| 2006.10.15 (Sun) in Ebina ★★★ | |||
うげ、とクローゼットを開けた途端おののく。去年の帰国以来、一年間ほったらかしにしてあった革ジャンに、喜ばしくない微生物がびっしり発生している。つまりカビだらけ。 これを機に服を思い切って整理することにした。「孫が着るかも(子もいないのに)」「流行は10年でひとめぐりするっていうし(めぐっても更に時代遅れふう」などと勿体ながって眠らせていた服をばばばんと捨てていく。 母もつられて潔さを発揮し、ざくざくと袋に入れており。物捨て心は絶対伝染するとみたり。最後はゴミ箱片手に、捨てたりない!という心もちで部屋をうろうろ。 キース・リチャーズのTシャツだけは胸にあて、考え、またそっとタンスにしまった。晩ご飯は、春巻き、ミックスビーンズのサラダ、水菜の辛子和え。 | |||
| 2006.10.16 (Mon) in Tokyo ★★★ | |||
明日から石垣島なので、今晩は品川に一泊。NYから着く親方と合流する予定だが、果たして無事たどりつくのか、リムジンバスの乗り場はきちんと教えてきたが、 間違ってとんでもないところに行ってるんじゃないだろうかと心配していたら、同じようなタイミングでホテルのフロントに現れたのでびっくり。早速、居酒屋で祝杯@いの字。 海鮮サラダ、鴨と秋ナスのみそだれ、揚げ餃子、かつをたたきなど。 | |||
| 2006.10.17 (Tue) in Okinawa ★★★ | |||
ホテルはネットで探した安くて評判のよかったところ。だが評価欄の「部屋にあるマッサージチェアは邪魔。どかしてテーブルでも入れてくれたほうがよっぽどいい」という意見が気になっていたのだった。 部屋をひと目見たとたん、「そ、その通り…」と心で激しく賛同。親方、その意見をホテルに伝えたらいいんじゃないかと真顔でいうが、ご意見箱が見当たらないのでそんなこといえまへん。 このホテルで働くひとたちは物しずかで穏やか、はにかみ屋っぽく見える。よけいな笑顔がないのが物足りないような(毒されてるなあ)心地いいような。夜、ひと気の去った桟橋のベンチで、オリオンビールをちびちび。 | |||
![]() | 石垣島初日の晩ご飯は、宿のフロントのお兄さんに聞いた居酒屋へ@南風(ぱいかじ)。いか墨好きとしては、いか墨チャーハンに目が黒光り。泡盛はかびら。 | ![]() | シダの仲間オオタニワタリの胡麻サラダ。これは新芽だそう。むちむちして癖になる食感。他に島らっきょう、ゴーヤチャンプル、グルクンのから揚げと、沖縄ご飯の王道まっしぐらさー。 |
| 2006.10.18 (Wed) in Okinawa ★★★ | |||
お昼まで真栄里ビーチでのんびり。犬かきを5メートルほどしてへこたれる。午後はみんさー織りの工芸館見学。ほしいさみんさー高いさみんさー。沖縄そばのしみとか絶対つけられない値段ゆえ、あえなく断念。 社会科見学なのか体操服姿の中学生がたくさんいて、通り過ぎるたび「こんにちはー」と礼儀正しく挨拶してくる。気持ちいいのだけれど、トイレのなかでまでいわれ、後ずさる。 さてこれからお昼は毎日、沖縄そばを食べるという課題を自分に課すことにした。本日はバスターミナル近くのお店でソーキそば。のっけからおいしい。ただ、スープを飲むためのレンゲがついてこない。 すみません、レンゲもらえますか? と訊くと、お店の女の子、えっ?お客さん今、レンゲって今いいました?、と驚きの表情になりつつ持ってきてくれた。もしかしていけないこといった?レンゲはタブー?ヤボ? と、どきどき。夜、お土産屋で水牛のレンゲに目をつける。 | |||
![]() | 工芸館の入り口に干してあった織り糸。あざやかな色あいを見ると、つい目で飲み込むようにながめてしまう。体内に色彩を吸収するかのごとく。色は栄養じゃのう。 | ![]() | ミンサー織りの帯に心惹かれる色あいのものがたくさんあった。この帯のために、着物を着たいという気持ちになるほどの。そのためにゃまず働け、と。 |
