| 2006.12.15 (Fri) in NY ★★ | |||
誰もがいろんな列に並んでいるこの時期。郵便局もすごい行列で、ちらと見た途端に諦めて帰る。はるか昔に返送するはずだった契約書を大急ぎで送り返さないといけなかったのだが。 R社のYさん今日は諦めちゃってごめんなさい、と心で謝る。本日の映画;ウッディ・アレン「Mighty Aphrodite」 養子のテーマを持ってくるとは、なんだか自分の人生さえ茶化し皮肉り傍観しているようなウッディさん。そんなふうになりたいのう、私も。 | |||
| 2006.12.16 (Sat) in NY ★★★ | |||
今日こそはと覚悟し郵便局の長い長い列にならぶ。母に漢方とヨーヨー・マがタイスの瞑想曲を弾いているCD、妹にエスターC(美白よ美白!)のサプリ等送る。 もちろん契約書も。ヨーヨー・マといえば。一時期タクシーに乗ると必ず「ハーイ、私はヨーヨー・マ! 手荷物はお忘れないよう…」みたいなアナウンスが流れていた。 なのでヨーヨー・マというと素晴らしい演奏より先に、反射的に「手荷物…」を思い出す。申し訳ないことだ。 | |||
![]() | 昨日の晩ご飯はマッシュポテト(ガーリックチャイブいりとハムステーキ、芽キャベツを焼いてバルサミコ酢を仕上げにじゅっとかけ、ペコリーノチーズをふりかけたもの。 | ![]() | 晩ご飯はArctic Char(ホッキョクイワナ)のオリーブオイル焼き、ローストビーツのサラダ、赤ピーマンと玉ねぎ入りイエローライス。 |
| 2006.12.17 (Sun) in NY ★★ | |||
待望の柚子の苗が届く。元気な実をつけておくれよーと、ならして新しい土を足した鉢に早速植えつけた。ペットに話しかけるひとは多いが、植物相手にはどうだろう。 意外に多いのでは。私も例にもれず。ただし心のなかで派だ(でも気を許すとつい声が…)。近所のジューイッシュフードの店がこれまた大行列で、またも諦める。 年とともに諦めが早くなった気がする。こだわりがほろほろ抜け落ちていくというかねぇ(しみじみ)。晩ご飯は牡蠣とラム肉のしゃぶしゃぶ。今の時期に牡蠣を食べるのはなかなかスリル満点。 | |||
![]() | 我が家にやってきたばかりのゆずさん苗、ただいま体長28cm。だが、どうしてきみは傾いているのだ、と右に小首をかしげ問いかけたり。 | ![]() | いちじくさん、冬の間に葉っぱが落ちてきたと思ったら、もう新芽がでており。どうしてそんなに早いのと左に小首をかしげ問いかけたり。 |
| 2006.12.19 (Tue) in NY ★★★ | |||
さくらんぼ話を書き、あおさいり納豆雑炊を食べ、午後はさくらんぼゲラを読み、ネットで月々の支払いをしたらすでに日暮れていたよ。どよよ。 八時過ぎにようやく家をでて、T坊J坊と寒い夜は麺を食べようよの会@麺くい亭。あん肝、大根サラダ、豚とろ焼きをわけあい、J坊坦々麺、T坊とんこつ醤油、私はジャージャー麺。 しかし寒い夜にジャージャー麺はひえびえと冷たく大失敗じゃった。E.Villageは火曜というのにどの店も満杯だ。いつにもまして若い子の姿が目立つ。 「多分、期末試験が終わったんだな」とJ坊。そして不良おじさんたちはいかにまじめな大学時代をすごしたかを語った。すべてのワルは高校でやりつくした、とJ坊はいった(じゃなきゃ今頃廃人だ)。 T坊は学費を稼ぐのに働き通しだった。大学時代遊び呆けた私は「Spoiled Kid!」の一言で二人にくくられてしもた。 | |||
| 2006.12.20 (Wed) in NY ★★ | |||
