OHIRUNE Diary Oct 2006(1)


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2006.10.1 (Sun) in Ebina    ★★★

昨日ソフマップで見て気になっていたラップトップを買いにふたたび町田へ。ネットでも同じような値段で買えるようだが、512MBメモリのオマケつきだったのだ。 オマケに弱い身としてはどうにも魅力的。薬屋や文房具屋に立ち寄りたい誘惑を堪え、ざかざか出かけ、目当ての品を手に入れ、メモリも取り付けてもらい、ざかざかと帰ってくる。 さて目の前には新品のダイナブック。ええとこれを一体どうすればいいんでしたっけ? 霧のなか立ちすくむ思いで銀色の箱をながめる。新しいPCを買うのはちょうど6年ぶり。 いろんなことが進歩してるんだろうなあ…。親方に「新しいの買ったよ」と電話で報告すると、「じゃああの古代のWindows95のデスクトップはいよいよ捨てるんだね?(当然)」と冷酷なことをいう。 捨てないもんね(まだ)。晩ご飯は鯖ひと汐焼き、紫蘇とトマトと玉ねぎ、キャベツとベーコンの温サラダ。出羽桜二合。
 
2006.10.2 (Mon) in Ebina    ★★

打ち合わせふたつ。マガジンハウスのSさんと幻冬舎のSさん。ともに初対面なので緊張してでかける。しかし鼻笛やどじょうや熱帯魚や胡蝶蘭の話をきいているうちに、気持ちがお湯とまではいかないが、 ぬるま湯ぐらいまではほぐれてきた。私からは実のある話はなぁんもできなかった。もうしわけない。晩ご飯は和風ハンバーグ、きゅうりとトマトとコーンサラダ、明太おろし。
 
2006.10.3 (Tue) in Ebina    ★★

両親とサティ、酒屋へ。両親、あんパンの白餡と黒餡のことを熱く語りあっている。毎週火曜に安売りになるミニあんパンをかかさず買うらしい。 その熱弁ぶりに、あんこ嫌いの私も1個たべてみた。まずくはない。だが我が人生にあんこは必要なし。酒屋で手に入れた各種出羽桜の一升瓶(桜花や出羽さんさん)のほうが、かな〜りうれしい。
 
2006.10.4 (Wed) in Izu    ★★★

今日から二泊で、両親と恒例の伊豆稲取旅行。外は雨。いつも寄る海女屋の回転寿司が定休日だと知り、ショックを受ける。仕方なく、雑誌で見た本家鮪屋という店へ。あたりの店だった。 宿に着く前に母と私の楽しみ、稲取のダイソーもじっくりと見る。伊豆まで来て、100円ショップがいちばんの楽しみというのもいかがなものか。 温泉のなかで、六十台ぐらいの女性に「いかにこの宿を気に入っているか」「他の宿も色々試してみたけど、結局ここに戻ってきちゃうの」などという話を延々され、本当にのぼせそうになる。 私たちがようやく話の切れ目を「今だ!」と見つけてあがると、話をきいてくれそうな人のところへにじりにじりと湯をかきわけ、また話しだしている。 晩ご飯は相変わらず豪勢。刺身船盛り、ブイヤベース、魚介の紙焼き、里芋かぼちゃ煮、金目鯛煮などなど。
 
お昼に母親が食べたまぐろ赤身といくら丼。新鮮なぷちぷちのいくら、しかも量が!すごいのなんの! 私が食べたのは頭とろあぶり丼。とろが本当にとろとろのうまうまだった。この上にいくらももらって乗せたので、なんとも贅沢な丼になり。焼きしめ鯖も美味しかった。
一日目の夜は必ずでてくる金目鯛。どうでもいいことだが、大学生のときに入っていたバンドと同じ名だ。もちろん、私が名づけたんじゃないです。 ……野中丸。
 
