OHIRUNE Diary March 2006(1)


page bottom h o m e d i a r y
2006.3.1 (Wed) in NY    ★★

よく晴れた日。図書館で古い映画のDVDを借りてくる。ここはチャイニーズとスパニッシュの子供たちが多し。DVDも目印のシールに気をつけて探さないと、スペイン語か中国語の映画がたくさん混じっている。 入り口でスパニッシュの男の子が「ニイハオ・マー」と、チャイニーズの友達を出迎えており。からかっているのか、ごく普通の挨拶なのか観察するも判断つかず。本日の映画;「Libeled Lady」 洒落とぼけパウエル、観るたびに味をましてくる。芯がないというか心底いい加減な感じがいいな。そういう人になりたいな。夕、風邪のひき始めで嫌な予感と悪寒に全身包まれる。 晩ご飯は豚肉アスパラ巻き、湯葉もどきと枝豆、青菜の煮びたし、セロリ、カリフラワー、赤ピーマンのカレーマリネ(カレーピクルスの汁とオリーブ油で)。
 
2006.3.2 (Thu) in NY    ★★

空に色がないなと思っていたら、雪が降ってきた。水気があって重そうに、まっすぐ落ちていく雪。よく妙なバイトをする夢を見るが、今回は夢の中で釘打ちバイトに挑まんとしていた。 一本釘打って10セント、のところを心の中で「15セントにして欲しいなぁ」と思っているのだった。釘打ちヘタなのに10セントでも高いよ、と起きてから自分につっこんだ。 私もりまじいも風邪気味ゆえ、今晩予定していた「美味しいパスタを食べようよ」の会(会員二名)泣く泣くキャンセル。
 
2006.3.3 (Fri) in NY    ★★

すっかり安全になったと思っていたE.Villageの誘拐事件のことを聞いて気がしずむ。乱暴され残酷に殺されてクイーンで見つかったらしい。お金の使い方。 市や国単位の大きいのから、家庭内まで「私だったらこうするのに」と思うことは多い。たとえばNY市なら、警官と郵便局員と図書館員の数を必要な場所に絶対ふやすべきだよね、と親方と憤慨しあう。 お金持ちのいる場所ばかりが綺麗に裕福になっていき、危ない場所がもっと危なく汚くなっていく構図は、この世にごまんとある。路上の汚れ具合を見れば、そこがどんな場所か解るというもの。 E.VillageもLESも、店や道行く人は小綺麗になったが、通りはまだまだ汚れている。
 
昨日の晩は出ました巨大ウィングス。距離が遠いと配達を二軒に断られ、やっと見つけた店@ダラスBBQ。ソースは合格、クリスピー加減は不合格。理想の鶏はいずこやら。 今晩は蟹とプロッコリのクリームソース・パスタ。椰子の芽とセロリ、赤ピーマン、玉ねぎのカレー味マリネサラダ。
 
2006.3.4 (Sat) in NY    ★★

壊れたまま放ってあった(実際には壊れているかも不明)プリンタを動かそうとこころみるも、挫折。色々試すよりええい安いの買っちゃえ、というダメダメ現代人的態度で、新しいプリンタ注文。 このところ気のしずむこと多し。小さい頃、楽しみにしていた旅行や行事が終わった途端、けだるいようなぼんやりした哀しみに包まれたものだった。 「この先にはもうしばらくいいことが待っていない」というあの気持ち。旅が終わった今、目の前に控えるは税金申告や移民関係の滅入る雑事に、めりはりなき日常…。 新学期や宿題や試験とかわりない。心躍る目標をまたつくらねば。でもこういう心もちのときは、新しい旅の計画さえ心を浮きたたせることはないのだ。冬季鬱か!? 冬季オリンピックを見なかったせいで話題についていけないから!? 本日の映画;ヒッチコック「救命艇」黒澤映画を観たような重さと説得力。
 
晩ご飯は久々に、お尻にビール缶(玉ねぎ、にんにくいり)を詰め、ブラウンシュガーやスパイスを塗って焼いたBeer Buttチキン。中から蒸されてジューシーでうまし。写真はまずそう。 つけあわせに、イスラエルの食料品店で見つけた大粒のパールみたいなクスクスとブロッコリの温サラダ。クスクスはにんにく、玉ねぎと炒めチキンストックで8分ゆでる。
 
