|
お ひ る ね 日 記 Nov 2007 (1) |
|---|
| 2007.11.1 (Thu) in NY ★★ | |||
今月行く予定のニューオリンズ旅行に向け情報収集中(おもに食関係中心)。本当ならグァテマラかベネズエラ辺りを狙っていたのだが、日米各々の政府サイトを見て一気に気がそがれたのだった。 グァテマラシティーいわく「十分ご注意ください」の危険度レベル(ジャマイカはキングストン辺りと同等らしい…キングストンでは遊びに行ったクラブで銃撃殺人事件があったっけ、などと思い出す)。 それでは、とベネズエラはカラカスを見れば、「旅行の再検討をお薦めします!」ときた。 今は「それでも冒険オッケー!」な気分にゃなれぬため、諦めて国内に方向転換。ニューオリンズもハリケーン直後はずいぶん治安が荒れていたらしい。 だが復興しようと頑張る地を応援するには、まずはその地にいくこと。実もフタもない言い方だが、観光客として「お金をおとすこと」だと思う。貧乏だからちょっとしかおとせないが、気は心ってことで。 | |||
| 2007.11.2 (Fri) in NY ★★ | |||
夕陽のきれいさにスリッパ(お気に入りパンジー)の足とまる。用事をしつつもいちいち窓に行っちゃあ空をながめるものだから、用事いっこうにすすまず。そのあいだも空は刻一刻と変わっていき、あげくすとんと落っこちる。 で、用事にも時間にも取り残された気分になる。本日の映画;「I'm Reed Fish」当たり前だが人生の主役は誰かではなくて、自分。適当に演じちゃもったいねえ。 | |||
![]() | 息をのむほどの夕焼け。…だったのだが、写真にしてみるとなんとも。本当の私を見て!と空が叫んでいるような(たんに写真下手)。 | ![]() | 晩ご飯はかぼちゃのラビオリ、茸ソースがけ。胡桃と栗とエンダイブとミックスグリーン、フェタチーズのサラダ。 |
| 2007.11.3 (Sat) in NY ★★★ | |||
ブライアントパーク前にできた紀伊国屋書店の新店オープニングを覗く@ミッドタウン。二階はアメリカのMangaオタクもほくほくの品揃え。地下の文房具売り場もかなり充実しており、むらむらと物欲をそそられる。 しかし日本の1.5倍の値段はつらし。というより、くやし。「高級輸入品」扱いでやけに気取った顔のホチキスやノートを眺めつつ、頭のなかで「次の日本帰国で買いたいものリスト」をせっせとこしらえる。 でもやっぱり筆洗い入れは買ってくればよかったなあ。晩ご飯はコロッケ、キャベツと胡桃の温サラダ、胡瓜とセロリ漬け。 本日の映画;トッド・フィールド「リトル・チルドレン」情けない大人たちは子どもより心が弱っちい。そして醜くもけなげ。 | |||
| 2007.11.4 (Sun) in NY ★ | |||
本日から冬時間スタート。4月に夏時間になったときからファックス電話の時計表示が1時間ずれたままで気になっていたが(留守電メッセージも1時間ずれるので、なにかと混乱する)、 これでようやく元に戻り、めでたしめでたし。という粗忽者ぶり。さすがに炊飯器のタイマーと家中の時計は1時間ずらす。夕、チャイナタウンで雑穀米買い。 チャイナタウンで中国産でないものを見つけるのは、なかなかに難しや。 本日の映画;「ヴィーナス」老優を演じる老優ピーター・オトゥールがスルメみたいにしょっぱ哀しくいい味。 | |||
![]() | 晩ご飯は親方作のリークとポテトのスープ。ブラックオリーブ・ペーストを塗って焼いたバゲット。セロリ、ラディッシュ、大根、エンダイブのオニオンディップ添え。 | ![]() | 鶏そぼろを作り置き。鍋に鶏ひき肉、醤油、みりん、砂糖、酒を入れ火にかけ、箸で混ぜながら炒り煮するというCookpadで見つけたさっぱりレシピ。仕上げにグリーンピース投入。 |
