| 2005.12.15 (Thu) in NY ★★ | |||
ネットで遊んでいて、「やし麦茶」という文字にはっとする。よく見ると、「冷やし麦茶」の「冷」の文字の後で改行されているだけだった。どうしてこうも「やし」に反応してしまうのか。 再来月バルバドス島に行くまで本物の椰子はおあずけゆえ、やし関係に飢えているやもしれぬ。今日もチャイナタウンを散歩。白っぽく曇った夕方、徒歩10分の距離をさくさくと。 チャイナタウンにも椰子同様、中毒効果があるやもしれぬ。夜九時頃、表でどぉんずどぉん!と音がする。窓の外を見ると、独立記念日のような豪華な花火が次々うちあがっている。 澄んだ冬空の花火は、夏の花火より色濃く見える。晩ご飯は焼きそば。 | |||
| 2005.12.16 (Fri) in NY ★★ | |||
たくさんの紙とたわむれる。ラッピングペーパーで贈り物を包み、青と紫の大判封筒に、大事な貝関係や旅関係の資料をしまい、コラージュ用の様々なクラフト紙を整理。 紙と遊んでいると時間を忘れる。が、油断してるとさっと指を切られてしまう。これが痛い。紙を甘く見ちゃダメよ、うふふ、と小悪魔顔で戒められるかのようだ。 | |||
| 2005.12.17 (Sat) in NY ★★★ | |||
エセックス市場にクリスマス用の羊肉を買いに行く。肉屋のジェフリーさん、今日もにこにこと肉をさばいてくれたが、本日はお土産をくれなかった。ひとは何度か物をもらうと「次も」と期待してしまうものなのだな。 反省。は、せずに、懲りずにまた期待しよう。八百屋の店先、ぷかぷかと水の大樽に浮く緑のボールのようなものあり。パンの実だ。よく解らないままに親方と「オーブンで適当に焼けばいいんだよね、買ってみよう」と一個手にとると、そばで聞いていたおばさんが(見るに見かねて?)食べ方を教えてくれる。 「私は皮をむいて茹でて、オリーブオイルと炒めた玉ねぎとあえて食べる。美味しいわよー」とのこと。レシピを検索していたら、「ほぼ日」ではベイクしていた。 ココナツミルクで煮るポリネシアの料理もみつけた。色々な食べ方があるようだ。本日の映画;「The Village」隠遁した人々が住む村に伝わる怖い伝説。だが伝説を「つくる」のは人々だ。 | |||
![]() | 昨日はデリバリーのお寿司あれこれ。スパイダー巻きやスパイシー帆立巻き、ゴボウ巻きなど。鯖、美味しいなあ。ブロッコリと赤ピーマン、エンダイブのサラダだけ作る。 | ![]() | 晩ご飯はアーティチョークとラムのリゾットの余りで作りしパンケーキ、豚肉のマサラ酒とおろし玉ねぎ、バルサミコ酢ソース。それに昨日と同じ材料のサラダ。 |
| 2005.12.18 (Sun) in NY ★★ | |||
いつものご近所「中国人のための中華街」ではなく、観光客のための「中華街」へ出むく。腕時計$10を迷っていたら、まけてと言ってもいないのに5秒で$7にしてくれた女の子。 早っ。店長らしきおっさんが$10を受け取ろうとすると、女の子は「私が$7にしたのよ、文句ある?」という顔で静かに制した。ああ、という顔のおじさん。裏店長はこの若い少女で、おっさんはまだ勤めて十日目のバイトくんなのやもしれぬ。 しかし中華街でも値切るのが当たり前だったか。値切るべきではないところで値切るのは恥ずかしいが、値切るべきところで値切らないのも何やら悔しいものだの。 本日の映画;「Finding Forrester」ガス・ヴァン・サントはいつも「映像」としてみていたが、これはとびきりの「ものがたり」だった。書くことにまつわる不器用で優しい物語。 頑固な作家を演じるショーン・コネリーも、目から聡明さを放っている黒人の少年もよかった。 | |||
![]() | パンの実。「あかるい緑色のがいいのよぉ」とおばさんに言われた通り、鮮やかな色のを選んだ。一番綺麗な色のは、おばさんが自分の分にしていた。 | ![]() | 切ってみました。いちじくの種みたいな雰囲気。「皮をむくときはリンゴの要領で、中の芯はりんごよりも少し多めな感じでとってねぇ」と、これまた教わる。 |
![]() | 15-20分茹でてから、オリーブ油とにんにくで炒めた玉ねぎとあえて、塩胡椒。美味しい〜!平目のムニエルとブロッコリ、赤ピーマン、玉ねぎのサラダと。 | ![]() | こちらは月曜の晩ご飯。焼肉丼と、ほうれん草、赤ピーマン、松の実のサラダ。ああもうすでに、またパンの実が食べたくなっている。パンノキを育てようか。 |
