本のひやし中華風。
 
2008.8.11 (Mon) in NY    ★★

今日、ジョージと会った。ジョージはほんのつかのまだけ私の手もとにいて、またするっとどこかへ旅立ってしまった。いつもこんなに気まぐれなの? つぶやきながら、つい詮索してしまう。 前は、どんなひとのところにいたのかって。ジョージ、前はニュージャージーのブリッジウォーターってとこにいたのね…。どんな女なの?それとも男? きいてみたいけど、もうジョージはいない…。
 
ジョージもいいけれど、アンドリューもすてきよね(20ドル札)。でもなんたって諭吉の魅力にはかなわないけど。 晩ご飯はキャットフィッシュのオールドベイとコーンミール焼き、いんげんのサラダ、クレソンのおひたし、レス他のピクルス、イエローライス(玉ねぎ、ピーマン、グリーンピー)。
 
2008.8.12 (Tue) in NY    ★★★

晩ご飯はミッドタウンのタイ食堂で女子たちの夕べ@チリ・タイ。出がけにひと悶着あり、慌てて家をでたが、やや遅刻。しかし女子ナイトは楽しゅうござんした。 吾妻光良、デルフォニックス、鈴木コルゲンさん、ジェームス・ボールドウィン、六本木ピットインに渋谷ライブイン…こんな単語が並んだら、人見知り癖も瞬時に吹っ飛ぶ(でもあまり女子らしくないような)。 いかフライ、海老の塩胡椒揚げ、鳥肉入りライスヌードル、パパイヤサラダ、どれも美味しかった。勢い余ってジンク・バーまで南下し、バネッサさんの素晴らしいボサノバを聴く。 ライブも良かったが、お店の人の熱く激しい自己陶酔のMCに大うけ。玉置宏か!?という勢いで相手も酔わせるが自分も酔いまくっていた。
 
2008.8.13 (Wed) in NY    ★★★

自業自得の二日酔い。さて昨日の出掛けのひと悶着。まさに家を出ようとしたところで、いきなりドアがノックされた。この急いたような叩き方、不吉な予感…。 案の定、アパートのメンテナンスの人たちが「どこかで水漏れしてるから調べなきゃならん!」と言いつつどかどかと入ってきた。「あの、出かけるんで後じゃダメですか?」と訊いても「今!5分ですむから!」という。 浴室の壁に取り付けてあるキャビネットをがんがんとはずし、壁の裏のパイプをチェック、上の階の人たちとトランシーバーであれこれやり取りし、「違った、ここじゃない!」。 結局そのままキャビネットをつけ直し、帰って行った。5分どころか30分…。キャビネットの中身は散乱し、床は埃だらけ。我に返って、浴室の棚に目薬やらブラシやらマウスウォッシュやらを戻し、片付ける。 しかし水漏れは改善されなかったようなのでまた来るのだろうか…ぶるぶる。でもなによりびっくりだったのは、戸棚を取ると向こう側は壁じゃなくて、「壁の向こう側」だったってこと。 昔よく家の中に「どこでもドア」みたいなものがある夢を見たが、あれのような世界だ。へええ、と見入ったのだった。 晩ご飯はたまには美味しいハンバーガーを食べようよの会@5ナプキン・バーガー。私としちゃ美味しい鯖を食べようよの会のほうが好ましいが、肉食男たちにつきあって。
 
私はバーガーサラダ。野菜がたっぷりで美味しい。半分しか食べられなかったのでお持ち帰り。 ツナバーガーも一口味見させてもらったら、お肉のような味の濃さで美味しいこと!
こちらはチェダーチーズ・バーガー。ジューシーで美味しそうだが、もんのすごーいカロリーだろうな。 男子たちはバーガーの後に、どでかいデザートまで。これはブルーベリーパイ。どんな胃をしてるんじゃろう。
 
2008.8.14 (Thu) in NY    ★★

いっこうに実のなる気配のないいちじくさんの鉢に、黄色いキノコがはえているのを発見。ぎょっとする。いきなりの出現だ。いくら「男おいどん」好きだからって、サルタマケ繁殖!?  慌てて調べてみると、キヌカラカサタケなるものらしい。害はないらしいが、食べたくない色だなあ、とまじまじ眺める。 晩ご飯はバァッファロー風チキンのせシーザーサラダ。鶏(胸肉をガーリックパウダーとバァッファローウィングソースでマリネし、フィッシュロースターで焼いてみた)。
 
黄色いキノコたち。どうしてキノコって突然出現するのだろう。セルフウォータリングの鉢なので、湿気が多すぎたか。 上に上に伸びているいちじくさんだが、上のほうに葉っぱが数枚あるのみ。なにがいけないのだろう。キノコの呪いか。
 

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