| 2007.11.5 (Mon) in NY ★★★ | |||
日本から遊びに来ているT郎くんと息子二人が宿泊するノリータのお宅へ、ワイン持って遊びに行く。持ち主のご夫妻は旅行中でお留守なため、恐縮しつつも、広大なスペースのあちこちを仕切った隠れ家風ロフトに目をみはる。 私が子どもだったらわくわくするだろうなあ。と思ったら、まさに子ども二人ははしゃぎ声をあげ、猫とともにロフト内を全力疾走。全力疾走できる家、というものに自分も住んでみたいのう。 ピアニストやモデルさんの美女も途中参加し、楽しい夜はふけていった。T郎くんが撮りだめた三力谷さんの写真をたくさん見せてもらう。 路上に生きた老画家は、今は守られる身となりあたたかな屋根の下。何かを失うかわりに何かを得た今の老人の穏やかな目を、T郎くんのレンズのなかに見る。 | |||
| 2007.11.6 (Tue) in NY ★★★ | |||
J坊T坊とこじゃれたメキシカンを食べようよの会@トロアチェ。こじゃれすぎて、変わったメニューもあれこれあり。 イナゴ、雀等、「まるごと」を見るのが苦手な私は、バッタのタコスを頼もうとする二人を「いやーほら、バッタはトルティーヤにあわないよー、感触が」などと慌ててとめる。 | |||
![]() | お願いすると持ってきてくれるワカモーレのサンプラー。りんごが入った甘めのものやチリの効いたスパイシーなもの。でもやはりワカモーレはシンプルが一番じゃな。 | ![]() | ポークのタコス。美味しい!上品!(盛りが) …結局、ぞくぞくと追加注文をするはめに。しかしタコスをフォークとナイフで食べねばならぬのは、どうも基本が違うような。 |
![]() | 海老のタコスもクリーミーなソースがお気に入り。J坊は、美女揃いのウェイトレスがお気に入り。 | ![]() | めずらしいエルサレム・アーティチョークのグラタンは、ほんのりと甘くほくほく。 |
| 2007.11.7 (Wed) in NY ★★ | |||
寒さとともに、つぎつぎとベランダの植物枯れていく。ニラに関しては、昨冬の大寒波も根雪の下で生き延び、さらに強い苗となって復活!したので、心配しておらず。 気がかりはミョウガだ。何か土の上に敷いたほうがいいんだろうか。イチジクさんもすでに裸んぼ状態。寂しく残ったままの最後の枯れた一葉をとりたいような守りたいようなむずむず気分。 晩ご飯はとんこつラーメン焼き塩豚ともやし炒めのせ。キムチ、大根サラダ。本日の映画;「シャーロットのおくりもの」子豚と蜘蛛と少女。ジュリア・ロバーツの蜘蛛声が格別にやさしくて泣けてくる。 | |||
| 2007.11.8 (Thu) in NY ★★★ | |||
ちょいとした祝い事ありて前から気になっていたイタリア料理屋へ@ダ・ウンベルト。最近はメニューをネットで事前に見られる店が多いのは便利だ。 昼間からじっくり眺めうっとり迷う。うーむパスタ好きかつアーティチョーク好きとしてはベイビーアーティチョークのパスタが王道か。しかし仔牛の胸腺も捨てがたいのう。 そうだ、パスタをハーフポーションにしてもらえるか聞いてみよう…などと対策を練られるのも事前予習あってこそ。 「他に考えることはもっとあるだろうに、あんた」という溜め息が聞こえるのは、たぶん空耳。 | |||
![]() | 企み通り、パスタはアペタイザー・サイズにしてもらえ、これで両方食べられるわいと強欲な笑い。シンプルなのに美味しすぎるベイビーアーティチョークのパパデッレ。 | ![]() | 仔牛の胸腺はシシリアン・ケイパーと控えめなレモン風味とがきいており。外はかりっと、なかはふんわり。 |
