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お ひ る ね 日 記 Jul 2008 (2) |
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| 2008.7.15 (Tue) in Memphis ★★★ | |||
仕事がはかどらぬのは、ブルースとエルビスの町にいながら、頭をレゲエ仕様にせねばならないからではないか…(今、やっているのは「世界のはてのレゲエ・バー」の文庫ゲラゆえ)。 などと責任転嫁してみつつも、日中はホテルにこもりレゲ・ゲラに徹する。夕方からは、バスに乗り込んでブルースとロッケンルーロの町メンフィスめぐり。 ギターを抱えたお兄さんが、プレスリー、B.B.キング、オーティス・レディング、ジョニー・キャッシュと次々歌いながら町案内をしてくれる。ジェリー・リー・ルイスの酔っ払い話が滅法面白かった。 さびれた地域にあるサン・スタジオをバスの窓からじっと眺める。ロゴがいかしてるスタジオだ。夜はホテルのバーでギークな方々と歓談。 | |||
![]() | 晩ご飯は美味しいと評判のステーキ店にてリブ・アイ@フォルクス・フォリー。ここは音楽に加えて肉の町。ジューシーで美味しかったが半分も食べられず。 | ![]() | メンフィス名物、フライド・ピクルス。さくっとした衣の下から、ほの酸っぱいピクルスがじゅわ。お酒のつまみに1本、また1本。 |
| 2008.7.16 (Wed) in Memphis ★★ | |||
仕事がはかどらぬのは、歩いてすぐのビール・ストリートが昼日なかからブルースを流し、妙なお土産やもたくさんあって気がそそられるからではないか…。 と今日も責任転嫁しつつ、いてもたってもいられず夕方から一人で町歩き。アスファルトがじゅんじゅんとけそうな暑さ。十九世紀からあるというAシュワッブという店がやたら面白い。 3階建ての古い建物の隅から隅までくまなく見るも、これは役に立ちそう!欲しい!というものが一つもないのが、清々しいほどだ。 一応、生活雑貨の店というふれこみなのに、アメリカのおばあちゃんが着るような古臭〜い下着に、ぎんぎらのエルビス・グッズ、やたら派手なカウボーイ帽子。 店全体がデッドストックなり。毎日通いたくなる。五時には慌ててホテルに戻り、鴨さまたちのご帰還を見送る。 | |||
![]() | 晩ご飯はホテルから歩いていける距離のレストランにて、シーザーサラダに、マヒマヒのソテー、ポテトとアーティチョーク添え@マジェスティック・グリル。 | ![]() | すべてガラスの器に入って、ずらり並んだデザート。メンフィスご飯は大盛りゆえ、ながめるだけ。 |
![]() | 謎の店、Aシュワッブ。「シュワッブになければ必要ないもの」がキャッチフレーズらしいが、いや必要ないものだらけなんですけど。木の階段がぎしぎしきしんでいた。 | ![]() | お土産やのウィンドウ。エルビスの笑顔がお尻をやわらかく包んでくれそうな折り畳み椅子にくらっとくるも、とりあえずエルビス・コースターだけ買っておく。 |
| 2008.7.17 (Thu) in Memphis ★★★ | |||
レゲ・ゲラに苦吟の後、本日も夕方から町徘徊。路面電車の線路に沿って歩いてみるも、閉店している店も多い。ゴーストタウンのよう。時おりトロリーが熱暑のなかをとてててと過ぎていくのみだ。 ホテルのモールもGAPとヴィクトリアシークレットがあるぐらいで、アン・テイラーも店じまいして閑散としており。夜に息づく町なのか、ここは…。夕食後、ホテルのルーフトップ・パーティーを覗いてみると案の定、屋上は人々でぎっしり。 地元民の出会いの場になっているらしく、南部の女の子たちは皆めかしこんでいる。NYでは見ないような派手!ぴちぴち!なドレスばかりだ。もさっ!な私は、後ずさりで下りエレベーターに乗り込み退散。 | |||
![]() | 晩ご飯はB.B.キング・ブルース・クラブにて。グリルした鮭にコーンのサルサ、フライドチキンにウィングス。あと1ヶ月ここにいりゃ確実に体重は二倍になること間違いなし。 | ![]() | NYのB.B.キングと比べて無名バンドばかりだが、ファルセットボイスのおじちゃんと迫力こぶしな女性ヴォーカルのこのバンド、なかなかの取り合わせで楽しめた。 |