2006.3.5 (Sun) in NY    ★★

E.Villageめぐりの日。日本食良品店とチーズ屋、雑貨のSurprise Surpriseへ。グレープシードオイルとブルーチーズを買いたかったが、チーズ屋はあまりに込んでいるので挫折。両方とも「今なくても死にはしない」と負け惜しみを言いながら。 夜、またも巻き寿司を作る。まだまだ作って早く上手にまけるようになりたい。先週買いしごぼうピーラーをわくわくと取り出し、胡瓜をしゅーと細切りにする。ううむこれは楽しいかも。 買ってきた刺身のツマも「これでやったんだよ」というと、親方騙されており。
 
某所よりこっそり持ち帰りしアイビー。根よ出て来い来い!とお祈り中。 スパイシーツナ巻き。はまちと鯖刺身。好物あん肝は手に入らぬゆえ、鱈レバーの缶詰。油分を洗い流し水気をとってポン酢、ネギをかければあらまぁ、あん肝風!
 
2006.3.6 (Mon) in NY    ★★

週末からずっと、メールでえっちゃん、ナッシーと木曜の豆乳鍋に関しての打ち合わせをしている。互いにレシピを検索し、誰が何を持ってくるか等々。私は海老と海老ボールを持参することに。 このような入念かつ綿密な打ち合わせを、かつて仕事上でしたことがあっただろうか。…思い出せない。晩ご飯はサッポロ一番みそ味に鶏ともしや炒めと卵のせ。大根、セロリ、胡瓜のガーリップディップ添え。
 
2006.3.7 (Tue) in NY    ★★★

左足の真ん中の指が痛い。と思うも、よく見ると親指の隣の指だ。かつて「ロング・バケーション」で山口智子が同じ台詞を言っていたときは、うんうんと激しく同意したものじゃった。 ちなみに英語では手指はフィンガーで足指はトウだが、日本語だとどちらも「指」なんだよなぁ。分析はいいとして、それにしても痛い。指から始まり、踵、甲と伝達ゲームのように広がる痛み。 夜は、火曜じゃなくても肉を食べようよの会、J坊T坊と@Lan。ばってら、海老とくわいのこりこり美味しいしゅうまい、仔牛のレバー。男二人はその後にステーキ! 私は鯖、こはだ、ウニの寿司。J坊の真実の愛を探す旅が振り出しに戻ってしまったゆえ、こちとらも新しいドラマが始まったような新鮮な面持ちで話を聞く。
 
2006.3.8 (Wed) in NY    ★★

本日の映画;「In Her Shoes」姉妹のものがたりは、姉妹のいる人間にはよく解る。私も解る。葛藤のない姉妹なんているのだろうか。実生活を思わせるキャメロンのお馬鹿ぶりがいい。 美貌と肉体一本勝負で生きてきた彼女が、おばあちゃんたち相手に自分の居場所を見つけたときの笑顔なんて、もうすごく可愛かった。私が姉でも許すだろう、何もかも。 晩ご飯はトンカツ。ソースはおたふくと練り辛子とすり黒胡麻をまぜる。山羊のチーズ、春菊、白菜、胡桃、玉ねぎのサラダはレモン、黒胡椒、オリーブ油のドレッシング。
 
2006.3.9 (Thu) in NY    ★★★

えっちゃんちで豆乳鍋。皆、豆乳鍋に挑むのは初めてだが、入念な下調べの甲斐あってか、たいそう美味しかった。誰もが食べ過ぎて、どんなデザートも「いらなぁい」 「私も」と首をふっていたのが、アイスクリームにだけは「ちょっと貰おうかな」と反応。その「ぴくり」という反応具合がおかしかった。私も甘い物には普段反応しないのに、「ぴくり」と動いた。 しかもお茶屋さんの息子から貰ったという濃厚な抹茶パウダーをかけると、もう至福の味。皆、おかわりしまくっていた。別腹とは、偉大な言葉の発見なり。
 
2006.3.10 (Fri) in NY    ★★

用もなく「元気?」と電話をかけあうことに興味がないので(電話嫌い)、「そういう類」な留守電メッセージの場合は、メールで「挨拶返し」してしまう。相手がお喋り好きな場合、声聞いて話したいのかもなぁ、悪いな、と思いつつ。 それでメールの返事が返ってこないと、気を悪くしたかな、とそわそわ気になって仕方ない。ええいこの軟弱者。
 
