OHIRUNE Diary February 2006(1)


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2006.2.1 (Wed) in NY    ★★★

ナッシー、マッキー来。ワインに美味しいロブスターのディップ、自家製セロリの漬物などいただき、宴の始まり始まり。こちらは赤ピーマン、グリーンピー、玉ねぎを入れて炊いたイエローライス、海老のコーンミール焼き、蒸インゲン、鶏のモッツァレラ焼きなど作り。 楽しく真夜中までお喋りしていると、「うるさい」という合図のように壁ががんがんと叩かれ、焦った。「う、うるさかったかな?」「でも声低いよね、私たち?」 「低い低い」とむやみに低い声を主張し自己弁護する私たち(確かに私もマッキーも声は低いが)。されど女三人…低音でもかしましかったか。
 
2006.2.2 (Thu) in NY    ★★★

短編の締め切りをひとつ終え、晴れ晴れと遊びに行こうとした矢先のこと。ネット接続が急にできなくなってしまい、焦る。サポートに電話するも、いつものコミュニケーション断絶状態に陥る。 相手がものすごぉく辛抱強く説明してくれているのは解る。解るが、やはり内容は要領得ず。DSL?ソレ黒い箱デスカ?ルーター、白い箱? こちらの質問は遥かに低レベルすぎる…。 結局治らず、諦めて出かける(いつもの逃避)。晩ご飯はりまじいとペンネアラビアータにエスカロール炒め@スパゲットトラットリア。変なおじさんに気に入られたりまじい、隙あらば腕などに触ってくるイタリアン男に、顔はにこにこしながら厳しく「ノータッチ!」とぴしゃり。 酔っ払いの助平親父。暖簾に腕押し人種たぁ彼らのこと。
 
2006.2.3 (Fri) in NY    ★★

ネット接続回復せず。すでに脳内は、あの、全てをファックスでやりとりしていたのどかな時代を回顧し始めており。あれはあれでよかった、という境地にどうにかもちこんだ後……プリンタも壊れてたよ! いう事実に行き当たり、気が遠くなる。そのせいか解らぬが、昨日から頭痛酷し。腹も痛し。デジタル恐怖症か。ベッドでのだめカンタービレを読んでごろごろ。調子の悪いときは小説よりも漫画が効くんじゃ。 本日の映画;コーエン兄弟の「Intolerable Cruelty」プリナップ(離婚時には互いの財産には手をつけないとの結婚前の同意書)は日本ではなんだか「そんな打算的な…」という印象だが、こちらじゃポピュラー。 J坊たちも交わすというので驚いた。こんなドタバタ現代劇もうまれるわけだ。
 
2006.2.4 (Sat) in NY    ★★

親方がネット接続を直してくれ、ほっとする。機械関係では、生まれてから今までどれだけの人にお世話になったことじゃろか。午後、スーパー、ドラッグストア。アパートの前庭にはリスや鳥がたくさんいるが、そう近くまで寄ってはこない。でも今日は若い男の子の足元まで近づく馴れ馴れしいリスを見て驚く。 男の子は手馴れた調子で、ナッツを投げてやっている。毎日餌をあげている様子。リスもあれで結構記憶力がいいんだな。本日の映画;「皇帝ペンギン」ペンギンごとながら、もっとうまいこと要領よく生きる方法はないのか、とはらはら。 そんなこちらが何かに毒されているんだろうな。
 
昨日の晩ご飯の、アップル、ハーブ、シャルドネ味のソーセージ。シャルドネ味といわれても?という味だが、そう書いてあるので仕方ない。温キャベツにイエローライス添え。 本日はマカロニ&チーズとグリルドシュリンプ・サラダ。チーズはコルビー&ジャックを使ったので、前回のただのチェダーチーズのみよりも、まろやかなような。
 
2006.2.5 (Sun) in NY    ★★

中国の新年のお祭り風景のなか、チャイナタウンを散歩。子供はクラッカーをばんばん鳴らし、日本の獅子舞よりカラフルな龍がうねうねと通りを練り歩いている。 その隙をぬってカリフラワー、なまず切り身、大根、キウイなど買い。帰ってきても、太鼓の音がここまで響いてくる。頭痛も三日目なので、頭に響くのがつらし。
 
