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お ひ る ね 日 記 Aug 2007 (1) |
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| 2007.8.1 (Wed) in Ebina ★★ | |||
午前、妹にスリフトショップに連れて行ってもらう。実家が駅から遠く不便な地にある上、車の運転ができないせいで、何かにつけ「行く」ではなく「連れてってもらう」になるのが情けなし。 妹、愛犬の餌食用(いたぶられるか無視されるか)の犬のぬいぐるみ買う。さて明日はレーシックの適応検査じゃ。帰国を一ヶ月延ばしたため、いきなり、長年の懸念だった近視レーザー手術を受ける決心をしたのだった。 あれだけ怖がっていたくせに、帰国が延びたぐらいで決心つくんだから、人なんて簡単な生き物よのう。といいつつ心拍数かなり高し。クリニックを紹介してくれた編集H野さんのアドバイスいわく、 「ネットで"レーシック 失敗"とか検索しないほうがいいですよ」。うっ。これがなかなかキツい。「失敗」どころか「失明」「角膜移植」なんて入力したくて指がうずうず。 ネガティブな誘惑に耐え、運命に身を任せることとする。が、今度は考えないようにしすぎて重大な事実に今さら気づく。無事、手術を受けられたとしても大切な「術後一ヶ月検診」や「三ヶ月検診」を受けられないではないか。 …途端に不安になるが、これも運命に委ねることにし、明日のために早寝。晩ご飯は鯖焼き、エシャレットと胡瓜もろ味噌、いくらおろし、ひじきと大豆サラダ、一口かつ。 | |||
| 2007.8.2 (Thu) in Ebina ★★★ | |||
いよいよレーシック適応検査へ@恵比寿。とはいっても、不安のあまり昨夜見た夢のなかで一通りこなしてしまったのだった。以前の腹切り手術の際も、事前に夢で手術まで終え本番では無駄に疲れきっていたものだが、またもや…。 夢では適応検査の後、レーシック不適正に。がっかりしていたら「セカンドチャンスをあげます」といわれ(ゲームか?)、「今なら術前検査も一緒にできてお得ですよお♪」と勧誘され、逡巡するところで目が覚めた。 正夢だったらどうしよう(ありえない)と思いつつ、SF映画かゲームセンターかというような検査をあれこれ受診。目に風をあてたり、麻酔薬を点眼の後、眼球に棒をあて(!)角膜を計ったり。 結果、現実の検査は無事合格。しかも「角膜、かなり厚いですねぇ、うらやましいです。私なんて薄くってエピレーシックになっちゃうので」と、自らも手術を受ける前という検査員の女の子に本気でうらやましがられる。 角膜の厚さを褒められたのは人生初である。夜は、これまたレーシック仲間双葉社S町さんと角膜の厚さ自慢などしつつ飲酒。S町さんの数値530、私640。勝ったね。 などとほくそ笑みつつ、かんぱち刺、鯛の押し寿司、水茄子、鶏竜田揚げ、鱧と夏瓜のサラダ@なかむら。 | |||
| 2007.8.3 (Fri) in Ebina ★★ | |||
手術のあとはしばらく目が不自由になりそうなため、必死に仕事。取材原稿ゲラ数本に、午後は電話でとっくりと、さくらんぼ話のゲラ確認。ゲラっぱなしの真夏日なり。 くわえて刺されっぱなし。どこに行っても蚊に刺されるが、今回も実家と高円寺の飲み屋で刺され、手足腫れまくりだ。考えてみれば、8月の日本にいるのは15年ぶり。 縁側で朝顔を見たりむーんとする日向の蒸気を感じたり。懐かしい空気につと立ち止まること多し。晩ご飯はぶり焼き、大根とベーコン炒め煮、めかぶ納豆オクラ、いくら、男前豆腐。 | |||
| 2007.8.4 (Sat) in Ebina ★★★ | |||
レーシックの最終検査。その後は薫ちゃんが汗水流して働くファイブフォックスのセールに出かけ、定期も持ってないのにコムサの定期入れを買い、オウム男ともなつかしの再会を果たす。 皆に「私ってぇ、角膜厚いんだってぇ」と自慢げに吹聴するも、へぇ、と曖昧な反応。ああ、角膜が厚いとモテる国にうまれ、存分に賞賛を浴びてみたかったとよ。 晩ご飯は味噌の美味しいお店で、長芋や蕪やオクラやセロリに麦味噌や蕎麦味噌をつけ食す。ほかに鮎南蛮漬け、若鶏の辛子味噌揚げ、鶏膝軟骨揚げ、はまちカマ焼、新じゃが素揚げ、お酒は〆張鶴@がらり。 | |||
| 2007.8.5 (Sun) in Ebina ★★ | |||