ようやく時計の修理を終えたという連絡がきたので、受けとりに近所の床屋兼・修理屋へ。「やっと治ったんですねー」「古い時計だったから部品を探すのが大変だったさー」 とロシア人のおじさんと抱きあい、喜びをわかちあう。とりあえずお猿の時計をはめる羽目にならずほっとする。壊れたベルトも蘇り、割れたガラスも中の部品も替えてもらった。 今で多分20年は使っているが、あとまた20年も使うんだろうか。新品を買いたいが、この時計に悪くてますます買えなくなったじゃないか。床屋のおじさん、髪も切れるし時計も治せるし、手に職とはまさにこのこと。 しかもすかさず、目玉のついたネックレス(14K!銀の鎖部分はオマケするよ、とのことだが絶対につけたくない)やぴかぴかネオンの光る棒のおもちゃまで売りつけようとする。 丁重に断ると、今度はすごくうるさいおもちゃのタクシーを走らせる。床屋なのに、なぜそんな物おいてるんだ。 | |||
| 2006.12.21 (Thu) in NY ★★ | |||
コーヒーが切れたので、バーモントのジャニス一家が送ってくれたクリスマスギフトをちゃっかり開けてしまう。だって箱にでかでかと「グリーンマウンテン・コーヒー」と書かれているし。 あと4日待つ間にこの美味しい豆でなく、そこらの店で買うのも悔しいし。いいよね? と誰にともなく言い訳。見透かしたように今日またジャニスから別便が届く。 ええ、こっちは開けませんから、と郵送の箱のまま居間に置く。大人でさえこうなんだからツリーの下のプレゼントを当日まで開けられないなんて、子どもたちには試練よの。 | |||
![]() | 昨日の晩ご飯はブロッコリーニと海老の、パン粉アンチョビにんにく炒めパスタ。ノンファット・フェタチーズとレンズ豆、胡瓜、たまねぎ、赤ピーマンサラダ。 | ![]() | 晩ご飯はラムひき肉とハム、筍とぴり辛ザー菜炒め。胡瓜と大根(塩をふって水気をふき取る)のおかか梅ねぎみじんあえ(みりん、醤油)。ブロッコリのごまドレがけ。 |
| 2006.12.22 (Fri) in NY ★★ | |||
ホリデーシーズンは、「大好き!」ってひとや苦手な人にわかれるが、私はわくわくもしなけりゃ嫌でもない。いたって平坦な心もち。なのに今日は洋服屋でかかっていたクリスマスソングを聴いて、むかむかむかむかしてきた。 ヘイ!なんたってクリスマスよね!私たちもうわっくわく!というような、クドさ満載の歌だった。この1曲でクリスマスを嫌いになりそうなほど。 曲名を調べて今後この歌に遭遇する可能性を避けたいものだ。本日の映画;「American Dreamz」ここにもクドすぎるポップソングの亡者たち。 ヒュー・グラント、嫌味な役がどんどんハマッてきていい感じ。「モーリス」の過去は潔く捨てるべし。 | |||
| 2006.12.23 (Sat) in NY ★★ | |||
川のほとりの巨大スーパー、パスマークまで散歩。なんでも揃っているのに、丸焼き用チキンだけがない。そんなばかな、とうろうろ探し回っても、しょぼいのが一つ見つかっただけ。 誰もが今この時期、鶏を買い占めているんだろうか。本日の映画;ダルデンヌ兄弟「ある子供」タイトルの"子供"は、自分の子をお金のために売り飛ばそうとしてしまう青年にもあてはまる。 大人になれない、なりたくない者たち。なにを否定しているんだろう、と身につまされつつ、やるせない気持ちで観。 | |||
![]() | 昨日は大好物バッファローウイングス。セロリと大根。ポテトはレンジで蒸した後、タイムとローズマリー、塩胡椒、ガーリックぱらりでオリーブオイルでじっくり焼いた。 | ![]() | 晩ご飯は白菜、ハム、ブロッコリーニ、ネギ炒めのせラーメン。中華街で買ったビーフブロスの生ラーメン、熊本とんこつラーメンぽい麺で牛肉味なのが微妙じゃった。 |
| 2006.12.24 (Sun) in NY ★★★ | |||
