お ひ る ね 日 記
Jun 2007 (2) 

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2007.6.15 (Fri) in NY    ★★

歯医者へ。以前ほど、行く前の動悸息切れ貧血はなくなったものの、胸の圧迫感はまだあり。それもなくなったら、我が人生の勝利じゃろう(来世か)。 痛かった歯医者後の開放感で、らららーとティーネイジャー向けのジャンクで可愛い服屋さんなんかはしごし、フリルつきの真っ青なブラウスを手に試着室に入ろうとしたところで、はっと我に返った。 歯茎の麻酔が切れると同時に。フリルをそっと戻し、薬屋にて冷静に日用品など買いて帰宅。夕、開放感の名残でベランダ・ワイン。本日の映画;「Lady in the water」 水のなかの美しいひとに見ほれる。晩ご飯は中華三昧のラーメンに鶏とネギ、筍炒めをのせたもの。大量のコールスロー作り。
 
2007.6.16 (Sat) in NY    ★★

いいお天気。園芸屋、チーズ屋、コーヒー豆屋をさくさくとはしご。スーパーで便利にひとまとめ、の買い物より商店街のちいさな店で買うほうが断然楽しいが、するとどうしても長い距離のはしごになってしまう。 最初の園芸屋でいちじくさん用の支え棒(?)を買い、杖のようについて歩く。わざと卑屈に背を丸めロード・オブ・リングのゴラム気分で歩いてみたら、親方に「チベットの山歩き案内人」といわれる。 うーんすべての面でちょっと違うような。本日の映画;「Starship Troopers 2」虫と闘いながらもこれは立派な軍隊映画だ。虫も軍隊も苦手なのになんで見たんだか…後悔先に立たず。
 
晩ご飯は近所にできたトゥー・ブーツのピザをデリバリー。アーティチョーク、ざりがにと玉ねぎというレアな組み合わせにしたら、えらく高級なピザになってしもた。 ピザの箱って可愛いものが多い気が。友達がくれたマヨルカ島土産のパンの箱も可愛かったな。でもとっておくには、油が染みているのが惜しいところ。
 
2007.6.17 (Sun) in NY    ★★

台所の改装準備のため、このところ毎日パッキング。食べ物や台所用品、どうしてこんなにたくさんあるのだ。それなのにどうしていつも使う皿はたった一、二種類なのだ。 午後はチャイナタウンで母用の漢方をまとめ買い。英語が通じないのでいつもなんらかの誤解があるが、最後にはにこにこと通じてしまう店。あまりの暑さに適当にエリザベス通りのビルに入ったらここがすごかった。 1階と地下にちまちましたファンシーショップやフィギュアの店がみっちり入ってる。在NY中国キッズのパラダイス状態。オタクすぎない中野ブロードウェイ、といった趣か。 ついペコちゃんの眼鏡ケースを買ってしまう。$3。中国と不二家という、今まさに物議をかもす取り合わせ…。
 
晩ご飯は今年初のペランダBBQで肉野菜を焼く焼く。BBQといいつつ、どこか焼き鳥屋ふうになってしまうのは焼き鳥好きの本能のなせるわざ。 緑がこんもりしている「ブロッコリ地帯」。その一帯を目指して散歩にでかけるのが、地味にひとり流行中。
 
2007.6.18 (Mon) in NY    ★★★

晩ご飯はいずきっちゃんと焼き鳥@Oh!大将。気づけば、歯医者の話をずっとしていた。微にいり細にいり、そりゃもう延々と。怖いもの嫌いなもの話ってとまらない。 キャンプのおばけ話は耳に指をつっこんで聞こえないふりするくせに、歯医者の話は長いことしていたい。どんどん話せばどんどん怖さが薄れる気がしなくもない。 おばけと歯医者の間に、その怖さの質に、なにかとてつもない違いがあるようだ。そこんとこをつきとめねば。
 
2007.6.19 (Tue) in NY    ★★★

歯医者に電話。「インプラントってその、骨を削ってずぶりと支柱を埋め込むんですよね」などと細かく確認し、「口に出すと怖くなるからあまりいわないほうが…」とドクターに明るく諭される。 昨日の自己発見は気のせいだったのか…。でも何度も口にだしていると、怖さを突き抜けた向こうに青空が見える気がしたんです、ドクター。とはいわなかった。 晩ご飯は久々に手下とベトナム飯屋。アル・クーパーの最新作を前に、春巻食べつつ、思い出を語る。ウェットランドで観たライブはすごかったよね、ああ視力をほぼなくしつつあるからモノクロのジャケットなのかな、哀しいね、などと。 帰ってから、力強い歌声を聴いた。アル・クーパーは哀しいなどと思ってしまった自分を失礼なやつと思った。
 
