お ひ る ね 日 記
Apr 2008 (1) 

page bottom h o m e d i a r y


2008.4.1 (Tue) in NY    ★★

歯医者で5本もの虫歯治療。「先生! い、いいんですよ私は。ええ二度や三度にわけていただいても全然…」と懸命に訴えるも、「やっちゃいましょう! 何度も来るのも大変でしょうし」と明るくかわされたのだった。 5本もいっぺんにやったものだから、麻酔のきかない場所もあり、うがががとおののく。よろよろと表に出てきたときには頭が真空状態で、Fedexから送る予定だった大事な書類をそのまま持ち帰ってきてしまう。 ちゃんと歯医者の最寄のFedexを調べていったのに…。ひとの記憶さえちゃらにする、おそるべし一気治療…。
 
夜はごほうびで美味しい魚介を食べようぜの会@アクアグリル。名前を忘れたが、このサザエとしったか貝の間みたいな巻貝に一同、楊枝を駆使しつつ、感動の唸り。 前菜のサーモンタルタルをチップスと一緒にかじる。アメリカの鮭は総じて生臭い気がするが、美味しい魚介類の店にかぎっては例外なのはこれいかに。
ソフトシェルクラブはメニューにはアペタイザーだけなのだが、頼むとメインのポーションにしてくれる。美味しいけれど、オレンジの味が勝ちすぎてお菓子っぽい味が残念。 誰かが頼んだファラフェル・サーモン。ファラフェルの中身(ひよこ豆とハーブ)を切り身にまぶして焼いてある。真似させていただきます。
 
2008.4.2 (Wed) in NY    ★★

昨日行ったレストランのウェイトレスさんはとても可愛く、魚やワインの知識も豊富で、さすが人気レストランは違うのう、と感心したのだが。 目をきらきらさせてメニューの説明にうなずいていた男子3人の表情が、ふっと現実に戻った瞬間を私は見のがさなかった。彼女が去った後に彼らが言うには、 「可愛かったけどなあ、Bワード言ったしなあ…!」。ちなみにBとは「My Boyfriend said」彼女が「私の彼が言うことにはね♪」と口にした時点で、さっと彼らの前に境界線がひかれたのであろう。 というか、あんたたちも彼女いるし? 結婚してるし? …という問題ではないらしい。そういえば既婚の友達は、素敵な殿方に「結婚してるんですか?」と聞かれ、思わず「い、いいえ!」と首をぶんぶん振ってしまったという。 Bワードの定規で線を引く、字あまり。夜、石井桃子さんの訃報知る。ご冥福を心より祈る。ありがとうありがとう、と幼い私が何度も天に言う。 晩ご飯は海老とブロッコリレイブのバジルパスタ。シーザーサラダ。
 
2008.4.3 (Thu) in NY    ★★

理不尽なことありて、やや暗い、心もち。晩ご飯はステーキをグリルパンでじゅっと焼き、カラント入りのワイルドライスミックスを炊飯器で炊き、肉汁の出たグリルパンで、これまたほうれん草もじゅっと焼く。 それを茶色い皿に盛ったら、これまた暗い、というより不吉に黒ずんだ色合いに。
 
2008.4.4 (Fri) in NY    ★★

黒ずんだ心もちだったが、フンコロガシの絵をかいているうちに青灰色ぐらいになってくる。かきながら、いまこの時間に、一心不乱にフンコロガシの絵をかいている人間は、この世に何人ぐらいいるのかなあと考えた。 56人ぐらいかなあ。もっとかなあ。その56人と友達になってみたい。夕、Tumiのショップで大きな旅行鞄をしげしげとながめる。ながめるだけで買わない。買わないが触ってみた。買わないが、持ちあげてもみた。 中身が入ってもおらぬのに重い鞄というのは、荷物を持つのが大苦手な私には、とても理不尽なことに思える。
 
晩ご飯は美味しい京うどんとおばんざいなどをコースで@おめん。薄いおだしが美味しい麩と豆腐揚げだし。ししとう、五本に一本のはずれ(大辛)という確率がかなり高し。 筍のおつくり木の芽ソース、ホワイトアスパラとえのきの胡麻だれがけ、じゅんさいに蟹。
焼き物はこんにゃくに小芋を添えた鱒の西京焼き。この後、お刺身(帆立、まぐろ、鯛、さより)もきて… うどんはかぼちゃ、ほうれん草、きんぴら、たっぷりの胡麻、千切り生姜をおつゆにつけて食べる。この組み合わせは季節によって変わるらしい。本店京都はまた違うのだろうなあ。
 
