お ひ る ね 日 記
Jul 2008 (1) 

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2008.7.1 (Tue) in NY    ★★★

最近はアパートの芝のあちこちに蛍が出現するので、夜に歩くのがたのしみ。ふわ、きら、とささやかな光がそこかしこで。綺麗な水辺でなくともいるんだな。 晩ご飯はご近所の「フランキーさん17番」なるイタリア食堂へ。週末にあれほど探してなかったエルサレム・アーティチョーク(サンチョーク)の松の実ソテーが!  喜んでぽくぽく頬張る。この、じゃがいもと蕪をたして2で割ったような中途半端な食感が好きだ。ほかに焼きすぎでへなへなのカリフラワー(これがイケる)、そら豆のリンギーネ。 どれも美味しく、心のなかの「ご近所お気に入り食堂メモ」に早速追加。しかしなぜに17番?と思ったらば、案の定番地が17。 ちなみにこの通りには有名シェフ、ウィリーさんの店もあるがこちらも頭文字に番地でWD-50ときた。 安直なのか地元愛か。多分、忘れっぽい客対策。
 
2008.7.2 (Wed) in NY    ★★

わがままなしずく嬢の話を書く書く。その合間の園芸。どでかいプランターの土を掘り起こし、ピートモスと苦土石灰と新しい土を投入して耕す。けっこうな重労働じゃ。 このリフレッシュした環境を、どうぞ紫蘇さんや茗荷さんたち存分に味わっとくれ、と母心をもつも子は存外迷惑がるもの…。作者の(空回りな)思いと文字の関係にも似てなくも、なし。
 
晩ご飯は塩豚と絹さや炒め、海老とエンダイブ、胡瓜と紫蘇のせた胡麻味ひやし中華。 パールオニオンをさっと茹でて、ディル入りのピクルスのマリネ液につけてみた。皮をむくのが面倒だけど、やわらかな甘さがほどよろし。酢を入れすぎないほうがおいしそう。
 
2008.7.3 (Thu) in NY    ★★

自分なりに「炊飯器でホッピン・ジョン」の配分が完成したので覚え書き。アンクルベンの玄米1C、水につけて戻した乾燥黒目豆1C、冷凍もしくは生のカラードグリーン細かく切ったもの2C、低脂肪低塩分のチキンストック1缶に水足したもの2.5C、タイム、オレガノ、適当にケイジャンスパイス。 これを玄米モードで炊けば、ほかほかほくほく、ジョン坊がぴょんぴょん跳ねるよ南部ソウルの豆ご飯。しかし日本人の私はさらにこれに納豆をかけるのじゃった。ソウルの混合。 本日の映画;「トワイライト・ゾーン」(TVシリーズ)数年ぶりにトワイライトゾーン熱が再燃して毎晩観つづけており。 昔からTVでもこの独立記念日の時期は、トワイライトゾーン・マラソンがやっていたっけ。花火と不思議話。夏さねえ。焦って録画用のビデオを変えていたあの夏はいずこ。
 
晩ご飯はまぐろのタルタル丼(胡麻油、生姜、醤油、味醂に加え、三平に貰った焼きにんにく味噌を入れたらいい感じ!)。春雨と胡瓜、エンダイブ、豚の中華サラダ。 向かいの99セントショップで買ったナプキン立て。鳥?リス? どっちにしても可愛くない! が愛嬌はある。
 
2008.7.4 (Fri) in NY    ★★★

朝から独立記念日ご飯の仕込み。今年お初のベイビーQちゃん(バーベキューグリルの愛称)の埃を払い、フィレミニヨンの端切れ(安いので。でも柔らかさは変わらず)、塩豚(3日目で冷凍しておいたもの)、海老、ズッキーニ、にんにく、ネギなどの串焼き。 ビーツとじゃがいものサラダ、栗とラムレーズン入りゴートチーズ、胡桃と野菜のサラダ。このところ酔っ払うと世話焼き女房のようになるJ坊と (私に、「ほら、お皿に袖がつくよ」「フォークはこっちにおいて」などと世話を焼くので笑った。普段が超がさつなだけに)と、酔っ払うと輪をかけておおざっぱになる親方の間で、結局しらふの私が後片付け。
 
ビーツとじゃがいものサラダはクリーミー系のドレッシング、砂糖と酢少々に黒胡椒たっぷりで。ほくほく。 パールオニオンのマリネ、先週末に漬けたヒカマのピクルス(すっぱー)、野菜スティック、オリーブ。この四つ割ガラス皿は薬味入れ等にも愛用。
 