| 2005.12.19 (Mon) in NY ★★ | |||
どうも風邪っぽい。歩いて4分の中華スーパーは諦め、歩いて30秒のデリと普通スーパーで買い物。普通スーパーは普通のアメリカン風だが、土地柄ゆえかなりスパニッシュ&ジューイッシュがかっている。 コーシャー系の乳製品や干し魚や豚の足やら。どう料理するのか解らないものがたくさんある。よくよく聞いていると、レジでかわされている会話は90%以上スペイン語だった。 少しだけ人のテリトリーにお邪魔しているような気分。夜、さっちゃんが送ってくれた「FACE」という日本のドラマを、観る。親方に声音つきで同時通訳したり、つっこみを入れまくりながらなので、忙しい。高橋克典、面白すぎる。 役者として開き直りというかやけっぱちというか、たくましい。いい役どころばかりやっているキムタク、藤木直人あたりは見習うべきである。 | |||
| 2005.12.20 (Tue) in NY ★★★ | |||
いかにも風邪っぽい。昨日から、日本でいただいた梅醤番茶を飲みはじめた。番茶を沸かすのが面倒なので緑茶。緑茶でもいいのだろうか? 今日から地下鉄とバスの全面ストライキ。 夕方出かける予定があるので困ったな、とMTAのサイトをのぞく。「違法のストライキのせいで」「違法の行為により」と文章に一々丁寧に「ストライカーの違法性」をうったえているところ、それぞれの熱さ憤りを感じる。 双方が穏やかに「自分が正しいんさね」と主張している。一般の人たちも状況を静かに受け入れ、仕方ないさねと黙々歩いている。いいんだけど、寒いしね、風邪だしね、零下のなかを歩くのがね、ちょいと不便なだけさね。 夜、E.Villageまで早足で30分歩く。えっちゃん、りまじとビルマ飯でごはん会@ミンガラ。帰りは運良くタクシーがつかまる。相乗り式になっていて、先客がいたので驚いた。一人$10、運ちゃんの稼ぎ時。凍える中、橋を歩いて川向こうに帰って行く人々がたくさん見える。 | |||
| 2005.12.21 (Wed) in NY ★★ | |||
昨日黙々歩いたせいか、いよいよ風邪っぽい。でも歩くのは気持ちがよいなと今さら気づく。これからもっと歩こう。腕は前でなく後ろに振るといい、とどこかの雑誌で読んだので、後ろに振り気味にする。 はたから見たら変な気もするが。手下と会う予定が、スト続行でキャンセル。図書館まで閉館になっていたので、返すはずの本をすごすご持ち帰ってくる。 | |||
![]() | 晩ご飯は牛肉とザーサイ、玉ねぎ炒めのせラーメン。海老とそら豆、アスパラのにんにく塩炒め。 | ![]() | ホーム・デポでみつけて、迷わず買ったラッピングペーパーの収納バッグ。蓋のところにリボン類を入れられるバッグもついている。すぐれものじゃあ、ありませんか。 |
| 2005.12.22 (Thu) in NY ★★ | |||
11,12月は体調が今いちなのもあるが、仕事的に冬眠の日々だ。少し書きたくなってきたが、我慢してあなぐらで丸くなる。起きたいけれど、あと少し。春がくるまでもう少しね、と親熊にさとされる小熊の心もちで。 一方で同じことを、使い慣れていない調理器具に思う。その昔もらったフィッシュロースターをしみじみ眺め、もう少し…作りたい欲がたかまってきたら一気に毎日使うぞ! などと思う。焼くぞ、魚。書くぞ、ものがたり。来年から。午後、プレゼントの包装をする。ラッピングより、使い終わった包装紙を収納バッグにしまうのが嬉しい。午後、図書館。 | |||
![]() | 晩ご飯はパンの実、そら豆、アスパラいりのパスタ。スパイシーなトマト・クリームソースで。パンの実とパスタ!はっきりいって、炭水化物とりすぎ。 | ![]() | 食器洗いに愛用中、100円ショップのスポンジ。まだ日本で売っているかなあ(親に写真を見せて送ってもらうために、撮影!)。売っている店を見かけた方、ご一報を! |
| 2005.12.23 (Fri) in NY ★★★ | |||
ようやくストが昨日終わった。私のまわりでもみな、零下の中を何十ブロックも歩いて風邪をひいたり、足を痛めたり、あれこれ支障をきたしている。MTAも膨大な損失。 潤ったのはキャブの運ちゃんくらいか。夕方からワイン、ヨーグルト菌、日本のビデオ持参でえっちゃん宅へ。鍋をいただき、エイリーンズの美味しいチーズケーキをいただき、喋り飲み、気づけば真夜中近く。 今日はバスがある!嬉しい!と思うも、深夜の運行は少ない。諦めてタクシーに乗る。今日は乗合じゃなく、少し残念。なぜかというと、先日乗り合わせたお客がハンサムな青年だったのでした。 トリニダードで乗った乗合タクシーは、いつもソカやカリプソをスピーカーからがんがんに流して走っていたのを思い出す。こちらでは運転手の人種によってインド音楽だったり、中近東音楽だったり色々だ。 | |||