2008.4.5 (Sat) in NY    ★★

中華街彷徨。親方、フランスパンを焼く。前に一度挑戦したときは、ぶあつい固い皮ばかりで中がぽっちり、のパンになって失敗したらしい。固すぎるパンは、重い鞄と同じくらい苦手なので、成功を祈った。 固くはならなかったが、ツノがでたパンになった。ラップが発酵したパン生地にくっついてしまったのをはがしたからだった。なんだかこれもお洒落だよ、流氷みたいで、となぐさめる。流氷?  晩ご飯はインスタントの辛い台湾ラーメンにポークロースト、もやし炒めのせ。
 
ほこりがついちゃうからね、とラップをかけて、発酵待ちしつつ、おでかけ。 ほこりじゃなくて、ラップがくっついちゃったため、はがすのに一苦労…。パン作りの道は深い(らしい)。
 
2008.4.6 (Sun) in NY   

黒々とした、心もち。せめてうわっつらだけでも、とカラフルな紙の袋やラッピングペーパーを買いに行く@JAMペーパー。紙ものばかりの店だが、ホリデーシーズンでもないこんな時期はがらがら。 だいじょうぶだろうか、と心配になる。ホリデーではないときのほうが、紙を買いたくなるものなのだ。さても、ひとの人格は、怒りの原因よりは、怒りのあらわしかたに左右されるのではないか、というようなことをしみじみ考え、また黒くなる。 ふと見ると、手の甲もだいぶ黒い。先月の日焼けがまだ残っているのだった。
 
晩ご飯は親方がザリガニ入りのジャンパラヤ作る。鍋が…顔をなかにつっこんで、「おーい」と叫ぶとこだまが返ってきそうなくらい、おっきい。 盛りはすくなめに(自粛)。
 
2008.4.7 (Mon) in NY    ★★

あ、Googleのロゴが鉄腕アトムだ、嬉しいなあ。お誕生日おめでとうアトム。午後、歯医者さんでクリーニング。知覚過敏なのかときどき鋭い痛みが走り、またもおののきつづける。 帰りがけ、今度こそFedexに駆け込み寺。クリーニングの痛さで一瞬通り過ぎそうになるが、何とか無事に駆け込む。 この前は虫歯治療一気に5本ショックで寄るのを忘れてしまったが、今回は忘れぬよう「駆け込み、駆け込み」と念じたおかげだ。 晩ご飯はジャンバラヤの残りともやしと胡瓜のナムル。アボカドとオニオンスライスのサラダには青海苔、紫蘇塩、酢とオリーブオイル。
 
2008.4.8 (Tue) in NY   

相変わらず黒々。クロクロはトトロ。いつも日本に行く前は、ごたごただ。外側も内側も。昨日もらったフッ素を歯にぬってみる。過敏よさらば、と念じつつ。 過敏でいるというのはいろいろと辛いものじゃが、あえて鈍感でいるというのもまた傲慢ではないか。目にはひたひたと近視が戻りつつある。日本でレーシックの再手術をするか悩みつづけ、夢ではすでに(例のごとく)再手術を経験してしまい、疲弊。 晩ご飯はスペアリブとチキンのセットにカラードグリーンとマカロニ&チーズ@Live Bait。
 
2008.4.9 (Wed) in NY    ★★

お料理教室@ソーホー。ブロンジーニのさばき方を習えたのが、うれしや。魚をうまくさばけるようになることが現時点での人生の目標ゆえ、真剣にメモをとる。 お隣のひとの手もとを見ると、やはり魚の絵つきメモが。私のよりスマートでかっこいい魚であった。帰ってから、「どなたかエプロンを忘れた方いませんかー?」のメールが先生より届く。 あ、私です…。次回(人気の教室ゆえいつ参加できるか解らないが)までとっておいていただくことにする。「レシピを忘れても気づかない生徒さんがいるんですよねえ。 作らないみたいで」と先生が笑っておられたことを思いだし、つい「いや料理はするんですけど、エプロンはしないだけで…」と、言い訳がましいメールを返信してしまう。 晩ご飯は、鶏と白菜とネギの焼きそば。
 