2008.7.5 (Sat) in NY    ★★

雨のなか、グリーンマーケットへ@ユニオンスクエア。3個で$5という花の鉢を買うも、マリーゴールドしか名前が解らない。あとは「赤紫のぽんぽした花」と「青紫のちょこんとした花」だ。 青や紫系の花が好きだが、マリーゴールドは虫除けに。おいきみマリーに失敬な。雨があがったので、晩ご飯は本日もベイビーQちゃんを働かせてのベランダBBQ。 海老、牛、豚、ズッキーニ、ネギなど。◆本日の映画;「The Kite Runner」罪と優しさに涙。 久々に凧をあげたくなった。それにしても、過ぎし日のどこかにうしろめたさを抱かぬ人間などいるのじゃろうか。
 
2008.7.6 (Sun) in NY    ★★★

曇り空のなか、車(の助手席)でホーム・デポへGo@ブルックリン。園芸コーナーを嬉々として見回り、ものすごーーく巨大な土の袋を買う(容量でいうと30リットル!)。 ミラクルグロのモイスチャーコントロール。名前が仰々しいが、実も仰々しく実ってほしいもの。◆本日の映画;「ブルー・ハワイ」 来週末からのメンフィス行きにそなえ、心のなかで初プレスリーの風が吹き荒れだしている。初めての風は熱い、というより、お気楽な温風。
 
最近よく食べているキャベツとハト麦サラダ。コールスロー用キャベツに、炊いたハトムギ、松の実、ドレッシングなどとまぜて。 晩ご飯は鳥ひき肉でタコス。レタスにチェダーチーズもたくさん。タコシェル・スタンドなんてバカなものダレが買うんだと思っていたが、いざ作ってみると結構ほしい。
 
2008.7.7 (Mon) in NY    ★★

昨年の夏に買った魚焼き器がついにデビューを果たす。試そう試そうと思いつつ時が過ぎ…アマゾンの保障期間30日もとうに過ぎ去り…今はすでに翌年の夏。しかも魚でなくいきなり羊肉を焼いてみる。 余分な油がたくさん落ちてなかなかヘルシー。これからじゃんじゃか焼いていこうと心に誓う。しかし30日保障って微妙だ。一週間だと慌てて使うんだけど。同じか。 ◆本日の映画;「監獄ロック」 プレスリーの風ますます強く。 お気楽坊ちゃん路線でなく、荒くれ若造路線のエルビスもなかなか素敵。そっか、エルビス自体は聴いたことがなかったけれど、リーバー&ストーラーさんの曲はずっと聞いてきたからこんなに耳に馴染むのかも。
 
晩ご飯はラム・ショルダーチョップのスパイス焼き(張り切りすぎてでかい)、野菜(大根、セロリ、胡瓜、エンダイブ)とベイクドチップのオニオンディップ、パールオニオンのマリネ。 これからせっせと働いてもらいまっせ、なフィッシュロースターよ。
 
2008.7.8 (Tue) in NY    ★★★

週末の路上グリーンマーケットに加え、最近、家の向かいに果物を売る屋台が出現している。マンゴーや苺、アボカドから、なぜかにんにくまで山積みで、スーパーより新鮮だし安いしでかなり便利。 気になるのは、いつ見てもあいていることだ。そりゃあ夜中にマンゴーを食べたくなったときに便利だが、ひとごとながら心配になってくる。午前3時における店番の賃金と果物の売り上げを比較したら割があわないのでは?  私だけでも、午前3時にマンゴーを買ったほうがいいのではないか、と迷う。
 
晩ご飯はご近所にできた串焼き屋@Yozakura。日本酒の輸入業をしていたというオーナーのウォレンさんと酒話でもりあがり。串焼き色々、エスニックのたれがよろし。 焼きそばはメニューに「生焼きそば」と書いてあった。生? デザートには、どう見てもこんにゃく畑?のうえにライチをのせたものがサービス。アイディアじゃのう。
 
2008.7.9 (Wed) in NY    ★★★

気になったので、今日、果物屋台のお兄さんにバナナを買う際、訊いてみた。「あのう、24時間やってるんですか?」「そうですよ。あ、でも店番は交代制だけど」そりゃそうじゃろう…。 午後、ブルックリンに電車でGo。地下鉄での川越えは、方向音痴にゃわくわくどきどき小さな冒険。東西南北という感覚が欠落しているので、迷わぬよう「あの看板左」 「花屋で右」と視覚にうったえつつ歩いた。フォート・グリーン、可愛い地域だな。晩ご飯は海老と蛸(オイル漬けの缶)のレモン・バジル・パスタ、野菜(エンダイブ、胡瓜、大根、セロリ)のドレッシング添え、オリーブ。
 
2008.7.10 (Thu) in NY    ★★

おなかに3つの虫刺されあと。これは…もしや…ベッドバグ?ダニ??南京虫??? リズムよく恐慌をきたし、日米ダニ捕りグッズなど検索。そなえあればうれいなし。ただの備えでありますよう。 晩ご飯はCookpadで見た「炊飯器で炒飯」なるものを作ってみた。美味しい、簡単、暑くない。それに冷凍してあったBBQウィングに山羊のチーズのサラダ。火を使わないと夏は楽だなあ。 ◆本日の映画;「アカプルコの海」影のあるエルビスも悪くない。その影が「飛び込みができない」ということだったとしても…。
 