2006.10.5 (Thu) in Izu    ★★★

雨のなか、去年から気になっていたとんぼ玉工芸館へ。こじんまりした館内はひと気なく、ほぼ貸切状態。ビルマ出身という女性がしずかについて回って、色々説明してくれる。 私はそれより、どうやってビルマから伊豆高原のこんなしずかな場所にきたのか、そっちのほうが気になって仕方ない。そこに物語がありそうな。 むろんそんなことは訊けず、ビーズや石の説明に耳傾けた。でしゃばらず控えめでややたどたどしい、小さな工芸館にふさわしいビルマ女性の声。 母、透き通ったすみれ色のとんぼ玉ネックレス買う。私は、去年高円寺で買ったオレンジのとんぼ玉でまだ何も作っていないことを思い出し、買わず。 夜更けにひとり暴風雨のなか露天風呂につかる。そんな物好きはいないと見え、洗い場の電気まで消されており。ますます嵐にゆれる小船のよう(お風呂は船の形)。台風温泉。心が逆にしずまるのう。
 
ボルネオ東海岸のベビーキャリー。こんななカゴから赤ちゃんが顔だしていたら、可愛いじゃろうなあ。 インドネシアの帽子。かぶりたくはないが、飾りたい。
 
2006.10.6 (Fri) in Izu    ★★★

ますます激しくなる雨嵐の渦中、帰路につく。途中の伊豆高原駅、やまもプラザでたんまりお土産も仕入れつつ。やまきちのからすみ(高っ!)、ふのり、あおさのり、踊り子饅頭、干物など。 運転のあまり得意じゃない父はあるスポットが心配そうだ。片側がざっぱーんと波が砕ける海、反対側は崖、しかも工事現場になっている。あの鉄骨、倒れてこないかね、そうなったら運命だな、でも心配だなあ。 と運命と心配の間をいったりきたり。あまりに繰り返すのでその地点を通るとき、車中でみな息をつめる気配に。無事通り過ぎ、息ゆるむ。 晩ご飯は魚三昧だったせいで、豚生姜焼き、蕪とキャベツ、玉ねぎのサラダ、明太子。
 
昨日のお昼のからすみパスタ@オーベルジュ・オリーブ。このお天気で客は私たちだけ。オーナーがオーベルジュとプチホテルやペンションの違いを説明してくれ、勉強になり。 ちまちま可愛い朝ごはん。私ならきっと一皿に並べちゃうに違いない。
 
2006.10.7 (Sat) in Ebina    ★★

自転車をよたよた漕いでドラッグストアへ。あちこちに彼岸花が群れている。秋空に目をむくような勇ましい咲きみだれぶり。美しい狂女のようでふらふら近寄りたくなる。 新しいPCの設定で四苦八苦。晩ご飯は銀だら西京焼き、エシャロット、小なす漬け、茸とブロッコリもやしのみぞれ和え。
 
2006.10.8 (Sun) in Ebina    ★★★

ネットのオフ会めいた飲み会@両国。この会、最初は小説すばる新人賞の同窓会ふうだったのが、今回はとあるサイト関連で参加者の幅がひろがった。 作家だけでも竹内真くん、高田侑さん、ハセベバクシンオーさんなどにぎやか。仕事量と集中力のきわめて少ない私は、いつも訊きたいと思っていることをこっそり訊く。 毎日どのくらいしごとしてますか? そしてひっそり落ち込むのだった(なら訊かなきゃいいのに)。まあとにかく、ものをつくるひとびとの寄り合いは楽しいもんじゃ。
 
2006.10.9 (Mon) in Ebina    ★★★

近所のホームセンターで野菜の種をあれあれ買う。特に今回はもやし関係を充実させる。ブロッコリもやしやケールもやしなど。実家においてある丸元淑生の本を読むたび、これからはもやし作りでしょう! 今作らなくてどうする!という気になるのだが、結局忘れてしまうのだ。今回は忘れぬよう本を持って帰ろう。晩ご飯は、ぶり焼き、れんこんとひじき炒め煮、イカとオクラのわさび和え、茸炒めと春雨サラダ。
 