簡単で美味しいレモンとバジルのパスタ。削ったレモンの皮が爽やか。鶏肉や魚をこのソースで焼いても美味しそう。 ブランジーニのソテー、椎茸とアスパラガス添えにケイパー・ビネグレット。この魚は別名「海の狼」というそうな。脂ののったスズキのような、狼っぽくない優しい味。
バニラムースリーヌのホールケーキ。生クリームとゼラチンでムース状にしたカスタードとスポンジが軽くて美味しい! しかし家に帰って作るかとで問われれば…(→辛党)。 美しいダイニングとキッチンを拝見するたびに、優雅な食卓を目指そうと志すも、家に戻るとすべては忘却の彼方…。
 
2008.4.10 (Thu) in NY    ★★

長年の友人のブルースマン、ひろくんがリリースするCDのライナーノートを書く。えええ、私なんかでよろしいのでしょうか? と恐縮するも、「いやあ、自分で書いたらなんだか今一歩でさ」とのこと。 それは「自分で書くよりはマシ?」的な立ち位置?と思いつつも気が楽になる。報酬はワイン一杯。「あん肝もつけていい?」と訊くと、「いいよ」というので喜ぶ。 鶏の唐揚げあたりもほしい気がするが、そこはお互いの懐事情を知るゆえぐっとこらえる。
 
晩ご飯は昨日習ったレモンバジルパスタが美味しかったので、さっそく挑戦。もう少し茹で汁を足したほうがよかったかな。教室で作ったものの再現はいかに難しいことか。 サーモンの辛みタルタル。胡瓜と鮭、レモン、オリーブオイル、塩(沖縄の雪塩)、白胡椒、おろしにんにく、ディジョンマスタード、スパイシーチリ、胡麻をまぜまぜ(防備録)。
 
2008.4.11 (Fri) in NY    ★★

新しいお話の絵とものがたりを送信。べつの会社はデータ画像を3MBまでしか送れなかったゆえ、重い画像になると「Fedexさんに駆け込み寺」であったが、ここは17MBまで送れるので余裕である。 しかし今回はモノクロ画像なので、見てみると2MBしかない。大きくて立派な椅子の端っこにしか腰掛けていないような脳内図を思いえがき、そこはかとなく、くやしくなり。 晩ご飯はステーキ、ミックスグリーンのサラダ(おろし玉ねぎドレッシング)。
 
2008.4.12 (Sat) in NY    ★★

音楽をめったにきかない父が松山千春は気にいってるので、妹と相談し、父の日用にチケット取り作戦を開始。しかしネットで見たときはすでに時遅し。予約券は締め切り済みなのだった。 そこで売り出し日の今日、妹は朝から綾瀬市文化会館へ。取れたかなあ、と思っていたら、「しまった…長い行列。綾瀬だからって甘く見てた!」とメール来。ああわかる。 実は私も、綾瀬だからと甘く見ていたんだよね。二人でがっかりする。そんな妹は長年の(理不尽に甘く見られる)綾瀬住人。
 
晩ご飯は、しばらく食べられない気にいりのイタリア食堂へ@マックス。これはじんわり甘くて濃い味のレバー・ペーストを塗ったパン。 薄く切った青りんごとゴルゴンゾーラチーズとルッコラのサラダ。
連れは仔牛を焼いたのにベーコンのせ。 いつものいつものいつものスパイシーな海老といか墨のパスタ。すくなくともあと二ヶ月は食べられないゆえ、残さずわしわしと食べる。
 
2008.4.13 (Sun) in NY    ★★

松山千春のチケットをヤフオクでのぞいてみる。世の中には、自分は行く気がなくとも、とりあえずたくさん券を買っておいて高く売りさばくひとたちが、こうもたくさんおるのじゃな。 ため息をつき、自分のためにアマゾンで本を買う。魚のさばき方と、着付けの本。
 
2008.4.14 (Mon) in NY    ★★

日本行きの飛行機に乗る。たくさん食べて、飲んで、読んで、また食べて、時々寝ても(ほとんど寝られないが)、まだ空の上。
 

page top h o m e d i a r y