| 2005.12.24 (Sat) in NY ★★ | |||
朝起きると、ずどんと体が重いこの感じ。風邪菌、体内で勝利の産声をあげており。親方の風邪も一向によくならないので、毎年恒例のペグとフランのパーティーは泣く泣く諦める。 オトナになったら、風邪は、自分のことより人に移さぬよう心配するほうが多くなる(今回は子どもが多く来るパーティーなので、なおさら)。 親方は数日前に、「今夜飲みに行けば、絶対風邪は酷くなるよ。イブのパーティーもキャンセルしなきゃならないよ。それでも行くんだね?行きたいんだね?」と私に念を押されたにも関わらず、いそいそ飲みに行き、案の定今日の事態になったゆえ、「…ソーリィ?」と小さく呟いていた。 尻上がりが気に食わん。オトナになったら、子どもよりも欲望を我慢できぬことが多くなる。力にもの言わせてなんとやら。午後、石のように重い体をずどんどんとひきずり、郵便局に不在届の荷物をとりに行く。 本日の映画;「アルフィー」欲望を我慢できぬ男、ここにもひとり。 | |||
![]() | 晩ご飯の鶏胸肉のジャーク・シーズニング焼き、キャベツとほうれん草のサラダ(ドレッシングはバルサミコ酢、にんじんすりおろし、オリーブ油、レモン)。 | ![]() | じゃがいもロースト。オニオンスープ(粉末)の袋に書いてあったレシピ通り、シーズニングとオリーブオイルをまぶし、オーブンで焼いただけ。ひと袋全部いれたら、味が濃すぎた。 |
| 2005.12.25 (Sun) in NY ★★ | |||
朝起きると、窓の外がぼうっと白い。雪かなと期待するも、霧。どこもかしこも薄く白い紗の膜をかけたよう。散歩に行こうとしたら雨が降ってきたので、スーパーとデリに寄り、すぐ帰ってくる。 吾妻光良をがんがんかけて、羊肉を焼く。ブレゼントにテンピュールの枕と宇宙家族ロビンソンの2シーズン目のDVDセットをもらう。あと、どうしても自分が使う図が想像できない花柄のコースターも知り合いから。 ありゃと思ったら、その後おそろいの柄のヤカンとカップのセットが別の箱からでてきた。ありゃりゃりゃ。本日の映画;「Sideways」ミドルエイジ・クライシス。 ワイン好きの売れない作家。おれのことかい? | |||
![]() | 今晩は、ラム・レッグのクスクス・ロール。クスクスはアプリコット、松の実、玉ねぎ入り。焼きあがりはこんな風。いっけん、チャーシュー風? | ![]() | スライスしていただきやす。芽キャベツとズッキーニはオリーブ油、バルサミコ酢、にんにくのみじん切りたっぷりをまぶして、一緒にオーブンで焼いた。 |
| 2005.12.26 (Mon) in NY ★★ | |||
雨模様。このへんは高層アパート群なので、郊外の一戸建ての家ほどクリスマスデコレーションはないけれど、時折可愛くしているバルコニーもある。好きなのは、キャンディやパラソルや鹿のライティングで飾られたペランダ。 安っぽくてチカチカ可愛い。しかしこのベランダを先日、友達は「ほらあそこ。あの飾りはダサいね」と得意げに指さしていた。私はむきになって、みしらぬ家のその飾りを「いや、可愛いよ、すごく」と弁解していた。 風邪がおなかにもきているので、おちおち遠出もできやしない。 | |||
![]() | 晩ご飯はマカロニ&チーズ(レシピは、Joy of Cookingから。チーズはマイルドのチェダーを使った)。温キャベツとラッキョウの梅ドレッシングあえ。 | ![]() | ココナツ・ブレッドで作ったフレンチトースト。もとから甘い食パンなので、シロップなしでよろし。バターとグレープシードオイルを混ぜて焼いた。牛乳100CCに卵一個。 |
| 2005.12.27 (Tue) in NY ★★ | |||