適応検査の日の日記に、角膜厚640なんて訳知り風に書いたが…。実はそのときには単位を「ミリメートル」だと思いこんでいた。親方に電話で自慢するも、64センチの角膜ってそりゃどう考えてもおかしいだろう! としばらく話してから、二人とも気づいたのだった。やたら奥行きの深い、宇宙人みたいな形状の頭を想像し、しばし笑う。正確には、マイクロメートル、ざんした。 晩ご飯は胡瓜いくら乗せ、エシャロットとアスパラのもろ味噌、トマト、舞茸入りきんぴら、とろかつおとさんま刺。 | |||
| 2007.8.6 (Mon) in Ebina ★★ | |||
明日の手術に際し、化粧はもちろん化粧水やクリーム、日焼け止め類も一切つけないで来てください、とのお達し。顔も洗わず、翌日の術後検診までそのままで、とも。 レーシックと流行りの肌断食、一石二鳥? と無理やり明るい方向に考えを転じようとするも、やっぱり不安。本日もゲラ読み。秋にでる「Teenage」文庫用。 まだ時間はあるが、この先どうなるか解らないので(またもよぎる暗い思考…)、しゃかしゃかと読んでクロネコさんに託す。 晩ご飯はえぼ鯛開き、きんぴら、舞茸ご飯、お隣さんからいただいた美味しい茄子と胡瓜古漬け、めかぶオクラ納豆。 | |||
| 2007.8.7 (Tue) in Ebina ★★ | |||
レーシック手術日。もともと目が酷く悪いわけだから、大仰な機械のそびえる手術室の様子も薄ぼんやりとしか見えない。そのせいであまり恐怖感もなし。 点眼麻酔され、目に何か機械をつけられ、眼前のぼんやりしたオレンジの光を追いかけるうち終了。両目十分もかからず。そのまま数十分ほど休んで病院をでたが、辺りはぼやぼやのしょぼしょぼのちかちかだ。 こんなんで家に辿り着けるのかいな…、とどぎまぎしながらも吸い込まれるように「壁の穴」へ。よく見えぬメニューを勘で指し、出てきたパスタを貪るという、パスタ愛好者の強欲さ。 帰宅後、目をしばしばさせつつ電話打ち合わせ。分厚いゲラは目の前にあるものの、ほとんど読めない。お飾りのようなゲラ用紙よ。夕方にはすでに徐々に見えるようになってきた。 おお感動。晩ご飯はぶり焼き、めかぶ納豆、水菜とひじき、大豆サラダ。これから1週間はこの眼帯をして寝てくださいね、と渡されたのは、海賊みたいな眼帯かと思えば、透明の穴あきプラスチックのお皿めいたものを目に絆創膏で貼っつける、というものだった。 これが目にうまくフィットせず、難しい。絆創膏をべたべたと貼りつけ、とんでもない形相になって就寝。眠り浅し。 | |||
| 2007.8.8 (Wed) in Ebina ★★★ | |||
翌日検診。昨日0.05だった視力が今日は1.2! 用済みになったコンタクトレンズ液をとぽとぽと洗面所に流すとき、得も知れぬ感慨を味わう。さらばいとしきMujiのコンタクトレンズケースよ、Zoffの眼鏡よ。 診察の後は今日も性懲りもなく「壁の穴」に寄りて昼ごはん。近くの席のOLさん二人の会話に釘付けに。たらこスパを食べながら、可愛いOLさんがぼそりと「たらこはね、右翼の食べ物なんですね(きっぱり口調)。赤いから」 え? かたわれのOLさんも思わずつぶやいている。「い、意味わかんない」おれも!(赤なら左翼なんじゃ?という問題でもない気がする、会話の質として!) 晩ご飯は鶏唐揚げ、ピーマン素揚げ、胡瓜、茄子、大根浅漬け、ひじきと水菜、トマトのサラダ、いくら醤油漬け。絆創膏1日目にして肌がかぶれてしまったので、どきどきしながら眼帯なしで寝る。 | |||
| 2007.8.9 (Thu) in Ebina ★★★ | |||
母、妹と、まわる寿司@くら寿司。まわる寿司屋でまわっていないものを頼むとき、声をあげて頼むのがプレッシャーだが、ここはボタン注文式なのでありがたし。 安洋服屋に寄り、真夏仕様のパジャマ購入。車で移動中気になって仕方ないのが、「探偵会社」の看板だ。女性四人が黒いスーツできゅっと斜め横にポーズをとっている。 妹と業務内容をあれこれ詮索あう。浮気調査とか借金の有無とか、黒い疑惑を厳しい顔で日々ちゃっきり調べていそうな。CIAやKGBよりはこっちで勤めてみたい気が、しなくもなし。 晩ご飯はえぼ鯛開き、めかぶとオクラ、かぼちゃと胡瓜、玉ねぎ、ブロッコリのサラダ(ルテイン、とらなきゃ)、男前豆腐(茗荷、小ネギ、紫蘇)、胡瓜と大根浅漬け。 | |||
| 2007.8.10 (Fri) in Ebina ★★ | |||