2006.3.11 (Sat) in NY    ★★★

移民局の手続き用書類をコピーしに、バスに乗ってStaples@ユニオン・スクエア。大事な書類をたくさん抱えているゆえ、忘れん坊爺としては非常に緊張するトリップだ。 この前もうっかりパスポートをコピー機に忘れそうになった。無事コピーし、忘れ物がないかコピー機の前で指差し点検し、向かいのグリーンマーケットへ。 パセリとガーリックチャイブの苗、コレステロールの敵、豚肉脂肪の塊スクラップルを買い。帰ってきてから土いじり。書類をいじっているより、ずっとたのしいやい。 晩ご飯は冷凍しておいたウィングスとセロリスティック。冷凍庫にいつもウィングスが眠っておるとは、なんたーるしあわせ。
 
昨日の晩ご飯は、グルーパーのスパイス焼き(バルバドスで買ってきたスパイスとクミン、コリアンダーシード、ケイジャンスパイスとガーリックをぱらぱら)、ズッキーニ、油菜のごま油あえ。 グリーンマーケットで買いし苗。それぞれ$4。4つで$15といわれ、つい4つ買ってしまったが…考えたら$1しか得していなかった。数字に弱いと、セールスにも弱いのだ。
 
2006.3.12 (Sun) in NY    ★★

近所にベーグルとブルカを買いに行く。やっぱり胡麻ベーグルは売り切れ。同じくユダヤのパン、ブルカが焼きたてなのを暖かい袋で察知し、我慢できず店の前でちぎって食べた。 見ると、数軒隣のドーナツプラントでも、店の前でドーナツにかぶりつくオトナが五人。通りを歩く中国人、コートの裾から覗くあのパンツはどう見てもパジャマだ。その足元はスリッパ。 なんだか…色々な意味でゆるされている通りなのだった。本日の映画;「Sea biscuit」シービスケットとは航海に繰り出す男たちの保存食のビスケットのことらしい。 馬も人間も、地味で強いのがいいなあ、保存食みたいに。
 
晩ご飯は袋茸いり麻婆豆腐、山羊チーズと白菜、エンダイブ、胡桃のサラダ。中華スーパーで無料で貰った怪しい乾燥マンゴーのお菓子を千切りにしてサラダに入れてみた。正解! 先日、ナッシーからもらったバジルのフレーバーのオリーブオイル。嬉しや。パンにつけたり、野菜とあえたりしよう。
 
2006.3.13 (Mon) in NY    ★★

今月から始まる集英社のサイト連載のデザインがあがってきた。マウスを置くと霜田あゆ美さんのイラストがちゃちゃっと動くのだ。くく、可愛い…。芙蓉の水筒がイメージにぴったりだったので嬉しくなる。 午後、親方の健康診断結果を訊く問診に付き合う。親方の健康を気にかけて…というより、ドクターが素敵なのだ。医師にならなかったら、ヒッピーか売れない作家にでもなっていそうなお方だ。 禁煙できずに、先に禁煙に成功した奥さんと時々険悪になるらしい。今日は、最悪の患者に会った!参った!とぐじぐじこぼしており。終わって、あそこは最高! とドクターも太鼓判を押すジェフリーさんの肉屋に行く。親方のおかげでまたまたオマケのチーズを貰う。
 
2006.3.14 (Tue) in NY    ★★★

スパイス棚の整理。何年も前のカリブ土産のスパイスや、これは一体?という怪しいにおいの粉が、棚に手付かずになっていたので。あけて、においをかいで、捨てたり別の容器に入れ替えたり(全部すてろよ)。 整理したら、「さぁこれからもどんどん使うわよ、スパイス!」と俄然、香辛料欲がわいた。むやみに入れそうな自分が怖い。夜、火曜には焼酎を飲もうよの会、J坊T坊と@うみのいえ。 美味しいんだけど、量が少ないんだよねぇ、と百回ぐらい文句を言いながらも、好きな店。なんて客。色々な料理にあごだしが使われており柔らかな味。カボチャの煮物、豚と茄子炒め、五島うどんなど。 男衆はエイヒレに夢中。
 

page top h o m e d i a r y