ある日のおやつ。ホールフーズで買ったクラッカーにヤールズバーグ・チーズ、葡萄の葉の米包み。クラッカーにお米にチーズ…それでもおやつと言い切るか、という意見もあり。 晩ご飯はなまずのコーンミール焼き、チップスに大根、セロリ、カリフラワー、人参(嫌いなので残した)をガーリックディップで。またまた葡萄の葉の米包み。すべて手づかみで食う食う。
 
2006.2.6 (Mon) in NY    ★★

夕べは「宇宙家族ロビンソン」を観ながら、思わず画面に語りかけてしまった。スミス博士が我がままで自分勝手なのは解る。しかしこう毎エピソードごと、強欲からくる問題を巻き起こしているのに、なぜ家族は誰も博士を追い出そうとしないのだ!? 宇宙追放すべきではないか。いや、部下のドンだけは博士に厳しいのだが、優しいロビンソン家族にまぁまぁとなだめられ諦めてしまう。学ばないのか、ロビンソン一家もスミス博士も。 博士は追い出せないわ、出番は少ないわと可哀想なのはドンである。ふう、思わず熱が入ってしもうた。
 
ボリュームサラダが自分のなかで流行中。これは一昨日の焼き海老サラダ。ロメイン・レタスにブロッコリ、赤ピーマン、玉ねぎ、かりかりにんにく。野菜のドレッシングはブルーチーズ。 こちらは本日の焼肉サラダ。ロメイン・レタスに大根千切り、玉ねぎ、カリフラワー。ドレッシングはごま油、味醂、醤油、酢、生姜、人参すりおろし少々、すり胡麻。
 
2006.2.7 (Tue) in NY    ★★★

モスクワからの婚約者と寒いパリで落ち合い、熱いときを過ごしてきたJ坊、無事帰国。美味しい寿司と春鹿生絞りで再会の祝杯@かのやま。オルガちゃんはすっきりと痩せてますます可愛くなっていたが、聞けばビザ・ストレスだそう。 解る。私も移民局を前にしたときは、あまりのストレスに食欲が落ちたものだ。どんなダイエットより聞く移民局ダイエット。痩せたい方はおすすめだ。私もあと少ししたら、再び移民局関係の手続きをせねばならない。 でも図太くなっているから、今回は痩せられるか疑問なり。
 
2006.2.8 (Wed) in NY    ★★

このところまた廊下の向かいの部屋で改築が始まり、大層うるさい。この階は私以外全員勤め人らしく、皆この地獄を味わらずにすむのが羨ましい。耐えきれず、昔JALでもらった耳栓をして仕事。 面倒なので、昼ご飯を食べるときもつけたままだ。自分の咀嚼する音を聞きながらの食事…不気味だ。耳栓をすると、思わずいろんな声をだして確かめたりしてしまうのはどういう心理だろう。 仕事がはかどらぬのは、騒音のせいか耳栓遊びのせいか解らなくなってくる。夕方、ホールフーズへ日焼け止めを買いに行く。本日の映画;「Closer」二組の男女の心理がくねくねと蔦のごとく絡みあう。 ジュリア・ロバーツがこの映画ではあまり美人オーラを発していないのが、なかなかよかった。
 
晩ご飯は山菜おろし蕎麦。豚の生姜焼きサラダ。いくらお蕎麦ですっきり軽くても、相変わらずサラダが重いのである。 何年も使っている「ウォレスとグルミット」マグ。祝・アニー賞で撮ってみました。「ハウルの動く城」は逃したらしいが、確かに今回はそう感動しなかったなぁ。
 
2006.2.9 (Thu) in NY    ★★★

G男と久々に再会して、寿司、とろタルタル、牡蠣の味噌焼きなど@江差。「頼む!そ、相談事が」と慌てた様子のG男に、「バレンタイン絡みだね?」と鼻をきかせると、「そう!結婚絡みでもあり!」とのこと。 よしよし相変わらず波乱万丈の恋愛生活を送っておるようじゃな、とほくそ笑む。日本のドラマが見られなくなった今、身近で楽しめる無料ドラマは貴重なり。 しかし出会いの瞬間を聞くそばから、「既にだめかも」の予感あり。G男も勢いこんで数時間話すうち、「どう考えても彼女はダメだ」という結論を導き出しており。 結局自ら「結婚絡み」も撤回していた。というより大体それ、どう考えても既にフラれているのでは…と最後に思わず口にした私。次いこ、次、と慰める。
 