![]() | ソーキそば@ひるぎ。コラーゲンたっぷり。その分カロリーもたっぷりで、沖縄にいる間に体重を着々とふやしていったことは、このときにはまだ知るよしもなし。 | ![]() | 晩ご飯はまずは石垣牛、ということで焼肉屋へGo@金城。特上ハラミ、カルビ、野菜焼き、タン塩。食べるのと焼くのに忙しく、ふとカメラの存在を思い出したときにはタンのみに…。 |
| 2006.10.19 (Thu) in Okinawa ★★★ | |||
毎日真夏のような陽射し。午前、貸し自転車で石垣市街をぐるぐる回ってみる。王朝時代の氏族屋敷という宮良殿内に入場料200円を払って入ってみた。石垣の氏族さんは質素なのか、お屋敷というより普通のちんまりした民家のよう。 待ち構えたように、縁側に座ったおじいさんが説明してくれる。津波で三万人死にました〜、その後の飢饉でさらに一万人死にました〜。すでに何千回もいってるのだろう、お経のような朗読のような口調。 流れをとめては悪いので、質問をはさむ余地はなし。桃林寺の仁王像を見ようとして見当たらず(堂々と入り口にいるというのに)、庭掃除をしているおじいさんに訊く。 おじいさん慌てて手を振り、解らないさー、もうすぐ寺の者がくるから、と首を振る。訊いてごめんなさいと謝りたくなる、誠実な慌てぶりだった。午後はバスに乗り、適当に白保で降りてみた。 ひと気のない淋しげな海岸におじさんがひとり、一心に海中に何かを探している。名所旧跡もいいが、バスに乗り適当に降りてみるというのがどの土地でも一番好きな旅の仕方だ。ただ一日に数本しかない路線がほとんどなので、帰りのバスの時刻をきちんと確かめてから散歩開始。計画的なんだか無計画なんだかねえ。 | |||
![]() | 屋根にいい感じのシーサーがいると、ついぱちり。撮るだけじゃ魔よけにゃならないさー、と屋根の上からにらまれる。 | ![]() | 本日のそばは、豚足のてびちそば@まーさん道。結構油っこいが、コラーゲン、と念じつつ食す。しかしやはり島そばにはレンゲはついてこないことが判明! |
![]() | 晩ごはんはこれまたフロントで教えてもらった居酒屋へ@錦。ビーズのような海ぶどう。きれいだし、おいしいし、なんとすぐれた食べ物じゃ。今晩の泡盛は請福。 | ![]() | ピーナツで作ったじーまみ豆腐の揚げだし。にゅる、ふわな食感。他に石垣牛串焼き、牛たたきサラダ、かじき、まぐろ腹、ぶだいのお刺身。南の海だからかお刺身はうーん今一歩。 |
| 2006.10.20 (Fri) in Okinawa ★★★ | |||
ターミナルからバスで八重山鍾乳洞のある自然村へ。鍾乳洞とリスザルとお墓を見る。ひと気がなく、どこもほぼ貸切状態。鍾乳洞好きとしては、がらんとした洞窟の内部で大声をだしてみたり、岩の上にぼんやり座ったりできるのがうれしいかぎりじゃ。 盛り上がったものを見ると登られずにおられぬ親方は、早速岩をよじ登り地盤が落ちでできた穴から地上を覗いている。ほとんど色のない洞窟のなか、綺麗な淡い緑のコケが生えている岩にはっとする。よく見れば、鍾乳洞内を照らすわずかな照明の光にすがるように生息しているのだった。健気というより怖いようなたくましい繁殖力。 精霊が宿るというガジュマルの木の根が化石化して妖怪のよう。今にもどろどろと歩き出しそうだ。昔見たチェコの映画を思い出した。木の切り株を赤ん坊として育てていたら命が宿り、動物でも人間でも丸呑みしてしまうという奇天烈話。ここはなんでもかんでも命が濃いような島だ。 | |||
![]() | 自然村のシーサー。よくよく見ると玉のような卵のようなものを持っているのが気になる。シーサー、哺乳類じゃないんすか? | ![]() | 鍾乳洞近くの店で山羊そばなるものに挑戦@一休。しかし運ばれてきて湯気のにおいをかいだ瞬間から激しく後悔…。やぎくさっ。いざ食べてみたらそうでもなかったが、多分二度とは頼まないかと。 |