NJのジェリ宅に車(の助手席)でGo。ご馳走をたらふく食べた後、皆でヤッツィーに熱中する。5つのダイスの同じ目が揃うこと数回、何度もひゃっほう、ヤッツィー、と叫んだり。 来年の運をこれで使い果たしたとは思いたくないが。NJのつめたい空は、マンハッタンよりずっと星がでている。車中から首を曲げてずっと空のきらきらを眺めていたら、今度はマンハッタンのきらめきが迫ってきた。 どっちも綺麗なこと。HOLLANDトンネルのOのところが巨大なクリスマス・リースになっていた。こういう可愛い工夫にちょっぴり弱い。 | |||
![]() | 近所のジューイッシュフード「ラスと娘の店」で買っていった前菜の数々。青魚好きとしてはまずは鰊の酢漬け!しかし私の他にあまり皆食べていなかったような。 | ![]() | 奮発したキャビアは、それでもむろんベルーガなどには手が届かず、ヘラチョウザメの卵なり。 |
![]() | レバーペーストにビーツと鰊サラダ、なすのペースト、オリーブ、他にパストラミ風スモークサーモンもあり。食物の配給のように長蛇の列だったが、並んだ甲斐ありじゃ。 | ![]() | ジェリが作ってくれたチキン・ア・ラ・キング。つまりは鶏のクリーム煮。焼きたてビスケットの上にのせて食べるとうまうま〜。デザートのバナナクリーム・パイも絶品。 |
| 2006.12.25 (Mon) in NY ★★★ | |||
大晦日のジェームス・ブラウン爺のライブに行こうか行くまいか、うーんでもきっとまた延々マントショーだろうな、バックバンドの演奏で延々、あれ飽きるんだよな、などと逡巡していたところで、JB訃報。 クリスマスの日、ソウルの王様は天に召されてしまった。73歳。年末のライブまでには治してツアーに出るんだといっていたらしい。天国でもガッタガッタサケトゥミー叫んでいてほしい。 でもマントはしつこいから他の天界の方々にいやがられるよ、などと天に呼びかけ。今日もビール尻の鶏を焼く。つけあわせはハーブポテトと芽キャベツ。ホリデーは世間で言うところのご馳走ではなく、自分にとってのおご馳走を食べる日であるべきだな。 でもそれじゃ私は祝日ごとに鯖だな。クリスマスギフトに、Wacomのタブレットをいつでも思い立ったときに買ってくれるという手書きの券をもらった。実物じゃないところが渋い。甘いものもいっぱい。 | |||
| 2006.12.26 (Tue) in NY ★★★ | |||
チェルシーの園芸センターがセールだと聞き、でかけたら休みだった。出かける前には電話で確認。アメリカに来て学んだことだが、気を抜くとすぐ忘れてしまうのが悔し。 気を取り直し、かわりに酒屋に寄り(関連性まるでなし)かほり、春鹿の一升瓶、手取川の四号瓶、ワイン2本を仕入れる。最初の目的は果たせなかったが、年の暮れに一升瓶2本も小脇に抱え満足至極。 晩ご飯は近所のイタリアン食堂へ@ファライ。フォアグラのソテーがうなるほどうまし。こんな美味しく体に悪いものは高くてちょびっとでいいのだとしみじみ思う。 安くてたくさん、だったらそこら中、痛風の人だらけだ、と庶民の遠吠え。 | |||
![]() | 二人でわけたら、ほんの数口、一瞬で消えたフォアグラ・ソテー@ファライ。一瞬で消えた後は、お皿のデコレーションだけが楚々と残り。 | ![]() | ダックのロースト。一口もらってみたら、やわらかジューシー。 |
![]() | ココアフレーバーの平打ちパスタの鹿肉ラグー。鹿肉、といわれて初めて解る鹿の味。字あまり。 | ![]() | 帰りに寄ったバーにいた、鹿のあたまとクリスマスライト。鹿さんは派手好き。 |
| 2006.12.27 (Wed) in NY ★★ | |||