2007.6.20 (Wed) in NY   

朝、シャワーを浴びていたら、タイルの壁に備え付けの重い石鹸受けが、崩れた壁と共に落っこちてきた。粉々に割れた瀬戸物の石鹸受けで足首と指を切り、壁には醜い穴がぽっかり。 修理人がやってきて、「これは駄目、今日は無理」とそのままビニールを壁に貼って帰ってしまった。日本帰国前のこの修羅場にあらたな修羅場の上塗りだ。足にマキロンをしゅらしゅら塗りつつ、さくらんぼのゲラ読み。 本日の映画;「Happy Feet」タップを踊るペンギン。観ていたら段々、ソファの下の足元がタカタカしてくる。晩ご飯はチキンソーセージ(りんごとカルバドス風味)と赤ピーマン、玉ねぎ炒め、マッシュポテト胡桃とカラントを入れたコールスロー。 そら豆。風呂場を見るたび、気が滅入る。
 
2007.6.21 (Thu) in NY    ★★

5,6枚貼りかえればいいと思っていたタイルは、結局、全面やり直しになってしもうた。朝からやってきた修理人ジャンさんが壁をカツカツと金槌で叩くたび、貼りの甘くなったタイルが次々剥がれ落ち、ついには壁が丸一面、丸裸に。 私も怪我したが、ジャンさんも早速指をざくりと切っていたのでマキロンを塗ってあげる。魔の浴室。ジャンさんは下地を塗っただけで、「続きはまた今度〜」とまたもや帰ってしまった。 タ、タイルは貼ってくれないのか…。さて問題はこの状態で風呂に入れるかということだ。いくら風呂嫌いでも、入らないのと入れないのじゃ意味合いがちがう(同じか)。 セメントやタイルの欠片で散らかりまくった浴室を掃除しながら、「ほかに山ほどやることがあるのに」と涙目になる。本日の映画;「Apocalypto」 晩ご飯は近所にできたちいさなイタリア食堂でペンネ・アラビアータにモッツァレラとカルパッチョ、サラダ@イザベラ。
 
2007.6.22 (Fri) in NY    ★★

ものすごい強風のなか、さくらんぼ話のゲラを持ってFedexにひとっ走り。お次は近所の美容院。爽やかで腕のいいマキさんといきなり本厚木、海老名、大和方面の話となる。 LESで小田急線話、ややシュール。帰りはチョコレート好きの姪っ子のお土産買いにお菓子やへ@エコノミー・キャンディー。甘いものは苦手だが、お菓子でぎっしり埋めつくされたこのお店に入るとわくわくする。 まだ甘いものが好きだったちっこい頃、親戚のお菓子問屋の店内に踏み入ったときのあのくらくら感がよみがえってくる。大人になった今、自分用に買うのはつまみ用のナッツぐらいだけど。 晩ご飯はバンバンジー麺ふうに、ひやし中華の蒸し鶏ときゅうり、ネギのせ。
 
2007.6.23 (Sat) in NY    ★★

昨日の夜からメールが送受信できなくなってしもうた。タイルの次はメールかよ、とうなだれる。確か前回の日本帰国も直前に同じ問題が起き、仕事関係のメール連絡に大慌てだったっけ。なぜ今、なのだ。 私のどたん場の焦りがサーバーにネガティブな電波を送るとか?いや、アメリカン航空がサーバーとが直結して嫌がらせ? そういえばオペレーターの声も何やら含みがあったような。 …ああまたこんこんと暗い思考が。気分直しにバスでアップタウンに行き、美味しいお寿司を食べる@笹舟。が、気づいたら行けもしないし行く予定もないアフリカ旅行のことで言い争いをしてしまう。 なんだかすでに、何かもかもどうでもいいとですよ。すべて投げ出し、日本へ脱出ですよ。語気も混乱。ここ数日腹が痛いのもつらいとですよ。
 
メニューはおまかせのみ。アメリカ人向けに「Trust us!」とか「カリフォルニアロールはおいてません」などと、さりげなく自己主張する張り紙も。まずは鮑にKumamoto牡蠣にまぐろ。 次々に出てくる白身やこりこりの貝、ハマチや鮭もとろり〜。しかし銀鱈の煮たのがのった軍艦巻きは、別にお寿司にせんでも…という気も。
しかし私が好きなのはやはりヒカリモノ。「ヒカリモノ大丈夫ですか?」といわれ、ぶんぶん縦に首をふったが、もうちょっとあってもよかった気なあ。鯖のしめ具合に脳天くらくら! いくらもウニも新鮮でどっさり、そしてしめにはブルークラブ巻き。滅多に足を踏み入れないアッパーイーストまで行った甲斐あり。
 