![]() | 晩ご飯はまぐろ自慢の店@まぐろ処ひとし。まぐろだけでなくすべて絶品でひとしぃ!と叫びたくなる。石垣牛寿司もとろけるよう(写真は塩とタレ)。刺身はしゃこ貝とまぐろ。 | ![]() | 泡盛にシークァーサーを絞るのがお気に入り。他は、おこげにオオタニワタリやアダンの島野菜炒めをかけたもの。にんにく小ネギたっぷりのせたかつをたたき。 |
| 2006.10.21 (Sat) in Okinawa ★★★ | |||
フェリーで竹富島へ。まずは歩くより遅い水牛車でのたのたうねうねと赤瓦の集落めぐり。石塀に囲まれた家や白砂を敷いた小道がうねる島の風景。私の好きな、箱庭のごとき空間だ。 おえらい役人の無理な求愛を断った絶世の美女、安里屋クヤマの生家もちらと見た(…美女がいなきゃただの家)。水牛車のおじさんいわく「先日の台風でやわらかな葉や花のついた植物は根こそぎやられてしまった。今咲いているのは台風の後に育ったものです」。 そういわれると道端の黄色い花々もいっそう可憐でいじらしく見えてくる(単純)。貸自転車で星砂で有名なカイジ浜にも行く。わしは星砂がほしかったのか? はいつくばって必死に探すほど? と思うも、探す手はとまらず。なかなか見つけられずにいると、ツアーバスでやってきたガイドさんがお客を集めて近くで説明をはじめた。掌をこのようにね、岩場の砂に押しつけます。 ね、とれてるでしょ? そばで聞き耳をたてていた私もすかさずやってみる。あるある! 結構たくさん。そっとティッシュにくるんで持ち帰る(本当に持ち帰りたいのか、と心の声)。夜は民謡酒場へ@安里屋。 店の主人、民謡歌手の安里勇さんは下ネタがお得意だった。水牛車のおじさんも三線を手に歌ってくれた「安里屋ユンタ」をここでも聞く。安里屋づくしの一日であった。 | |||
![]() | なごみの塔の上から見た島の風景。この塔が、せまーい石の階段をつかまりつつよじ登っていくというもので、降りるときはなかなか怖いのだった。 | ![]() | シーサーのいる庭。竹富でも石垣でもあちこちでシーサー手作り体験というのをやっているが、どうも素人が作ると怪獣っぽい顔つきになるとみた。手ごわいよ、シーサー作りは。 |
![]() | 本日のそばタイムはソーキそば@そば処竹の子。ソーキが甘めの味つけでスープはあっさり。若い観光客のグループがたくさんいて、海の家を思いだしたなぁ。 | ![]() | 晩ご飯はこのアーサーの天ぷらやオオタニワタリとタカセ貝炒め、じーまみ豆腐、石垣牛サイコロステーキ、またまたイカ墨チャーハン@あじ小屋。泡盛は八重山(やいま)。 |
| 2006.10.22 (Sun) in Okinawa ★★★ | |||
朝起きたら右足が腫れており。昨日、竹富島の水牛車待合所で蚊に刺されたあたりを中心に。しかも虫刺されとは思えない腫れ具合&痛みで、親方に「ホームレスの足みたい」といわれ暗くなる。 足からばい菌が入ったかのようにぱんぱんに腫れた路上のひとの足首。あれにそっくり…。蚊に刺されたと同時に捻挫したとか?(んな器用な)足をひきずりつつ街でCD屋をのぞく。 午後はまたもや適当バスの旅、伊野田の漁港で適当下車。漁師のおじさんたちが酒盛りをしている。ひと気はなく、自分たちだけの世界。演歌なんかかけて楽しそうだ。 河口で、はっと息をのむほど綺麗なターコイス色の鳥を見た。他にも珍しい鳥が川面の魚めがけてさーと舞い降りてくる。そうこうする合間も蚊の攻撃がすごい。じたばた足踏みしながらバスを待つ私の横で、 親方は昨日も今日もへっちゃら顔。蚊にさされやすい人種とさされない人種。世のなか、ほんに不公平じゃの。 | |||
![]() | 伊野田のバス停近くのよろず屋。シャンプーも菓子パンも薬もいっしょくたに売っているような店にはついふらふらとひかれてしまう。不幸があったらしく、ひっそりと喪中の張り紙が。 | ![]() | みよ、バードウォッチャーのこの写真の腕前。というのは嘘で、看板の写真を撮っただけ。あのきらきら光る青い鳥は、これを見てカワセミだと知った。また見たい。 |