| 2008.7.18 (Fri) in Memphis ★★★ | |||
さて、昨日で一応、缶詰仕事はひと段落し(してないけど、無理にさせた)、残り二日は観光だ。ホテルのフロントのお姉さんも「アトランタの動物園も見たけどね、ふっ(鼻で笑いつつ)、なんといってもうちの動物園は断トツね!」 と、まるで自分の庭を自慢するかのごとく語っていた、そのメンフィス動物園へ。確かにここはテネシー州民が自慢したくなるのも解る充実ぶりだ。広々としたサバンナ風の草地でのんびり寛ぐ動物も多いが、近くで見たいパンダなどは、格子でなくアクリル張りの檻にいる。 子どもが手を伸ばす危険もなく間近で見られるのだ。サービス精神旺盛の北極熊も迫力&愛嬌満点。夜はエルビスのそっくりさん、Eファクターのライブを観@ビール・ストリート。 「俺は56歳だが、生涯音楽をやってくぜ!」というその姿勢が素敵すぎ、「やってくれ!」と思わず手をふる。ちなみに、エルビスそっくりショーのワールド・チャンピオンに3回優勝されておるらしい。 やっぱりあるんだね、そんなショー…。 | |||
![]() | 晩ご飯はシーフードの美味しい食堂にて、茹で海老をむいちゃ食べ@パール・オイスター・ハウス。指が、とまらないぜ! | ![]() | 炭火焼きの牡蠣。ほかにマカロニ・アンド・チーズに焼き野菜。牡蠣は、ニューオリンズのオイスターハウスがやや勝ち気味。 |
![]() | 笹が足りない〜もっと〜とぶんぶんやりつつ、 | ![]() | 腹一杯食べたらすぐにごろり。はあ天下泰平。上野動物園もこのぐらい寛げたら行ってやつてもいいよ(パンダのレーレーさんとヤーヤーさんの代弁者)。 |
| 2008.7.19 (Sat) in Memphis ★★★ | |||
ギブソン・ギターのファクトリーストアで絶対買えないギターをぺたぺた触り(嫌がらせ?)、お向かいのロックン・ソウル博物館へ。ソウルは聴くもんじゃ、学ぶもんじゃねえやなあ、などとあまり期待せずに出向いたものの… 楽しい!学んだ!綿花畑でブルースが生まれた時代から、スタックスにハイ・レコード、エルビスの衣装に各種お宝映像まで。いろんな曲も視聴できるし、このところ忘れていたソウル熱がガッタガッタとせりあがってくる。 | |||
![]() | お昼ご飯は、エルビスもここで好物のピーナツバター&バナナサンドを食べたというダイナーへ@アーケードカフェ。こんなに大量のツナサラダを食べたのは初めて。 | ![]() | 晩ご飯は、フライドチキンで有名な店へ@ガス・ワールド・フェイマス・ホット&スパイシー。さびれた透りにある、こんなしょぼい外見の店だが… |
![]() | まさしくホットでスパイシーなフライドチキンは、今までお店で食べたどんなチキンより美味しかった。 | ![]() | おっと忘れちゃいけないフライドピクルスも。つけあわせのベイクド・ビーンズだけは私にはすこし甘すぎじゃったが。 |
| 2008.7.20 (Sun) in NY ★★ | |||
優雅な噴水で寛ぐ鴨たちに挨拶し、帰宅。メンフィスも暑いと思ったら、NYも暑かった…。家に入った途端、ピーピーとずっとファックス機が鳴っているのに気づく。 送られてきたゲラの紙が途中で切れてしまっていたらしい。いつからピーヒー鳴ってたんだろう。慌てて紙を入れると、ぴしゃんちゃんのゲラがずーずーと出てくる。 晩ご飯は豆腐サラダと雑穀おにぎり、向かいのスーパー買った丸ごとチキン。ヒスパニック系のお店はどうしてこうも美味しく鶏を焼くのだろうか。濃くてやらかーいラテンな鶏の味だ。 | |||
![]() | 昨日のロックン・ソウル博物館にあった昔のソウル・コンサートのポスター。アーロン・ネヴィルが若い、細い。 | ![]() | こちらは昨日のエルビスそっくりさん、Eファクター。ずずっと近づいてポーズまでつけてくれた後、2ショットも撮ってくれた。そちらは絶対、誰にも見せられん…。 |
| 2008.7.21 (Mon) in NY ★★ | |||