2006.10.10 (Tue) in Ebina    ★★★

小学館のOさん、Mさんと美味しいイタリア飯をいただきながら、顔あわせ@KIORA。からすみのフェトチーネ、すずきのグリル、栗のアイスクリームなど、どれもくどくなくて美味しい。 Mさんは初対面だが、Oさんは遥か昔に梨木香歩さんの本の装画のお話をいただいたことがある。ものすごく久しぶりの再会だ。その間に怒涛の人生を歩まれていたらしい。 Mさんと身を乗り出し「えー」「信じられない」「下手な小説より面白すぎます!」とのめりこむ。怒涛を隠し何くわぬ顔で毎日出勤されていたところが、なにより格好いい。 他に「バハマの漁師と好青年の医者、どちらを選ぶか」という話など。Oさんの「女はジェニ、ジェニ(銭)いわないひと」という言葉を胸にきざみつつ家路につく。
 
2006.10.11 (Wed) in Ebina    ★★★

東急ハンズでナノシルバー保存容器なるものを買う。これに入れると、苺でも葱でも驚くほど長持ちする。らしい。なんと素晴らしい発明なのだ。 まだ試してもいないのにショップチャンネルの司会者のごとき口ぶりで母にも強引に薦め、自分の分と実家の分たんまり買い込んだ。リュックにぱんぱんにナノを詰めたまま、集英社の方々と顔あわせ@代々木上原。 鯖刺身、鯖とからすみ和え、コハダといくらサラダなど青魚好きには幸せでめまいがする肴ばかり。せっかくだから鯖、色々頼みましょう、といってくださる。なんていい方々なのだろう。 絶対に締め切りはおとさぬぞ、という心地になる。鯖のためならば。
 
2006.10.12 (Thu) in Ebina    ★★

さくらんぼ話のゲラ読みと、食べ物に関するエッセイ書き。新しいPCにはまだソフトが入っていないので、紙によれよれと線を引いて枡目らしきものをつくり(ものさしが見当たらなかった)、そこにちまちま文章を書く。 枡目の大きさがまちまちなので字もあわせて縮んだり伸びたり。数枚だからいいけど、これでたくさん書くのは不可能だよなあ。といいつつ、昔はしょっちゅうやっていたのだった。 午後、ローソンにジブリ美術館の入場券を買いに行く。来月の分だというのに、すでに休日はかなり売り切れ状態。おそるべしジブリ人気。
 
2006.10.13 (Fri) in Ebina    ★★

午前、さくらんぼ話とおどりば話のゲラ読み。日本にいる間はしごとはせぬぞ、と誓っちゃみたが、そういうわけにもいかなかった。忙しすぎる、ってわけもなく、なにせ日本にいる期間が長すぎるのだ。 午後、JIVEのAさんと顔あわせ@新宿。うなりたいくらい美味しい丹波の栗の巨大タルトを食べ、初対面の緊張がほどかれる。簡単にほどける緊張だこと。 晩、角川の方々と顔合わせ。一昨日行った店で。編集の方が気を遣って「他の店にしましょうか」といってくださるのを慌てて引き止めた。もう本気で毎日でも通いたい店なので。 一昨日食べて顔がとろけたしめ鯖をすかさず頼んだ。他にサンマ、平目刺し、帆立のホイル焼き、栗ごはんなど。本日はいい栗びよりじゃった。
 
2006.10.14 (Sat) in Ebina    ★★★

妹に、いつもの綾瀬にある激安ショップに連れていってもらう@双木園。500に一つくらい心くすぐるものがあるのだが、今日はその1/500が見つからず。 それでも年に一度は動向をチェックしたい店。ここに来ると、1500円のブラウスを見て「高いよねぇ」と文句をつけたくなるから、ひとって勝手なもんじゃ。 晩ご飯はからすがれいと茸のホイル焼き、鯖焼き、ふのりと水菜、冥加サラダ。ふと、これで四日間続けて鯖を食べていることに気づく。まだまだいける。
 

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