![]() | 本日のそばはソーキそば@島そば一番地。自家製麺がおいしい。うーん、ここは一日目のお店と同格一等賞かな。 | ![]() | 晩ご飯に食べたポーポー焼きは薄い卵入りお好み焼き風@もともりや。他にぐるくんのから揚げ、ゴーヤちゃんぷるー、海鮮サラダ。泡盛は請福。 |
| 2006.10.23 (Mon) in Okinawa ★★★ | |||
足の腫れますますひどし。ふくらはぎまでぱんぱんで、ますます足に貫禄たっぷりだ。このあたりじゃ陸にハブ、海にだってハブクラゲがいるらしいから、もしやハブ蚊もいるんじゃ!? と心配になってきた。ドラッグストアで「あの〜、毒虫ってこのあたりにいますか?」と訊いて、「いないと思いますが」と苦笑いされ、ムヒを薦められた。 仕方なくムヒを塗り、フェリーで小浜島へ。貸しスクーター(の後ろ)で島めぐり。ちゅらさん展望台と、迷いに迷って大岳展望台へ。「ちゅらさん」を観ていない身としては、これがあのシュガーロード! などと書かれていても、単なるさとうきび畑を走る一本道にしか見えないのである。「あの」がないのである。トゥマールビーチに座り、ウィンドボードをする人々をながめる。 長いこと見ていたら、「黄色(ウェットスーツの色)は風のとらえ方がいいね。ああ白はだめ、ありゃ初心者だ」といっぱしの批評家風になってきた。 | |||
![]() | 海と空。青い色にもいろいろだ。 | ![]() | ひとより牛が多いような島。 |
![]() | 本日のそぱは、八重山そば@小浜島の食事処ゆい。これは一緒に頼んだピーナツ味のミミガー。こっくりー。そばのあっさり味といい具合にあう。 | ![]() | 晩ご飯に食べた焼きてびち@ゆらてぃく。このくどさに段々慣れてきたのがこわい。他にそーめんちゃんぷるー、まぐろにんにく焼き、沖縄おでん、泡盛は八重山。 |
| 2006.10.24 (Tue) in Okinawa ★★★ | |||
レンタカーで島内めぐり。底原ダム、米原のヤエヤマヤシ群落へ。カビラ蝶館にも寄ってみる。オオゴマダラの蜂蜜色のさなぎが宝石のよう。蝶とともに人生を歩んできました、という雰囲気のものしずかな奥さんに展翅中のニューギニアの蝶も見せていただく。 こんなしずかな場所でこつこつと蝶の標本を作っているなんて、なんだか小川洋子さんの小説みたいな世界だ。川平湾ではグラスボート。またもひと気がない。申し訳ない気持ちでボートを独占する。 運転する若者は、海が好きで好きで長野からこの島に越してきたそうだ。「マリンビジネスは結構内地からきた人間がやってることが多いんですよ。沖縄のひとはあまり海に関心がないから」そういうものなのかもしれない。 カリブの海だって昼間から水着で泳ぐのは観光客だけだもの。海底のナマコを指し、「中国では高級食材なので、内地の暴力団が資金源のために密漁にくるんですよ」。 そのての話が好物の私は、ほう、とガラスの船底に身を乗り出す。 | |||
![]() | 川平湾の風景。こんなに綺麗だし一番有名な観光地なのにひと気なし。空港には確かにたくさん観光客がたくさん降り立っていたのに。どこ?みんなどこにいったんだ? | ![]() | 本日のそばは、川平湾の公園茶屋で八重山そば、500円。コクのあるスープがおいしい。 |
![]() | シーサーはフルーツがお好き。 | ![]() | 晩ご飯は焼肉@やまもと。大人気で予約がとりにくいのも納得のおいしさ。焼きシャブ、ツラミ(牛ほほトロ)もうまーでござんした。やっぱり肉は炭焼きじゃのう。 |
| 2006.10.25 (Wed) in Okinawa ★★★ | |||