編集さんから「おどりば金魚」韓国語版が、妹からダニ撃退グッズ届く。ダニ荷物には、ついでにナタデココとかりかり梅ふりかけが入っていた。ナタデココ…自分で買ったことはないが、「ヨーグルトにかけるといいと書いたあったから」だそう。 やってみるとしよう。晩ご飯は、メンフィスの市場で買った新鮮な黒目豆とイタリアンソーセージと野菜(カラードグリーン、ピーマン、玉ねぎ)でジャンバラヤ風炊き込みご飯。 豆の味が濃ゆい。フィッシュロースターで焼いたアスパラガスは、焼きすぎてしなしなに。まだ研究の余地ありじゃ。 | |||
| 2008.7.22 (Tue) in NY ★★ | |||
レゲ・ゲラに加え、ぴしゃんゲラもきてゲラ三昧。手には「パイロット 修正職人」握り締め。すぐダマになるBICのホワイトアウトにゃおさらばじゃ。修正液という地味な分野にのみ知識を蓄えていく、そんな夏。 近所のスーパーで2%低脂肪牛乳を買っていたら、中国人のおばあさんがやってきて、私のカゴ中の牛乳を指さしながらにこにこ何か言っている。ノー、チャイニーズ、と言ってもまだにこにこと。 この牛乳に何か秘密が? 2%でなく普通のがよいと? それともノーファットにしろと? むちゃくちゃ気になるが、聞き返せないのが悔しゅうて。 | |||
![]() | 晩ご飯は勇気をだし近くのチャイニーズ系寿司屋へ@Jin。巷によくあるなんちゃって寿司では?とどきどきするも、まあまあ。ハマチのハラペーニョソース。ハマチ、薄っ。 | ![]() | イカの丸焼きは、屋台で食べる懐かしい味。他にネギトロ巻きや忘れちゃならない光り物のお寿司など。 |
| 2008.7.23 (Wed) in NY ★★ | |||
レゲ・ゲラに集中しすぎて、脳内がややおばかで軽薄な男子高校生の喋りになっており。っつうかさあ、それってあんま変わんねえべ? 晩ご飯は「二足のブーツ」なる店にて、ワイルドマッシュルームのピザとシーザーサラダをお持ち帰り。 お隣の中国人経営の店でコーヒーを買ったら、「日本人? アナタ中国人の顔シテルネー」と言われびっくり。どうりで昨日は…。今まで言われたことなかったので、ここにきて急激に顔面中国人化しているのでは、と不安になり。 | |||
| 2008.7.24 (Thu) in NY ★★ | |||
毎日夜になると空がびっかびかに光り、雨が吹き荒れ、窓を閉めたりあけたり、目をつぶっていてもぴか!とくるわで、寝不足。最近観ているブループラネット・シリーズの海底版のイカ、ロブスターの、こちらも愛らしく光る赤ちゃんに「可愛い!でも美味そう!」 「美味そう!でも可愛い!」と悶絶。晩ご飯はティラピアのカレーパン粉焼き、レタスと玉ねぎと紫蘇のサラダ、はと麦とひよこ豆あえ。 | |||
![]() | 母から、注文しておいたブツが届く。松尾たいこさんのドクロTシャツ(なんとキュートなドクロ!)。 | ![]() | と、ダニ捕りロボ! わーい、どちらも嬉しい。…喜びの種類は別々の方角だが。 |
| 2008.7.25 (Fri) in NY ★★★ | |||
バーモント州から「海の小屋開き」のためにでてきたジャニス&ブライアン一家とギリシャ飯で再会@アンクル・ニックス。毎夏、彼らはニュージャージーの海岸に持っているショアハウスを開けて手入れするためにやってくる。 海開き。江ノ島のぼろい海の家とばか高いサザエ焼きを懐かしく思いだす。山びとである彼らは、ギリシャ料理のタコやイカをこわごわと見つめており。 | |||
| 2008.7.26 (Sat) in NY ★★ | |||
朝起きてみると、物欲にとらわれていた。ふむ、と顎に手をあて、イーベイでたくさんの品をクリックして見ていたら、物欲はすすーっと減退していった。よろしい、と縮んだ物欲をねぎらう。エセックス市場にて肉、魚、野菜買い。 | |||
![]() | 晩ご飯は親方がザリガニと鶏肉入りジャンバラヤを作り。ニューオリンズの料理教室で習ったケビンさんのレシピ。ザリガニがぷりっぷりで美味しい。 | ![]() | こちらは先日食べたマッシュルームのピザ。ザリガニの殻のごとき赤さ。 |