![]() | アペタイザーにパンチェッタとこんがり焼いた芽キャベツ。一緒にたのんだ鹿肉のカルパッチョはとろけるような肉はけっこう淡白なり。 | ![]() | 味見させてもらった子豚のロースト。中は柔らかしっとり、皮部分は香ばしくかりかりと一皿でいろんな味を楽しめてうーむむむ。ワイルドマッシュルームのオレキエッティも。 |
| 2007.11.9 (Fri) in NY ★★ | |||
サイケな水滴をいくつも狂ったように描きて力尽きる。またも猛省。夕、ハトムギ炊く。ふと気になって、この穀物はどのような表記がいちばん世に受け入れられているのか、ググってみた。 「ハトムギ」の検索結果385000件。はと麦だと331000件、全カタカナとせっており。ハト麦46200件。鳩麦53000件。ヨブの涙だと1030件とぐんと落ちる。 レシピを調べるなら効率いいのが「ハトムギ」だが、「鳩麦」や「ヨブの涙」に眠っているやもしれぬ素晴らしきレシピも気になるところだ。 といいつつ実際は、最初に出てきたレシピ2,3件で手を打っちゃうんだが。 | |||
![]() | 炊いたハトムギはオリーブオイル、パルメジャン、レモン汁、塩胡椒などまぜて保存。本日はあたためてから、豆腐サラダの上にぱらぱらり。 | ![]() | まぐろは醤油とマスタードのソース(メイプルシロップ、醤油、みりん、酒、粒マスタード)で照り焼きころころステーキに。 |
| 2007.11.10 (Sat) in NY ★★★ | |||
Fedexやオーチャード通りなど、ご近所界隈ををうろうろろ。このところ体力がないので、カラードグリーンを洗うだけで力尽きる。どうしてこの葉っぱはこうもばかでかくて厚くて固いのじゃ。 でもそのぶん煮込むほどに深くまろやかな滋味がでる。強い日差しを生き延びたたくましい葉っぱだ。ベンおじさんブランドの玄米にカラードグリーン、めずらしく乾燥でなく冷凍の黒目豆 (しかもスナップなる、サヤのはしっこの柔らかな緑の部分まで入っていて嬉しい)が売っていたので、一緒に炊きこむ。まさに南部の貧乏ご飯。これが美味しい。 | |||
![]() | お昼ごはんの筍と赤ピーマンとターキーハムのオイスターソース炒め。 | ![]() | このところ気にいって炊いている南部ご飯。冷凍のブラックアイ・ピー1カップに玄米1カップ、ストック2.5カップ、刻んだカラードグリーンたっぷり、オレガノ、タイム、塩を入れ炊く。 |
| 2007.11.11 (Sun) in NY ★★★ | |||
熊の山なる名の州立公園へ車でGo。今までアップステートに行くときはハドソン川沿いを北上していたけれど、今回はジョージワシントン橋を渡ってNJ側のパリセイド・パークウェイを通ってみたところ大正解。 紅葉のトンネルをくぐりぬけるかのよう。目にぱっと飛び込んでくる鮮やかさにどぎまぎしながら、「ああ、ここらのひとはこれから長く寒い冬を迎えるんだな。その前に自然がぱあっと豪華にはじけるひとときを、ご褒美みたいに味わうんだな」なんてことを思う。 熊の山公園は美しかったが、凍えるほど寒かった。しかもひもじかった。季節の終わりで期待していた食堂もお土産屋もしまっており。持参の柿の種をぽりぽり齧りながら、目に美味しい池のまわりを見て歩く。 しかも途中で、「あの店からあいてるかも!」と崖の上の建物めざし心ならずも冒険までするはめに。必死の思いで枯葉のなかをさまようも、しまっており。ぐうぅ。 ほかの観光客たちもお店があいているのを期待してきたのか、自販機でジャンクなおやつをたくさん買っている。次はお弁当をもって来ようと決意。 | |||