ますます体おもし。風邪と体重、両方のせいで。ベッドに寝転がって色々と本を読む。昔は書きての強烈さや激しさがほとばしるものに惹かれたが、今は逆。 「ほとばしって」いる時点で褪めもする。おさえているのに、ついほろりと零れるくらいのほうがずっと、そそられる。オンナの趣味がおやじ化した人間みたいなこと言っとるのう。 一足遅れでミシガンのジャナよりクリスマスの贈り物が届く。ケンタッキーのバーボン(缶入り)や、ジップロックの袋に無造作にいれられたチョコレート・カバーのチェリーやカシューナッツ。 ギフトというより、差し入れ!おすそわけ!という趣。こういうのが一番うれしい。「The Mystery of Missing Nun」なる本も入っていた。未解決の殺人事件や行方不明事件を集めた実話本らしい。お墓や牢獄や人の写真も載っていて、暗い雰囲気。 夏にミシガンに行った際、私が「ミシガンの奇妙な話」みたいな本を探していたのを覚えていてくれたのだろう。私が読みたいのは怖くなくて奇妙な話だが、ううむ、これは恐そう…。 晩ご飯はさつま揚げ、キムチ、ラッキョウ、腸詰とねぎ、ブロッコリ、エノキ炒め。大根おろし。 | |||
| 2005.12.28 (Wed) in NY ★★ | |||
もう一週間、まともに眠っていない。あの長くうっとりと穏やかな眠り、いつになったら手に入るのだろう。酷くなりそうな風邪の一歩手前で、からだが奮闘しているのがわかる。 梅醤番茶とエキナシアで、どうにか迫り来る敵を拒んでいるのだ。いっそのこと、朦朧として倒れるぐらい酷くなってしまえば楽な気もするが、やはりここは踏ん張ろう。晩ご飯は、豚肉もやしネギ炒めのせラーメン。 | |||
| 2005.12.29 (Thu) in NY ★★★ | |||
雨。景色が白くけぶって見える。夕、ナッシーやひとえちゃんとそのお友達や妹さん、ともこちゃん、りまじなど大人数でごはん会@Joe's上海。小籠包、豆苗、空心菜、炒飯どれも美味しい。 食べ終わり、チャイニーズカフェに移動。ともこちゃんが、りまじと私にカラーセラピーをやってくれる。背中をすいと押してもらえたような言葉の数々がありがたし。 私は大抵、言われたそばから忘れてしまうたちゆえ、メモをとってふむふむと聞き入った。りまじは周りを忘れるくらい熱心に聞き言っている。 ともこちゃんの「こんなこと言えた義理じゃないけど、ボトルが言ってるので」という発言に、ナッシーと私大受け。義理、て。占いやセラピーは、自分自身に情熱があるかないかが解って面白いな。 自分のことを多く語るひとは、自分に情熱をそそぐひと。私はひとの話を聞くほうがずっと楽しい。 | |||
| 2005.12.30 (Fri) in NY ★★ | |||
コレをまた言うと、そろそろ怒るな、というところでまた言って、やはりむっとされる。心配から言ったのだが、言われるほうは関係ない。シツこく言われたら、何を言われても鬱陶しくなってくる。 こちらは、でもわざわざ言って、「怒らせる」線を越えたので少し安心もした。もうこれで言わなくてすむから。速達がきて、何かと思えば、ペグとフランから。 クリスマスのパーティーにいけなかったので、プレゼントを送ってくれたのだ。「シカゴ」のチケットと、ホーム・デポとメイシーズの商品券。嬉しや。同時に、ふしぎ。 私たちにだけでなく、彼らはたくさんのひとに実に多くの「見返りを求めぬ贈り物」をしているのだ。しかも高価な。心にサンタが住んでいるらしい。 日本人なら、ここで恐縮してあたふたとお返しをしそうなものだが(お歳暮状態)、サンタなのでありがたくしずかに受け取る。晩ご飯はマカロニ&チーズ、油菜と豚肉炒め、キムチ。 本日の映画;「Piano Teacher」男と女の立場はいとも簡単に逆転する。その瞬間、病んでいた部分がぐわっと拡大する。恐怖エロ恋愛哲学映画だった。 | |||
| 2005.12.31 (Sat) in NY ★★ | |||
朝、はらはらと控えめに雪が待っていたが、午後にはやむ。蕎麦やお米を買いに日本スーパーへ@E.Village。クリスマスのパーティーも、レストランの予約も風邪で諦めた地味な年の暮れ。 最後のお楽しみはスーパーの福引だけだったのに、今年はやっていなかった。くじの半券をくれたが、あのガラガラ〜を自分でやらなきゃ意味がない。がっくりしながら戻る帰り道、雨がみぞれに、それからぼたん雪になった。 ちぎった紙片みたいな不定形の大きな雪が降りてくる。戻ってきて、袋をあけたが蕎麦がない。明日配達される荷物のほうに入れてしまったらしい。おせちどころか年越し蕎麦もなしになってしまった。 晩ご飯は焼きおにぎり、海老とスナップえんどうのスパイシー・マヨ炒め、まぐろ刺し、うずら豆サラダ(パセリ、玉ねぎ、にんにく、レモン)、数の子。 | |||