バスで八重山民俗園へ。昔の漁師の家、昔の農家、昔の黒糖作りの風景など、島の昔を見て回る。蚊と戦いつつ。お客が集まってくると、園内で三線をひいて民謡を歌っていたおじさんやお姉さんが、沖縄音楽にはかかせぬ三板(さんば)の鳴らし方を教えてくれた。 カスタネットみたいだが、タララ、と指を動かして綺麗に鳴らすのが意外に難しい。演奏の合間に、三線弾きのおじさんが前のほうに一人座っていた男の子に「あんたさっきの団体さんと一緒にいた人だね?」と詰問するように訊いている。 え?と男の子。「ほらいたでしょ、さっき大勢で」そうですけど、もう少しここで聞きたくて、とびびった風の男の子。見ていたらなんのことはない、おじさんは「みんなで一緒に私が夜、歌っている民謡酒場に聞きにきてくれ」と勧誘しているのだった。 私たちも後ですかさず名刺を渡された。でもおじさんの歌は今一歩だったのだ。心がないというかお仕事風というか。まあ一日弾いていたら仕方ないのか。もしかしたら行きますね〜と曖昧&愛想笑い。 | |||
![]() | ここにもいたリスザル。可愛い顔してがめつい、しつこい、食いしん坊。餌をやる親方の肩や腕に次々飛びのってくるのを檻の外から(楽しいのか、本当に?)とはらはら見守る。 | ![]() | 本日のそばは、民俗園の島そばセット。お豆腐にジューシー(炊き込みご飯)にもずく。沖縄のもずく、しこしこ歯ごたえがあって、NYのスーパーで買うカップもずくとは大違いだ。 |
![]() | 午前中に食べたサーターアンダーギー(揚げたてめちゃうま)の「さよこの店」。ドーナツの写真をのせようと思ったが、あまりに看板がインパクトなもので。 | ![]() | 晩ご飯は今回一番気にいった店にふたたび@ひとし。これはまぐろの冷しゃぶ。他にイカ墨チャーハン、海ぶどう、島らっきょう。このみっつは毎日食べたい三種! |
| 2006.10.26 (Thu) in Okinawa ★★★ | |||
最後の観光日は、島のひとびとの暮らしぶりを覗き見に、バスでサンエーとMaxValueというスーパーへ。オオタニワタリも海ぶどうもお安く山積みされているのかと思ったら、結構高いんだなあ。 そう新鮮に見えないし。いいものは観光客用で地元民には案外回ってこないのか、普通のひとは山や海で採っているのか…知りたいところ。最後の島そばは初日に食べて美味しかった店へ@ひるぎ。 すると初日と同じ女の子(可愛いので覚えていた)が、なんと私たちの席にだけレンゲを持ってきた。お、覚えてたんですね、すみません私たちはこの島で成長しました、 沖縄そばは「そば」だからレンゲとかスプーンは使わないんですよね、私たちがわるうござんした。心でつぶやきつつスープを啜る。さよなら島そば。夜は民謡酒場へ@島育ち。 心にしみる島うたを聴きにいったはずが、金髪のお面つけて踊る羽目になったのはどういうわけか。 | |||
![]() | 最初はなごやかに三線の音色を聴き、歌声に耳をかたむけていたはずが…。 | ![]() | いつのまにかこんなことに。百回くらい辞退したのに「このお面かぶって!お姫様みたいでしょ」と無理やり渡される(どこかお姫様)。隣はヨン様と化した親方。後でヨン様Who?と訊いていた。 |
![]() | 民謡酒場の後に寄った居酒屋で口直し(なんの?)@南風。ゴーヤ・チャンプルーにもすかさず入ってます、スパム。 | ![]() | 最後の島らっきょう。どうにかNYで育てられるすべはないのだろうか…。 |
| 2006.10.27 (Fri) in Koenji ★★ | |||
一路、石垣島から高円寺へ。二年前に借りたマンスリーマンションは微妙に部屋全体が埃っぽい。布団もかびくさくちょっと心が暗くなる。まさか、二年前から誰も泊まってないってことないよね?ね? 晩ご飯は、昔この町に住んでいたときに時々行った揚げ物定食屋で牡蠣フライ。大昔、私も貧乏だったが(今も)さらに輪をかけて貧乏な友人たちとここに来たときのこと。 奮発してリッチな(当時は)とんかつを食べ店をでた後、そのうちの一人がふらーと貧血で倒れてしまったのを思いだす。いきなり体内に取りこまれたひさかたぶりの栄養についていけません、という感じで。 店内の張り紙が一々こうるさいところも昔のまんま。使ったティッシュは皿の上に置かないこと。見苦しいものですから。この「ですから」が効いている。はっと身を正させる何かがあるのだ。 | |||