一昨日の好調はどこへやら、目の調子悪し。ひどいドライアイ。目薬さすそばから目の水分が蒸発しているんじゃ?と思うほどの乾きっぷりだ。処方された4種類の目薬を日に何度もさすのが忙しや。 午後、台所整理。実家の台所の引き出しは、摩訶不思議かつ意味不明な物体がごっそりひそむ魔界のごとき場所なり。金属のかけらや使えない栓抜きや謎の蓋など山ほど捨てる。 晩ご飯は初物新さんま、トマト、かぼちゃサラダ、じゃがいもとひじきと大豆の胡麻ドレあえ、エシャロット。そういえばいそいそと買って来た酔鯨吟醸の一升瓶を丸1日蒸し暑い車のなかに置き忘れてしまった。 慌てて取りに行って蓋を開けたところ、ポン!とシャンペンみたいな音とともに蒸気が…。小瓶にわけて冷やしたけれど、平気だろうか。 | |||
| 2007.8.11 (Sat) in Ebina ★★ | |||
今日は今年一番の暑さらしい。目の調子は今日も今一歩だが、送っていただいた「犬を飼う」「孤独のグルメ」をつい読みふけってしまう。同封のメッセージにも「目がよくなってからのお楽しみに」とあるのに(S町さんありがとうございます)、こらえきれず。 ただでさえ細かい字はつらいうえ、文庫版コミックだからますますキツい。しかも素晴らしく緻密で念入りな谷口ジローさんの絵ときた。でも目の前にある漫画を我慢できるのは、聖人君子くらいのもんじゃろう。 しいていえば「犬を飼う」でかなり泣けたので、ドライアイの瞳も潤ったのではないかと…。さくらんぼ話の再校読みでさらに疲れ目。 晩ご飯は豚しゃぶサラダ(茗荷、ルッコラ、胡瓜、ネギ、トマト)、きんぴらごぼう、塩辛、ひじき大豆煮。 | |||
| 2007.8.12 (Sun) in Ebina ★★★ | |||
三平とダイコクドラッグで待ち合わせ@町田。町をうろつき、ウランちゃんの耳かき、どこでもベープ詰め替え用、手下に頼まれているアクネジェルなど買い。 アメリカには透明のアクネジェルがないと手下は主張するが本当だろうか。ウランちゃんの耳かきがないのは確かだと思われるが。晩ご飯は美味なる焼き鳥各種とクリーミーな茸炒めのかかったサラダ@月忠。 クーポンを持っていくと「笑顔とおすすめ一品サービス」というので、「笑顔なしで二品にしてほしいよね」などといっていたら、クーポンを出すことさえ忘れてしもた。 ひとの笑顔はむげにするなという教訓か。 | |||
| 2007.8.13 (Mon) in Ebina ★★ | |||
術後一週間後検診。いつもの視力検査担当者でなく、淡々とした女の子だったのでほっとする。今までの人は良い視力を出さなくては!という義務感からか、「どうにか読んでみて下さい(適当でもいいから!)」といわんばかりの勢いで、 気おされてつい「ひ、左?かな?」などと呟こうものなら、「はい、1.2!」と瞬く間に勧告され、何かに屈したような気になったのだった。屈せず正直に答えた結果は0.8。 希望視力よりやや低し。全体にかすんでもいる…。S先生は「大丈夫ですよー、結構近いですし」と穏やかな顔。「え、でも再検査や再手術にNYから戻ってくるにはすこし遠いかと…」と焦ると、 「いや目標の視力1.0に結構近いって意味で」とのこと。そうか…物はいわれようで、すっと気が楽になる。老眼が目立つといやだから、希望視力も低めに設定したのだ。 今でもかつてに比べたら十分感動するぐらいの見え具合。ちなみに私がどんな手術、治療でも真っ先に訊くこと。それは「お酒は飲んでも大丈夫ですか」だ。今まで何度いったことか…。 晩ご飯は鰤焼き、タコとトマトと玉ねぎマリネ、胡桃と水菜、梨、ブロッコリもやしのサラダ、めかぶ納豆、塩辛おろし(お隣さんからの頂き物)。 | |||
| 2007.8.14 (Tue) in Ebina ★★ | |||
「犬を飼う」を電車でふたたびめくって涙したり、「毎日かあさん」をちらと本屋でながめ鼻を啜ったり、公共の場で涙腺ゆるみっぱなし。立ち読みで泣くのをこらえるコツは、 「あ、このまま読み続けるとやばいな」という瞬間にすみやかに別の棚に移動し、別分野の本など開いて体制を立て直すこと。それからおもむろに元の本に戻ると、号泣とまではいかず「くっ」ぐらいですむ。 これは感情転換術として、ほかに応用できそうだ。怒りがむらっときたら、急に蜘蛛の子やカマキリの巣など思い浮かべりゃ怒りも散乱! しかしアラーキーの空の写真集を立ち読みしたときは(買え)、 このわざもきかなかったなあ。そしてそんなときに限って同僚に見つかる。しかも相手は公になっていない社内恋愛の彼女連れ。私は涙目だし…という微妙な吉祥寺の本屋のひとときを今さら思い出したことよ。 帰国を一ヶ月延ばして暇だと、いろんなことを考えるものだ。晩ご飯はかんぱち刺身、蒸し牡蠣おろしあえ、男前豆腐、水菜と梨、胡桃サラダ。 | |||