2007.6.24 (Sun) in NY    ★★

朝5時半起きで日本へ。メールは修復するも、タイルはまだ。でも気にするもんかい。晩ご飯は機内で和食をちまちまと。いつものように黙々と雑誌を読み漁り、横の女の子にひかれていた気が…。席に座ったときは「ああお隣が女性でよかったですぅ」と親しげに微笑んでくれたのに、それっきりだ。 退屈そうなので思わず自分の読み終わったアンアンを差出し「読みますか?」と声かけると「あ、じゃあとで…」と目をそらし、一冊の雑誌も読まずじまいだったお隣さん。 きっと日本に住んでいて、私のように年に一度しか目にしない日本の雑誌をがつがつ読み漁る、なんてことはないんだろうな。きっとさりげなくコンビニで立ち読みなんかもしちゃうんだろうな。ふぅんだ。
 
2007.6.25 (Mon) in Ebina    ★★★

よろよろと日本にたどり着く。小田急線の隣の席に座った若い男子二人の話に耳が象。キャバクラや風俗関係の話を延々しているのだ。しかもやたら事情通で、詳しい詳しい。 △ちゃんは時給2万だって(そりゃいいな)。○ちゃんは太ったから時給下がったらしいよ(そりゃつらい)、ああそれはプロ意識に欠けるしねぇ…など。手配師なのか、きみたちはその若さで? 尊敬の横目で見るが、どう見ても冴えない浪人生か大学生風だ。世のなかわからん。晩ご飯は餃子、オクラと茗荷サラダ、もやしとふのり酢味噌あえ。
 
2007.6.26 (Tue) in Ebina    ★★

町田でLEEの取材を受ける。町田は幼少の頃からなじみの町だが、境川が駅からこんなに近いとは知らなんだ(土地感皆無)。浪人時代を町田で過ごしたという編集H田さんに 「この川よく氾濫してましたよね!」というと、「そ、そうですか?」と驚き顔に。境川は相模原市と町田市をわける境の川で、確かに私が小学生のころは台風のたびに氾濫していた気がするのだが。 あのころは「川近くの子は学校を休めていいなぁ」などと勝手なことを思っていたものだった。今は見事な赤い鯉がたくさん泳いでおり、ますますびっくら。 晩ご飯は焼き鯖、茗荷と海草と水菜とミックスビーンズのサラダ、明太子、餃子。
 
2007.6.27 (Wed) in Ebina    ★★★

むむむ蒸し暑ぅ。梅雨時の帰国は久々だから、この息苦しいほどの湿気をすっかり忘れていた。でも肌の調子だけは湿気と日本酒で快調なり。午後、生協へ母と散歩。 ちゃっちゃと歩く母を待たせ、店内の一列一棚ずつとくと見て回る。帰国初期のスーパーマーケットめぐりは、宝の陳列台を眺めるごとき気分。あれもこれもそれも欲しくてよ。 晩ご飯は鶏から揚げ、椎茸揚げ、エシャロットと胡瓜の梅たたきあえ、海草と茗荷と豆サラダ、枝豆ご飯。
 
2007.6.28 (Thu) in Ebina    ★★★

妹の運転で、相模原探訪にGo。大沼小や麻高、昔住んでいた家。猛暑のなか、妹と母と眺め歩く。ええっ、この道こんなに狭かったっけ? 商店街さびれちゃったねー、などと一々コメントを述べつつ。 久々に見る景色はことごとく何もかも縮んで見える。あのころは銭湯も建てかけの家も巨大な遊園地だったんだけどな。そもそも今やすべてが建ちつくしていて、建てかけの何か、なんてもんは見当たらないのだ。 晩ご飯はかつおのたたき(小ネギ、茗荷、にんにく、生姜)、長芋ととんぶり、海苔の梅あえ、アスパラとペーコン、ピーマン炒め。
 
2007.6.29 (Fri) in Ebina    ★★★

s-womanと小説すばるの取材を受ける。が、着物とビーズの話をライターの方に逆取材したくてうずうずしてしまう。実際、ちょこちょこと聞いてしまい、つい話が横にそれがちに。 晩ご飯は四谷荒木町で和食をいただく。鱧や石焼の蛸、まぐろ、じゅんさい、出し巻き卵に地鶏にお酒。極楽な日本の夏の風味。暑い季節に繊細な味のものを食べるという発想、アメリカにはないような。 夏の間中、グリルでなんでもかんでも焼くべー!のひとたちだしなぁ。私も戻ったら、がんがん焼くべー、と心に誓う。
 
2007.6.30 (Sat) in Ebina    ★★★

雨がどかしゃか降っている。山形の親戚からのいただきもののさくらんぼが美味しいこと。さくらんぼにゃ(ほんの少しだけ)詳しくなった今、両親に「佐藤錦も美味しいけれどダークチェリーは痛風にいいんだよ」なんてうんちくをたれる。 誰も痛風じゃないのに…。晩ご飯は鰤の焼いたのにどっさり大根おろし、めかぶと茗荷、オクラと枝豆の白和え、日東紅茶の浅漬けのもとで作った大根と胡瓜の浅漬け。
 

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