![]() | ベアーマウンテンの池のほとり。 | ![]() | 綺麗だけど寒いのだ紅葉が美しい季節というのは。しかも空腹。行きかう人も皆寒そうな顔。 |
![]() | 昨日の晩ご飯は中華街の餃子屋で買いし冷凍餃子を焼く。むちむち餃子だ。もやしとキムチのナムル添え。冷凍餃子は50個も入って$10せず。しかし50個は多すぎ! | ![]() | 本日の晩ご飯はノアの箱舟なるジューイッシュのデリからデリバリーのウィングスとフレンチフライとコールスロー、ピクルス。 |
| 2007.11.12 (Mon) in NY ★★ | |||
創作、亀のごとき歩み。「Teen age」の文庫見本が届く。装丁の鈴木成一さんは、単行本カバーにあった黒っぽい植物の陰をデータ上で取るという細かなデザインをされたそうな。 間違い探しのように並べて見比べてみれば、あら本当だ。ソフトが使いこなせるとこんなこともできるんだのう、と深く感心(PhotoShopまだまだ初心者)。 小さくうまれ変わったシャボン玉の町風景がふわふわ綺麗。そういえばこの写真を撮った大橋愛さんは、NYでお会いしたときも「これからシャボン玉を飛ばすのー」といっていたっけ。 いろんな街でシャボン玉をふいては撮る大橋さんを思いえがき、軽やかな心もちになる。 | |||
![]() | 晩ご飯はハヤシライス(ピジョンピーと玄米で豆ご飯を炊く)、芽キャベツ焼きのバルサミコ酢あえ、コールスロー、そしてこのカリフラワーのワカモーレと炒りアーモンドあえ。 | ![]() | 市場で買った新鮮なピジョンピーは平べったいグリーンピースみたいな形。 |
| 2007.11.13 (Tue) in NY ★★★ | |||
足専門の店ができたというので、ぜひ行ってみたいとまわりを誘うも、すこぶる反応悪し。「次のT坊J坊の会は豚足にしてはどうか」と持ちかけたが即座に却下。ちぇ、バッタなら食べたがるくせによう! 女友達にも「コラーゲンはお肌にいいのよう」と流し目で誘うがノリが悪い。手下に打診したところあまり積極的ではないが、さすがに手下だ。 「グランマがよくゼリー寄せを作ってくれたっけ」と遠い目になりつつしぶしぶ付き合ってくれた。が、いざ注文したものが出てくるとことごとく美味しく、結局奪いあい状態。 豚足の塩焼き、ミミガー(今まで食べた中で一番の美味しさ!)、豚足チャーハン、豚足ペペロンチーノ、豚足からあげ…乾燥肌の手下とともに、明日はお肌ぷるぷるになっていることに期待をかける。 | |||
| 2007.11.14 (Wed) in NY ★★ | |||
期待の豚足コラーゲン効果、さして見られず。どちらかというと、顔より体がぷよぷよしているようだ。…じわじわとコラーゲンが腹から浸透中だと信じたい。 朝、ガス漏れのようなにおいが窓から流れ込んでくる。外を見ると、すごい霧。イースト川の上あたりなど真っ白で、ほかほかしたお湯が流れているかのよう。 そういえばこの前も、気温が急に上昇して暖かくなった日に原因不明の異臭が発生し、街が大騒ぎになったっけ、と思いだす。自然のおならみたいだ。 | |||
![]() | もくもくと湯気がたっているようなイースト川。 | ![]() | 晩ご飯はJ坊T坊とおいしい魚料理を食べようよの会@マーメイドイン。いつもの帆立と海老のパスタ。美味しさの秘訣はアンチョビ、ほろ苦いブロッコリレイブ、パン粉とチリ。 |
![]() | 牡蠣フライはちびだが、味は濃くて美味しい。 | ![]() | 生牡蠣はよくてなぜ豚足はだめなのだ、きみたちは。 |