| 2006.10.28 (Sat) in Koenji ★★★ | |||
デジカメの画像を見ていたら、知らない人たちがたくさん映っていてぎょっとする。ああそうだ。狂乱の民謡酒場で酔っ払いのおっちゃん客に「いっからいっから、写真なら撮ってやっから」とステージに押し出され、デジカメを渡した(奪われた)のだった。 おっちゃん、「へへ、ちょっと別の人も写しちゃった」と後でいっていたが…。おっちゃんは近くの席の女性たちと仲良くなりたくてしきりに話しかけていたのだ。 失礼します、と見知らぬひとたちを次々削除。昼間は渋谷。夜、三平&正夫ちゃんと次郎吉前で待ち合わせ。吾妻光良さんのブルースセッションを見たかったのだが、絶対立ち見になりそうな行列だ。 根性なしの私たちは諦め、結局、桃太郎寿司と居酒屋はしご。昔、三平とライブハウスの前で何時間も座りこんだあの根性は今いずこ。 | |||
| 2006.10.29 (Sun) in Koenji ★★★ | |||
新宿に電器屋めぐりにでたので、伊勢丹でやっているりまじいのトークショーも覗く。いきなりNYから新宿にワープしてきたみたいな私たちに、りまじいはびっくりしつつ喜んでくれた。 トークは楽しく、華やかな光が燦々とりまじいから発されている。画家と絵を観るひとの関係。本の書き手と読者よりずっと密に見える。読者は本に別世界を味わうが、絵を観るひとはその向こうに画家も見ている。 励みになる反面厳しそう。絵だけでなく自分自身に気をぬけないというか(私が抜きすぎ)。ファンのひとたちが絵を眺めるように、りまじいの一挙一動にうっとり見入っていた。 夜は、久々のかおるちゃんと高円寺で再会@龍家(日参してます)。ナスとかぶらサラダ、ふわふわ小雪、金時鯛刺、豚シャシュリーク。NYで出会った友達ってなんか特別やねんといっていたが、本当にそう。 日本で会うと、時空がふにゃーとこんがらがる感じも面白い。 | |||
| 2006.10.30 (Mon) in Koenji ★★★ | |||
今日も元気に電器やめぐり@新宿西口。オタッキーは新宿や秋葉原のビル内で永遠の時をすごせるのじゃ。夜は、ポプラ社のひとたちと阿佐ヶ谷で顔あわせ@小澤。 出版社時代の同僚で今は翻訳家の浅尾さんにも久々に会えたし、連載の挿絵を担当してくださっている吉富さんにもお会いできたのがうれしい。吉富さんの壮絶かつ面白いギックリ腰話に一同聞き入る。 食事は牛肉水菜まき、コロッケにいくらのソースがかかったもの、あんかけ鳥から揚他、手のこんだ和中折衷。くどくなくて、上品なのに食べごたえたっぷり。 その後、ちいさな沖縄バーにも行く。中央線の沖縄度は濃いから、すでに石垣島の空気が恋しくなっている身には、しんみりうれしい。 | |||
| 2006.10.31 (Tue) in Koenji ★★★ | |||
昼間は新宿で両親ととんかつ屋で昼ごはん。キャベツおかわり自由だよ〜と皆にいいつつ、おかわりしたのは私だけ。夜は魚のおいしい居酒屋で、ほうぼう、ぶり刺身、じゃこ高菜炒飯、海老生春巻き@月まる海。 食べながら、間近の席が気になって仕方ない。横柄な男と関連会社のチーフらしき女性、横柄男の同僚っぽい無口な、でも内心横柄そうな男の組み合わせ。 若い女性は自分の業績を解ってもらおうと涙ぐましいほど下手にでつつ、部下の女性の言葉つきをやんわり批判している。横柄男、格好もふんぞりかえり、「あっそ、それできみは一人暮らし?」と関係ないことを訊いている。 見たくないのについ見てしまう、さみしいやりとり。どんなに才能があっても横柄な人間はさみしい。それだけでその才が半減してみえる。このところずっと嫌な日本人を見ていなかったから、余計に心に入ってきた。 嫌なひとにそう会わずにすむ暮らしができる今を感謝せねば。 | |||