| 2008.7.27 (Sun) in NY ★★ | |||
久々にストリートフェアへGo。タイムアウト誌で場所を調べ、ふむ、祭りは47丁目から53丁目だから、ロックフェラーで降りて北上するとするか、などと着々と策を練るも、地下鉄駅を出た途端、空が真っ暗に。 雨も降りだす。どの店も慌ててビニールの屋根をおろし、店じまいする屋台も多い。結局、数分見てまた地下鉄に逆戻り。ストリートフェア欲がみたされず、鬱々とす。 戻って、ネットで「ニューヨーク市 ストリートフェア・スケジュール」のページにじっと見入る。だいじょうぶ、まだまだやってる、とうなずきつつ。 | |||
![]() | 晩ご飯はポークチョップ、フィッシュロースターで焼いたズッキーニとスクワッシュ、黒目豆ご飯にキドニービーンズ。 | ![]() | メンフィスで買ってきた新鮮な生の黒目豆は洗って冷凍しておいたので、いつでも使えるのが嬉しや。乾燥豆や冷凍豆とちがって、みずみずしい若緑色。 |
| 2008.7.28 (Mon) in NY ★★ | |||
来月のミシガンの旅に向け、着々と準備中。準備といえば、そりゃあなた、もちろん虫除けグッズだ。今までの日本製蚊よけブレスや携帯ベープマット、アメリカ・スーパーの強力DEETスプレーにロールオン式ハーブ液、万一刺されたとき用のステロイド剤などに加え、 今年は、巷で効くと噂でしかもお肌に優しいエイボンのバグ・ガードも仲間入りさせた。これだけ蚊よけグッズを揃えて臨んでも、いつも人一倍刺されるのはこれいかに。 しかも皆、この我が虫除けグッズ・コレクションを見せた途端、笑うのはなぜなのだ、こんなに充実してるのに…。 | |||
| 2008.7.29 (Tue) in NY ★★ | |||
どすこいレゲ・ゲラ。色々と思い出すことの多い章に突入。ちょいきついけどさ、それで今の自分がいる、とかなんとかね、思うわけさね(カエの口調で)。それにしてもキツキツのカツカツだ。 色々と。食欲はあるが、余裕はない。夏休みの帳尻あわせにこの時期、頑張っている人は多いのじゃろう。自業自得なんてひやっこい言葉は嫌いなキリギリス。 | |||
![]() | 昨日はジャンバラヤの残りに、色いろサラダ(ハト麦、ビーツ、セロリ、キャベツ、玉ねぎ、ネギ、ヒカマのピクルス、胡桃、フラックスシード)をにんにく玉ねぎドレッシングで。 | ![]() | 本日の晩ご飯は海老、胡瓜、卵のせ冷やし中華、色いろサラダの残り。困ったときの、「色々のせ麺」。 |
| 2008.7.30 (Wed) in NY ★★★ | |||
送っていただいている文芸誌を、「連載集中読み」するのが、このところ気にいっている読み方だ。忙しくて何冊かたまってしまったときなどに、一冊ずつ読むのでなく連載物ごとまとめ読みするのだ。 今日は小説推理の角田光代さんの「森に眠る魚」。ベッドの脇に何冊か重ねて次々に。極楽ぜいたく〜な心地。あと小説すばるの常盤雅幸さんの「真ッ赤な東京」は一冊に2話載ってるので、必ず目次を見て続け読みする。 ふふっと相変わらずこそばゆい可笑しさ。晩ご飯はロブスターを食べに行く。いつものごとく、みなの苦手な海老みそを「どんどんもってこーい」とわんこそばのごとくたいらげる。 かわりにたっぷり身のつまった尻尾部分をあげると、大喜びされる。「海老で鯛釣った」って顔だ。完璧なる需要と供給。 | |||
| 2008.7.31 (Thu) in NY ★★★ | |||
「FDA(アメリカ食品医薬品局)がロブスターを食べることに警告」という件名のメールが来。「え、昨日食べたばかり!」とつい開けると、ジャンクメールだ。 しかも件名ロブスター、本文はメジャーリーグでドジャースがどうのこうので、リンク先はポルノ、という手のこんだもの。その小ざかしさが憎らしゅうござる。 夜は、みちかちゃんのジャズ・トリオ・ライブへ@クレオパトラズ・ニードル。演奏は、素晴らしい勢いで音を主張するのに、自分のCDを宣伝するMCとなると、急に遠慮がちになるものだから、皆でけしかける。 だめだよ、もっと売り込まなきゃ!この世は宣伝、自己主張!と無責任この上ない我々観客。晩ご飯は店にて野菜のトマトソースパスタ。 | |||