今年も地道に育てている茗荷さん。もはや茗荷を食べたいなどとわがままは言わぬ、せめて枯れずにたくましく育ってくれれば…。 週末に買った花の一つの名がわかった。薄むらさきのほうはAgeratumもしくはFloss Flower、日本名はオオカッコウアザミというらしい。なぜにカッコウ。
 
2008.7.11 (Fri) in NY    ★★

背中にまた1つ噛み跡。これはいよいよ…と顔が曇る。検索に拍車もかかりて、ネットでネーミングに惹かれてダニ捕りロボなるものを購入。実家の母に、届いたらすぐ送ってくれるよう頼む。 妹にはマツキヨに走ってもらい、アメリカでもぬかりなく近所のドラッグストアをチェック。掃除機もかけまくる。この機敏さ迅速さを仕事に生かせと天の声。 晩ご飯は盛り蕎麦、しめ鮭のカルパッチョ風(塩をまぶして数時間おいた鮭刺身に、ケイパー、レモン、オリーブ油、塩胡椒、にんにくのソース)。
 
すくすく育っているのはバジル。苗を買ったのもあるが、料理用に買ったバジルも残りを水にさしておいたら根がでたので植え替えた。たくましいぞ、バジル。 パスマークで買ってきたカラードグリーン。冷凍物は滅多にないので喜んで買ったが、大きい。1.8kgって…。冷凍庫に他のものが入らないので、がんがん使わねば。
 
2008.7.12 (Sat) in NY    ★★

60才になったら猫を飼うことに決めたら、ちょっとだけ気が楽になる。しかしそうなるとインコは飼えぬのではという問題に気づき、新たな心配の種が芽吹く。晩ご飯はふくろ茸入り鶏ひき肉の麻婆豆腐。
 
2008.7.13 (Sun) in Memphis    ★★★

今日からテネシー州メンフィスへ。大量の文庫ゲラ抱えての自主かんづめ、プラスちょいとの休暇つき旅行なり。休暇部分は、エルビスとスウィートに過ごす予定だ。 ちなみにこのホテルでは午前11時と午後5時に、鴨の行進がある。鴨さまたちは、毎朝、屋上の優雅なお宅からロビーの豪華な噴水池までエレベーターでご出勤され、毎夕ご帰宅されるのだ。 レッドカーペットで盛大なフラッシュを浴びつつ。私も鴨さまたちに恥じぬよう、しっかりゲラをこなさにゃあ。
 
晩ご飯はホテルのステーキハウスでフィレミニヨンに蟹肉のトッピング@カプリチオ・ステーキハウス。大変おいしゅうございます、と人見知りのよそよそしい顔の下でさけぶ。 レッドカーペットをしずしず歩く鴨さまたちと、見守る下々の群集。近くで見たいのに、近づけん…。
昼間のビールストリート。華氏100度の熱暑のなか、観光客の数もまばら。 夜になると、どこからともなく人々がゾンビのようにわらわらと…。
 
2008.7.14 (Mon) in Memphis    ★★★

朝から夕まではみっちりゲラ読み。のはずが、そわそわとはかどらず。11時と5時にゃ鴨の行進も見なきゃいけないし(なぜ"いけない"んだか)、缶詰といっても色々忙しい。 ああ、うろうろしてたらまだ2ページしか進んでないよ、360ページのうちの2ページじゃよ…。男らしく本日の仕事はすっぱりあきらめ、夕方からエルビスのグレースランドへ。 エルビス・プレスリーが1957年から亡くなるまでの1977年までを過ごした地だ。エルビス超初心者の我だが、きっと寂しがりやの人恋しがりさんだったんだな、というのがひしひし伝わる家だった。 ちょっぴり、いやかなり装飾品などもダサいが、そこはほれ70年代ということで大目に見たい。エルビスの存在自体が彼の愛したドーナツみたいなものな気がする。 べたべた過剰で甘くて食べすぎちゃう。お土産にエルビスのコードブックにサン・スタジオのロゴ入りピックを買う。そう、「演る気」満々なのだ…。
 
グレースランドのエルビスの邸宅正面。期待が大きすぎたせいか「意外に小さい」「地味」などと失礼な声がちらほらとびかうも、入ってみると迷路のように広い。 といいつつ、やはり意外に素朴なキッチン。でもぴかぴかしすぎず、あったかくてすこしダサくて、やたら落ち着くのだった。
愛娘リサ・マリーのお誕生日会をひらいたという自家用飛行機、その名もリサ・マリー。もう一機あったがこちらは一回り小さかった。 実物のピンク・キャデラック! うしろの書割風景がまた妙に哀愁をそそること。
 

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