2006.2.10 (Fri) in NY    ★★

島行きの準備。「今日の日はさようなら」の歌詞を三番まで紙に書いて、パスポートケースの中にしまう。緑猿のことを寝る前に少し考えた。
 
近所で買ったブルースナッパーなる魚を焼いてみた。しかし鱈のような身がほろほろ崩れてしまったので、無理やりイエローライスの上にのせ、カリブ食堂風。卵サラダ添え。 アミーちゃん日光浴中。直射日光にあてないでください、と説明書にあったが、日光にあてると活発に動き出す。喜んでいるんじゃないか、と思うのだが。困っているのか。
 
2006.2.11 (Sat) in NY    ★★★

誕生日の夜はDr.ジョンのライブを観て過ごす@B.B.King Blues Club。相変わらずピアノも歌もよかったが、数ヶ月前に観たLe Au Jazz Barの演奏に感じた何かがなかった。うーん、何だろう。あの太っちょの体から発せられるめくるめくエネルギーのごときものが。もしかして、Drジョンは被災地ニューオリンズのために、普段より頑張ってライブをこなしているのではないか、とも思った。 年のいった音楽家のステージを観るときは、どうも体調は大丈夫かと気にする癖がついておるな。あと何度観られるか解らないのだから、一度一度が貴重なステージだ。 晩ご飯は会場でハーブ・ローストチキンにワイルドライス。さて、明日からバルバドスだ。
 
2006.2.12 (Sun) in NY   

朝起きると窓の外は真っ白。ふ、吹雪いてる…。焦って航空会社に電話するも、フライトはキャンセル。空港も閉鎖状態だという。ここから何十分待っても繋がらぬエージェンシーへの電話含め、膨大な作業は幕をあけたのであった。 バルバドスのホテル、代理店、航空会社、現地レンタカー会社に電話。数時間かかってようやく一日出発と帰国を延ばす手筈が整ったところで、明日の便もキャンセルとの続報きたる…。 ばたりとベッドに倒れ、のだめカンタービレを読みふける。夕、散歩。雪はさらさらと柔らかく、雪玉を作ろうとしても手の中で崩れるほど。普段なら、雪は嬉しいのになぁ。
 
急に空白の一日がおとずれたため、傷心の面持ちでカリフラワーのカレーピクルス作り。カリフラワーをクミンやマスタードシードやカレー等のスパイスで炒めてから、酢漬けする。 晩ご飯は消耗した気力を養うために、肉!という気分になり牛肉を焼く。ピクルス用にスパイスで炒めたカリフラワーは、そのまま食べても美味しくてとまらない。
 
2006.2.13 (Mon) in NY    ★★

雪解けでびしゃびしゃの通りをくぐりぬけ、フライフィッシングとアウドトアの店に帽子を買いに行く@ミッドタウン。店内には、カヌーを漕いだり、胸までのズボンを履いて河の中で釣りをしたりという、自然に積極的に対峙する人々のための道具がたくさんある。 が、浜辺でごろごろという怠け者専用グッズはあまり見当たらず。何も買わずすごすご帰ってくる。さて明日は飛ぶだろうか。飛んでくれ。 ちなみに昨日の雪は、1869年に観測が始まって以来、ニューヨークの積雪としては過去最高らしい。
 
ホールフーズで仕入れたメキシカン・セット。サルサ・ヴェルデ(トマティーロのグリーンサルサ)、缶詰のフリホーレス(リフライドビーンズ)、珍しい四角い形のトルティーヤチップ。 ガカモーレ、チーズをかけたフリホーレス、鶏のサルサがけ、トルティーヤチップとメヒコ風ご飯。ブロッコリのマスタードバター和え、葡萄の葉の米包み。せめて気分は南国風にね(泣)。
 

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