日本語って結構「殺す」っていうことばを普通に使うんだな。はめ殺し。ほめ殺し。笑いをかみ殺す。単独だと物騒なのに、くっつくとかわいらしいひびきばかり。男殺し。 の前には、「この、にくいね」を続けたいものだ。寒くて外でないからね、いろいろ考える。夜になって、ようやく向かいのスーパー(徒歩10秒)に買い物にでただけ。 本日の映画;「ダヴィンチ・コード」本を読んでいなかったら、英語能力と宗教的知識と美術的知識が著しく欠けているせいで、意味不明なところだった。 配役も雰囲気もジャン・レノ以外、すべてがずれまくっていたような。親方はトム・ハンクスの髪型ばかり気になったようだ。私はオドレイ・トトゥのとってつけたような真顔が気になった。 | |||
| 2006.12.28 (Thu) in NY ★★ | |||
寒くなって食料も減り、リスも気がたってるんだろうか。出がけに木の枝先で喧嘩していたリスたち、帰ってきてもまだ争っている。逆さまに枝にぶらさがり、カカカカ! と連呼で威嚇しつつ攻撃。カカカと怒っても愛らしいというか、威厳が足りないのでいっそうおまぬけに見える。アパートの住人たちも皆、大笑いしながら見ている。 晩ご飯は餃子と春雨スープ、さつまあげ、絹さや、白菜、銀杏の豆醤板炒め、きゅうりの梅あえ。 | |||
| 2006.12.29 (Fri) in NY ★★ | |||
新年からほんのちよっとだけ日記ページのトップのデザインを変えてみようと思い立つ。いつまでも陽気なジャマイカンの盆踊り風ダンスもなんだしねえ、と考える私も大人になったものじゃ。 午後、ペストを作ろうと屋内市場にいくが、バジルがとても高い。松の実も。今ペストソースを作るのは贅沢なことらしいと諦める。女友達にうれしいことがあり、歩きながら、そのことを考えながらにやにやする。 はたから見たらさぞ不気味だったはず。本日の映画;「パルス」電波からくゴーストの怨念が伝染し、次々と人々の生きる気力を奪いとっていく。…こここわかった。ますます携帯電話への道が遠のいた。 | |||
![]() | 一昨日の晩ご飯はオレンジラフィーのスパイス焼き。フェタチーズとサニーレタスのサラダ。それにしても代わり映えしないお皿だこと。 | ![]() | 晩ご飯はビール尻鶏をほぐしたものを野菜といためたファヒータ風とリフライド・ビーンズ、ワカモレ、ホールウィート・トルティーヤでメキシカン飯。 |
| 2006.12.30 (Sat) in NY ★★★ | |||
先日しまっていたチェルシーの園芸屋へ再びGo。四割引になっていたファイバーグラス製のばかでかプランターをかつぎ(親方が)、帰ってくる。 春になったらあれ植えて、これ植えて、と寒風のなかで夢だけが広がりゆく。晩ご飯はラム肉とふくろ茸入り麻婆豆腐、サニーレタスの韓国風サラダ。 | |||
| 2006.12.31 (Sun) in NY ★★★ | |||
バーボン飲んでリブ食べてPreservation Hall Jazz Bandを観て過ごす大晦日@Jazz Standard。無愛想なんだかシャイなんだか解らんおじさんたちが、演奏するうちに見る間に魅力的な顔になっていく。 若いメンバー兼司会者が、いかに自分が彼らに影響を受けてきたのかを熱く語っている。そのすべてに少し泣けた。ニューオリンズの音楽が私はやっぱり好きなのだ。 初めて聞いたときから体が自然にセカンドラインに反応したのを覚えている。大晦日だからって特別高いお金でライブを観るなんて間違っている気もしたが、わずかでも売上げがニューオリンズの被災地にまわされると知り、よかったと思う。 | |||
![]() | 階下の有名BBQ店ブルースモークからのメニューゆえ肉類充実。前菜のスパイシーなカレー味デビルド・エッグが美味しかった。それにダックコンフィと梨のサラダ。 | ![]() | どでかいプライム・リブアイ。デザートはクリームブリュレ。そんなものを夜更けに残さず平らげても、大晦日だから罪悪感なんてわかないのであるよ。 |